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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第八章 新たなる戦いへ
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48話 欲する物

史の示した資料には人を妖魔にするためのプロセスが書かれていた


「つまり、人への遺伝子の移植か?」


大和の言葉に史は頷く


「陽が人を妖魔人にするには対象に概念を付与する必要があるけど可能なの。

だけどニュクスが産み出した神しか出来ない。

でもこの方法なら妖魔の遺伝子サンプルは要るけど、それさえ有ればどんな妖魔の力でも付与が可能なんだよね。」


「確かにその方法なら比較的容易に出来るだろう。

拒絶反応も私が居れば制御出来るしな。」


「拒絶反応か〜考えてなかったな。」


「史、安全確認はしておけ。

方法は決まった、後はどの妖魔の力をてに入れるかだ。」


「幾つか心当たりがある。

まず3人はどのような能力を求める?」


陽の言葉にまず大和が答える


「私が求めるのは力だ。

幾度もの戦いを乗り越え、愚者に裁定を下す力が。」


「あたしは知りたい、だけど知恵が欲しいんじゃない。

あたしは全てを確認して色んな物を生み出せる力が欲しい。」


そう言ったのは史だ


「私は全ての人を癒せるように成りたい。

その為に全ての毒と薬を使う力が欲しい。」


最後に菖蒲が答える


「そうか、なら一人1つは考えられるな。

まず大和は

“ネメシス”

復讐の神であり神罰、断罪の神だ。

これはニュクスの子供だから後で史に渡しておく。

次に史、少し要望と違うが“ダイダロス”だろう、巨大な迷宮(ラビリンス)の製作者でありイカロスの翼の話は有名だな。

最後に菖蒲、お前の要望に該当するのは“メーディア”だ、稀代の薬師であり人を若返らせる話もあり、同時に毒使いであるギリシャの女性だ。

なお、メーディアは神の血筋に連なる者では無いが、神聖視される事もあるし、理由は省くが今この国に来ている筈だ。」


それに史が答える


「解った。

調整に暫くかかるからその間にダイダロスとメーディアの因子を探してきて。

他の県の制圧のついでで良いからさ。」


「大和、それらの情報が無いか調べてくれ。」


陽に大和言うと大和はパソコンを操作して行く


「解ったぞ。

今ダイダロスは奈良県の東大寺に。

メーディアは沖縄県の首里城に来ている様だ。」


「解った。

なら2手に別れよう。

私と陰、そして菖蒲はメーディアの居る沖縄に飛んでいく。

アリスと宇迦之御魂、後鈴音はダイダロス のいる東大寺へと向かってくれ。

大和には大阪の警護をまかせる。

それでは出発しよう。」


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