弌、始
side無し
全「やっとついた~!!合宿所!!!!」
大樹「腹減ったぁー!!!!!」
真理「だねー、お腹すいたー!!!」
その時だった………
プシューーーーーーーーー!!!!!!!!!!
全「!?!?!?」
利菜「わっ、えっちょっ!!!!何々!?」
気付いた時には僕達は気を失っていた…
後から分かったが、あれは強力な麻酔だった。
子供32人を寝かせるなんて簡単だ。
澪side
澪「んん……はっ!?」
えーと…ここは合宿所で…なんかガスが出てきて気を失って…??
ふと、ここが合宿所の下駄箱でないことに気づく。
澪「み、皆起きて!!!!!り…綾ちゃん!!」
とりあえず1番近くにいた綾ちゃんを起こす。
綾「…あ、何?…ってうわっ!?皆ぁ!!!!!起きろぉー!!!!!!」
綾ちゃんのおかげで皆起きてくれた。
雲花「え、はっ!?!?ここどこ!?」
?「やぁ皆さん!!!おっはよぉございまぁす♪」
全「……………誰??」
?「えーオホン!!まぁ“生櫻”とでも名乗っとこう!!!人生ずっと満開さ!!!!!」
声からするに男の人だなぁ…
生櫻「これから皆さんに『人狼ゲーム』をしてもらいまーす!!!!!
あ、それとー皆さんお分かりの通り、ここは合宿所じゃないよー!!
1階と2階は君達の住んで貰う部屋があるよーん♪そんでもって3階は追放広場。
部屋は1階ごとに4つあるから班で使ってねー!!!」
亜理紗「私男子3人と一緒の部屋なのー?(泣)」
生櫻「まーまー泣かないで!!!女の子の涙には弱いんだ…☆」
響弥「キモいわーww」
真理「お前が言えることじゃないよw同類だよww」
生櫻「えー??どこぞのバスケ部の脳筋バカと一緒とは、聞き捨てならないなー!!」
響弥「なんで知ってんだよ!!!!!てか『どこぞのバスケ部の脳筋バカ』ってさっき雪音にも言われたんだけど!?!?」
雪音「生櫻さん、せーのっ!!!」
雪音&生櫻「いぇーい☆」
月音「…打ち合わせしてんの?ww」
生櫻「ううん、ただなんとなく言いたいことが分かったからw
んじゃー、話を戻そう!!亜理紗ちゃん、大丈夫!!!夜は個人で寝て貰うから!!人狼の襲撃があるしねー。」
亜理紗「夜まで部屋一緒とか、高1の男子なめんな!!!!まぁ個人なら良いけど…」
…さっきから聞いてたけど、皆人狼ゲームをやることに突っ込んでないよね。この数分で生櫻さんと仲良くなってるしw1組のコミュニケーションの高さ…
澪「あ、あの……人狼ゲームやるんですか…??」
生櫻「あーうんやるよ!!!それに触れてなかったね、説明するね!!!!」
全(ゴクリ...)
生櫻「皆のLINEに“生櫻”って入ってると思うんだ!!」
私を含めた全員がスマホを覗く。
空巴「本当だ、入ってる!!…なんかタイムラインに『人狼ゲームのぉ?始まり始まりぃ☆』ってかいてある…」
景「いつの間に…」
生櫻「自分の部屋に入ってからしか開けないようになってるよー!!!」
大樹「ほんとだ、開かない…ブロックされてる訳でもないのに!!!!」
生櫻「魔法の力だからね☆」
全「...」
生櫻「そんな哀れむような目でスピーカー見ないで!!!(泣)」
どうしよう頭腐っちゃってるよこの人…
茉貴「てか語尾に星多すぎうざい。」
生櫻「酷い…(泣) オホン!!で、そのトークに自分の役職送ってあるから、後はその仕事を果たしてね!!!
何かあったらラインして!!!そんじゃ、今日は皆お疲れでしょうから部屋でゆっくり休んでねー!!!
とりま、1週間分の食料位は冷蔵庫にあるから自分達でご飯つくるよーにっ!!それじゃあ!!!!」
ブチッ
あ、マイク切れた。皆スピーカーを眺めている。
てか放送室どこだよ…生櫻さんがどこにいるかもわかんないし、怖っ。
まぁいーや、山登りで疲れたし、部屋いこ。
澪「夏樹ちゃん、大介君、渚君、部屋行こう?」
夏樹&大介&渚「そーすっかぁ!!」
他の人も部屋に向かってる。人狼ゲームか…どうか死にませんように…