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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第八章 新たなる戦いへ
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52話 救出

陽は陰と菖蒲をメーディアと共に大阪へと帰し、メーディアに言われた建物へと到着した


「さて、ここに囚われている者を助けねばな。」


陽は扉が開かない事を確かめると闇を硬質化させて造った攻城槌(こうじょうつい)(城門を破壊する時に使う兵器)で破壊し中へ入る


「誰だ貴様は。」


そこにいたのは似合いもしない豪華な服を着た男だった


「夕月陽。

お前の様に国の大事にのうのうとしている上に少女を監禁するような屑に名乗るほどでもないがな。」


その言葉に男は青ざめる


「き、貴様が夕月陽か、それに何故それを知っている。」


男の声は震えている


「どうでも良い事だ。

それよりも少女も居場所を教えろ。」


「私は元総理大臣だぞ、それが分かっているのか。」


陽は男の首に刀の切先を突きつけ低い声で言う


「それは知らなかったな、まあ、お前如き屑が国のトップとはな。

それは良い、少女の居場所を教えろ。

それとも、死にたいのか?」


刀を突きつけながら冷徹に言い放った最後の言葉に男はますます青ざめる


「命だけは助けてくれ。」


「ああ、分かった、私はお前に危害を加えない。」


「少女は地下室だ。」


陽は男を脅して案内させ、地下への扉を開けさせると、逃げようとした男を縛り上げる


「危害は加えないが捕らえさせてもらう。」


それだけ告げると陽は地下へと降りる


「また、来たの?。

私を辱めに・・・。」


明かりの無い暗闇の中から儚げな少女の声が響く


「ここに居た屑は拘束してある。

私は君を助けに来た。」


「ありがとう。

でも帰って、わたしの事は良いから。」


「何故だ?」


「わたしを見れば解る。」


そう言って顔を上げた少女の全身には(むち)等のきずがいたるところにあり、

さらにその瞳があるべき場所には何も無く、ただぽっかりと空洞が虚空を見つめているだけだった













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