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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第九章 螢達との決戦
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76話 強襲

小夜子を除いた全員が陽の話を聞くために集合した。


「兄様、大丈夫ですか。」


心配そうに聞く陰に陽は笑って答える


「心配いらない、疲れただけだから。」


ちょっと待ってと史が口を挟む


「あの魔術はなんなの?

既存の魔術とはかけ離れていたけど。」


「生贄の魔術だな、己の体力そのものを魔力に変換して莫大なエネルギーを得る術だ。

そのため使用者には大きな負担がかかる、暴走した破壊神を打倒するならこれくらいでなければだめだろうからな。」


「陽、もう呪縛は解けたのか?」


「問題ない、だが召喚術には気を付けろ。

また暴走したら止まるとは思えない。」


大和に忠告したところで局員が駆け込んでくる


「どうした。」


大和の言葉に局員は素早く答える


「敵襲です、数は約千、全て人間の様ですが大群です。」


「対応はどうしている。」


「それが、予定通り籠城する予定でしたが、望月殿が一人で戦いに行ってしまわれました。」


「なら私たちも向かおう、彼女なら負ける事はありえないがな。」


そう言って陽は歩き出し、皆はそれに続いて外へ歩き出した




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


外に出ると小夜子が一人で大勢と向かい合い、既に数十人を倒していた


「陽、あの子は剣術の経験があるの?」


「ない、しかしあると同じだけの動きは出来る。」


そう言っている間にも小夜子は全ての攻撃をそれが来ることが最初から居たかのように躱していく


「皆、下がって居ろ。」


陽はそう言って皆を退却させ小夜子に言った


「魔術を使え、私が許可しよう。」


「解りました。」


彼女がそういうと敵対者達の顔はたちどころに恐怖に染まり崩れ落ちて行く


「・・・殲滅完了しました」


そう小夜子が陽に言うと皆が集まって来る


「貴女は何をしたの。」


「彼女にはその能力を高めるような力を与えた、その聴力と組み合わせてより情報収集能力を高め、精神にも干渉できるように与えた力、それは『サトリ』だ」

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