9話 エペタムの過去
今回もほとんど話しです。
一晩が過ぎた朝、大和に呼び出された陽は、身支度をして、大和の下に向かった。
[局長室]
そう書かれた扉を開けて陽は中に入った。
「陽か、ではさっそく出立しよう、ついてこい。」
来たことを確認すると部屋の奥へと歩きだした大和についていき、そこにあった専用のエレベーターで、地下に降りると、そこにはとても巨大な電車のホームが存在していた。
「地下にこんな物が。」
「此処は全ての県にある支局に繋がっている。
最も、今は北海道へのルート意外動かないがな。」
「さっそく乗るとしようか。」
「無論だ、そのために来たのだからな。」
そうして2人は電車に乗った。
自動運転の電車の中で2人は要点を確認した。
「まずは、エペタムについてだ。
エペタムは刀の妖だが、
報告では15才ほどの少女の姿をしているらしい、
恐らくその理由はエペタムがその少女と共に妖魔となったからだろう。」
「どういう事だ?」
「エペタムが封印された時に人柱にされた者だ。
その少女とエペタムの存在が混ざり会い今の姿になったのだろう。
推測ではあるが、今のエペタムの意識はその少女の物だ、そうでなければ少女の姿を取る事はない。」
「その少女について、何かしら知っているか?」
「そうだ、かなり古い資料だが、それを調べたところ、その少女の事が書いてあった。
その少女の名は、[アリス]と言う。」
「アリスだと!」
「陽、知り合いか?」
「違う、大体彼女は平安時代の人間だ。
だがよく知っている、
彼女は私の一族の者だ、
強力な神刀の使い手で、
刀と共に行方不明になったと聞かされて居たが、北海道にいたのか。」
「だが日本人の名ではないぞ。」
「私の一族は元々ロシアの者だ、
数百年の間にその血は薄れているがな、
アリスは生まれつき特殊な能力があったため、
先祖帰りとされ、ロシアの名前が付けられたらしい、本来の読みとは違うようだがな。」
「特殊な能力とは?」
「普通より体力があり身体能力がとても高く、
そして、森や川、山などの自然と話す事が出来たらしい、
私もその力を持っている、
最も都会では余り使えないがな。
大和の組織の資料にもある程度書いてあったな。」
「お前もその力があるのか、
あと同じ血脈ならば話も出来るか?」
「さあな、いきなり切り捨てられる事はないだろうがな。」
「それは分からないか、取り敢えず話してみよう陽そろそろ北海道に着く、降りるぞ。」
「ああ、分かった。」
そうして陽は、
自らの血脈に連なる少女、
アリスに会いに行く事になったのだった。
そろそろ新しい人物?
が必要だと思ったので
出しました。




