11話 アリスの能力
1人増えると、
なかなか難しいです。
大阪に帰ってから3日が過ぎ、
アリスは都会での生活に慣れ初めた。
「陽、ここを教えて。」
アリスは計算や言葉、科学等は、自然界から教えてもらいよく知っていたが、コンピューターだけは全く出来なかった。
そこで陽はアリスに携帯電話の使い方を教えていたがなかなか進歩しなかった。
「なかなか進まないな。」
「だって難しいから。」
その時、大和が部屋に入ってきた
「二人共どうした?」
「アリスに携帯電話の使い方を教えていた、大和こそ何の用だ?」
「私は連絡があってきた、あとアリスと陽は植物と話せるのだから、言伝て(ことづて)をたのべば良いのではないか?」
その言葉を聞いてアリスの目が輝く、よっぽど苦手なんだな。
「あたし達は植物だけじゃ無くて動物の言葉も分かるから、
それで陽と連絡が取れるよ。」
「それでも、私にしか伝わらないから、練習は止めないよ。」
「うん、わかった。」
アリスは少し凹んでいる。
「ところで九頭竜さん、何の用ですか?」
「さっき連絡があると言ったが、まあ良い、国の動きについてだ、国は秘密利に外国に助けを求めたらしい。」
「軍が来るのか?」
「いや、軍は動かないその代わり、外国の妖魔がこの国に向かっている。」
「なんてことなの、そんなことをしたら国が危ないのに。」
「アリスよ、どういう事だ?」
「国に存在しないはずの妖魔が沢山集まるとその国における魔力のバランスが崩れて、火山の噴火や地震が起こる事があるの。」
「なるほど、それは早急に対策をとる必要があるな。」
「その妖魔を倒して、バランスを戻すのが速いのだけど。」
3人は暫く考えこんでいたが、大和の携帯電話に連絡が入った。
「九頭竜だ、どうした?
そうか、ならば我々が向かうお前達は大阪の防衛をしておけ。」
そう言うと大和は電話を切った。
「面倒な事になった。」
「何があった?」
「北海道に[アバドン]が向かっているらしい。」
「アバドンって何?」
そう聞いたのはアリスだ。
「アバドンは外国の妖魔で、
疫病を広め、
バッタやイナゴを使い、
大規模な凶作をもたらすと言われている、
その力は辺り一帯の植物を全て食らい尽くす、
名前の意味はヘブライ語で[破壊の場][滅ぼす者][奈落の底]という意味だ。」
「森を破壊するなんて許せない。」
アリスはとても怒っている。
「当然だ、大和、アリス、北海道に急ごう。」
「ええ。」
「今すぐ出立するぞ。」
そして3人は北海道に戻る事になった。
また北海道へ。




