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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第九章 螢達との決戦
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85話 アリスと柴梅院綾時

「カゴメカゴメ

 籠の中の鳥よ

 何時何時出会う

 夜明けの晩に

 鶴と亀が滑った

 後ろの正面

 ダアレ?」


 囁くように歌い終わるとアリスは短剣を電波塔めがけて投げる。

「危ないねぇ、私は柴梅院、綺麗な声だね、それなら私も奏でようか。」

電波塔から飛び出してきた男はそう言うと竪琴を作り出し、そして凄まじい不協和音を奏でた。

「・・・煩い。」

「え?」

「煩いの、全力で行く、さっさと終わらせる、帰る。」

アリスは耐えかねたように言って腰に帯びた二本の刀を両手に構える。

「皆の前では使いたく無かったけど今なら良い。」

アリスが魔力を高めると刃が血で染め上げられたかのように赤くなり、アリスの顔には、左右の頬に三本ずつ血で化粧したような筋が首の後ろに向けて曲線を描きながら伸びていた。

「陽が女神の姿になるのと同じ、エペタムを解放した、もう貴方に勝ち目はない。」

言うなり切り付けるアリスに綾時は竪琴でそれを防ぎ、音波の振動を放つ。

「静かにしなさいよ!」

そしてアリスがキレた


 アリスが斬りかかると血の刃がいくつも現れて同時に攻撃する。

「もっと多く。」

それの数がさらに増え、より激しく綾時を襲う。

「もっと強く。」

一つ一つの刃に重厚感が生まれ破壊力が増す。

「死ね。」

血の刃が消え、放たれた一撃は綾時の胸を喰い裂くように貫いた。


 倒れた綾時の体を前にアリスは呟く。

「まだ生きてる、妖魔人の生命力は凄いのね。

でも、弱すぎる、今まで戦って楽しかったのは陽ぐらいね、他は弱すぎてつまらなかったし。

・・・今度、陰さんに手合わせのお願いでもしてみようかな。」

そんな女の子らしくないセリフを残してアリスはそこを立ち去った。



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