28話 夜の後継者
前書きと後書きに書くことが無いので次からは書かないかもしれません。
「貴方が夕月陽ね。」
陽が史とアリスを他に回して一人で秋田支局に行くと暴徒のリーダーらしき17歳位の少女に出会った
少女は黒髪のショートヘアーで、夜空を想わせるドレスを着ていた
「私は夜神星華
本来はこの世界軸に存在する者ではありませんが、
私が形式上仕えている存在に頼まれたので貴方の可能性を見るために暴徒のリーダーをしています。」
「ならどうすれば良い?」
陽が聞くと
「この草原で私と戦って下さい。」
「武器は無いのか?」
陽がさらに聞くと
「ああ、この世界には魔法が少ないようですが、私の世界には魔法がありますからね、
どうぞ殺す気で来て下さい。」
そして陽がエペタムを抜くと少女と戦いを始めた
少女は歌うように呪文を唱える
「焼き焦がせ、
それを示すは大犬座の一星、
シリウス。」
呪文の終わりとともに炎の波が現れて陽に襲いかかった
それを陽は刀を振って吹き飛ばす
「やるわね、
流石私と同じ神の力を持つだけあるわね。」
「どういう意味だ?」
「知らなかったの?
貴方にはギリシャ神話の原初の神であり、夜を司り、全ての災厄の母である[ニュクス]の血が流れているのよ。」
「夜の女神か…………
すっきりしたよ、教えてくれてありがとう。」
陽が礼を述べると星華はちらっと笑った
「どういたしまして、
ですが、まだまだですよ、まだ血の力を上手く使えていない、
教えてあげますよ。」
星華は優しく、それでいて力強く言った
「もちろんです、
私は強くならなければならない、
本当に望む道を選ぶ為に。」
「それでは、行きますよ。
氷の禊
それを示すは水瓶座の洗礼
アクエリアス。」
詠唱とともに水の竜巻が陽を襲う
「それなら水を司る蛇神の力だ。」
陽はホヤウカムイの力で竜巻を打ち消した
それを見て星華はため息をついた
「これでは、らちがあきませんね、
ならこれで終わりです。
滅びの青光
それを示すは死兆星の輝き
アルコル。」その呪文が終わると青い光が質量と破壊力を持って降り注いだ
「くっ。」
それに耐えきれず陽は膝をついた
「これに耐えますか、
なるほど、貴方の実力は本物の様です、
貴方の血の力を解放してあげましょう、かなり魔力が上がる筈ですよ、
それでは。
大いなる夜の女神
その血を継承せし者
力の枷から解き放ち
汝に夜の魔力を与えん。」
その言葉とともに陽は力が流れこんで来るのを感じた
1分程で回復した陽は星華に礼を言った
「大したことはしていませんよ、
それでは私は本来の世界に帰りますよ、
それではまた会いましょう。」
そう言うと星華は闇に溶ける様に消え去った
(もう夜か……
早い物だな、
さて、暴徒もいなくなったしアリスのところに行くか。)
そうして陽はアリスのもとに向かい、史とアリスにこの事を説明しながら山形県に向かうのだった
夜神星華はそのうち書く予定の小説の主人公です。




