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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第八章 新たなる戦いへ
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74話 夜の試練2

「これで全力を出せる。

・・・さあ、お前たちに私を止められるか?」


陽は女神の姿へと変異し、その瞬間辺りの全てが吹き飛んだ


「なんだ今のは!魔法か?」


「違う・・・僅かだけど見えた、あたし達は斬り飛ばされた・・・陽の抜刀術で。」


アリスが答えると皆に戦慄が走る


「あれが剣技だって?

兵器と言われた方が信じるねあたしは。」


「鈴音、大丈夫ですか?」


宇迦之御魂が言うと微かな声で答えが返返される


「はい、大丈夫なのです。」


「妖狐の血をもってしてもこの破壊力か。

障壁を易々と破壊するとはのう。」


「この爺が、何楽しそうにしてやがる。」


「自分の応急処置は出来たけど、他の皆の手当をする暇はなさそうね。」


「流石、ニュクスだね、戦闘能力では僕を遥かに上回るだけはあるね。」


「兄様・・・相変わらず強いですね。」


その様子を見て陽は言い放つ


「死屍累々とはこの事だな、こんなものか?」


そう言って陽は刀を地面に置く


「兄様、それはどういう事ですか?」


怒りをにじませた陰の声に陽は答える


「別に侮っている訳ではない、少々体術を使おうかと思っただけだ。」


陽は立ち上がった大和の目の前に移動し、地面と平行な蹴りを繰り出す


「ちぃ。」


大和は後ろへ飛んでそれを躱し、槍を構えるが陽が繰り出した掌底を受け吹き飛ばされる


「これでどうだい?」


史によって打ち出された弾丸は陽を追いかけ始めるが全て闇の障壁に阻まれる

そして史に向かって放たれた回し蹴りを陰が受けようとすると足に闇がまとわりついて凝固し、刃となって襲い掛かる


「体術ですら殺傷能力がありますか。」


陰が大勢を崩すとアリスが斬りかかる


「無駄だ。」


それを闇で作った刀で吹き飛ばしそれを投げて清明が放った呪符を切り裂く


「いい加減にぶっ飛べよ!」


素早く殴り掛かった酒呑童子は当身で吹き飛ばされその先で常人離れした速度で回り込んだ陽に蹴り飛ばされる


そして陽は魔方陣を空に発生させ強力な魔法を放つ


「ライフドレイン。」


「私たちの体力が奪われている?」


その魔法は皆の生命力を奪っていく


「そうはさせない!」


魔力が放たれ魔方陣が壊される


「ニュクス、君は強い、でもここは止めさせてもらう。」


エレボスの周りに黒い帯の様な物が二つ現れそれが伸びて陽に襲い掛かる


「面倒なことだ。」


陽が障壁ではじくとそれは地面に突き刺さり、今度は地中から伸びてくる。

それを見た陽は魔術で空へと飛んで逃げる


「その程度で私に勝てるとでも?」

陽が魔力の波動を放ち、帯を打ち消してエレボスを打ち据えた


「エレボス、よくやった、準備完了だ。

龍脈解放百パーセント、神魔召喚プログラム起動。

来い、シヴァ、アヌビス。」

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