第10話 タロウ、もうすぐ10歳になる
短いです。よろしくお願いします。
8/30最後の方のステータスで魔剣術というのを消させて貰いました。
成長の儀からもうすぐ5年経とうとしている。この期間は主に修行だな。剣を振って魔法放って勉強しての日々だった。
冒険者になるために冒険者を雇ったのはいいけど最初に教えられたのが生き物を殺す事だった。正直なめてた。遠くから魔法でいいじゃんと思ってたし、軽い気持ちだった。
だが、冒険者には弱らせた獣を剣で斬れと言われた。刃は途中で止まるわ血は吹き出すわ肉の感触が忘れられないで吐きに吐きまくった。耐性なんてあるわけなかったが、殺して食べる事で栄養になってもらい生かしてもらっているという気持ちで少しずつ慣れていった。
その他にも冒険者について教えて貰った。冒険者ギルドに所属すればどこの街でも活動出来るみたいだ。早く冒険者になりたいな。
冒険者にはランク制度があって、上がSから下はFランクまであるらしい。F日雇いフリーター、Eバイト、Dバイトリーダー、C正社員、B課長、A部長、S社長くらいの感じかな。話を聞くところによると稼ぎはランクがあがるとけっこう違うみたいだ。
やっぱBランクからは人が減っていくらしい。DやCランクが1番多い層になっている。
俺が教えて貰った冒険者はなかなかの凄腕というわけだ。魔法なら勝てなくもないがそれ以外は全く力が及ばない。まだ成長期だからこの先にかけよう…。
10歳になれば王立学園に行く事になっている。この家から出て寮生活かぁ~。寮生活に向けて1人で出来ることはやるようにしてる。今までは、メイドのサシャがやってくれていたものも自分でやるようにしてる。
貴族が住む寮と平民が住む寮は同じ寮だが上の階と下の階でわけてるみたいだ。同部屋でへこへこされても俺はやりずらいし、良かったかもしれない。
はぁ~、緊張するけどやっぱ楽しみだなぁ~。
「おーい、タロウ今日は狩りに行くぞ!」
教師の冒険者に呼ばれた。
「今日は何を狩りに行くんですか?」
ずいぶんと打ち解けたもんだなと思いながら返事をした。
10歳で森へ狩りに行くとかなかなかできる経験じゃないだろう。冒険者の教師を頼んで本当によかったな。最初は母様や、姉様が心配して行かせてくれなかったけど説得したさ。苦労したけど。ウィング兄さんの苦労したって言葉と同じくらいは苦労した。
冒険者達からも、魔法使うならCランク程度じゃお前には勝てないとの太鼓判は貰えたし自信はある。だが、けして傲慢にはならない。いや、なれないが正解だな。
調子に乗ったらどこからともなく、 (ミテマスヨ) と聞こえてくるからだ。もはや呪いである。だが、そのお陰で今日まで生きていると思えばありがたみも感じられるな。
「今日はジャイアントベアーでも狩りに行くぞ!」
軽く言ってくれるが準備を怠るとCランクパーティーでも壊滅する魔物だ。こいつらとなら問題はないんだが。
狩りに行く前にステータスでもチェックしとくか
「ステータス!」
タロウ=グラウェル 9歳
HP 600/600
MP 1100/1100
スキル 剣術 短刀術 短剣術 氷魔法 土魔法 清潔魔法 アイテムボックス 暗視 忍び足 気配察知 気配探知 苦痛耐性 毒耐性 痺れ耐性
エクストラスキル
うーん。スキルも増えてきたな。エクストラスキルさえばれなければ問題はないけど、魔力の成長っぷりがすごいからなー、体力だって普通の大人よりあるからなぁ、書き換えるところはやっとかないとね。
エクストラスキル、読む者の鑑定は非常に便利でこっそり使っている。モノクル眼鏡でも着けたら雰囲気も出るかもしれないな。
鑑定を使うと食べれる食材は分かるし、怪我の具合や病気の症状など冒険者にとって欲しい情報が知れる。武器も掘り出し物みつけられるし、さすがはエクストラなだけはある。
ちなみに他人へのステータスの鑑定はしていない。必要なタイミングが来ていないだけだけどね。
他に便利なのが清潔魔法だ。この魔法は衣服の汚れ、汗でベタついた肌をさっぱりさせてくれる魔法だ。冒険者業界では必須らしくて覚えさせられた。
「おーい!早く行くぞ!」
「すぐいくよー!」
さ、今日も狩りますか。
5年ぶりの王都への出発まではあと少しに迫っていた。




