零、プロローグ
~プロローグ~
雪音side
私達、雪月花南高校1年1組は、夏のキャンプということで山を登っていた。
雪音「きっつー…山登りとかまじ無理なんだけど…死ぬ…」
絵音「ほんと…この斜面何なのいじめか…」
光「てか高1にもなって山登りって何なんだよ遠足かよ…」
響弥「へばるな!!もっとしっかり歩けよ!!」
雪音「どこぞのバスケ部の脳筋バカは疲れというものを知らないの?」
響弥「バカじゃねーよ!テストだって点8割はとってますぅー!」
絵音「はいはい、てかテストの点で雪に勝ったことないでしょ?」
光「雪音、普段の授業寝てる癖になんで点とれるんだよー。」
雪音「さぁ?でも3人とも頭いいじゃん。」
絵音&光&響弥「この班にいる限りいい点とらないと…ww」
私を除いた3人の目がバチバチしている。
そんな他愛もない会話をしていると、後ろから声がした。
他高生1「げっ!!あれって雪月花南!!!青いリボン帯ってことは、1年1組じゃん!!」
他高生2「雪月花南?1年1組に何かあんの?」
他高生1「えっお前知らねーの!?1年の癖に生徒会に4人も入ってる生意気な奴らだよ!!と、やる気の無さすぎるクラス委員2人組。」
他校生3「会長、大倉真理。副会長、長谷川陸。会計、木村茉貴。書記、木戸星夜。クラス委員、水無月光、米津雪音。有名だよ~。」
…この通り雪月花南は評判が悪く、特に生徒会に4人所属の“1年1組”は生意気らしく、凄く有名。名前まで覚えられちゃってるし。
陸はともかく、真理ちゃんと茉貴と星夜と光の悪口言ったら許さねーぞ。
でもこんなのはいつもの事だ、校外学習のときは。もう皆慣れている。
…それで、このときは誰も知らなかったんだ。
これから、史上最悪のゲームが始まるなんて……