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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第十章 唯一神との闘い
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95話 真実

 その準備と作戦の伝達が終わった後、蛍は陽を除く全員を集めて席に座るように言い、話を始めた。

「陽が居ないが良いのか?」

「構いません、彼・・・いえ彼女にかかわる事ですから。

皆さん、集まっていただきありがとうございます。」

「それは良いの、陽に関係する事って?」

「はいアリス様、それを説明します。

まず第一に聞いていることと違うと思いますが彼女の性質は本来女性です。」

それを聞いた周りの反応は驚きか、もしくはやっぱりかというのが半々だった。

「そうか、それがどうした?」

「その事を踏まえたうえで聞いて下さい、彼女は男性が苦手・・・実際は女性として男性にかかわる事に恐怖を感じてます。」

「それってまさか・・・」

呟いた宇迦之御魂に頷き、螢は真実を話し始めた。


「この事は秘密にしたいようですが、貴方達なら問題ないと思って言います。

彼女は昔、強制的に強姦されていました。

政治家によって呪術を掛けられ逆らえない上、知っての通り彼女は美人ですから。」

「でも兄様なら無理やり逆らう事も出来たのでは?」

再び螢は頷く。

「その通りです、ですが後から聞いた話ですが脅されていたようです。

彼女は妖魔人では無かった頃の陰、貴方と私の身代わりとして従っていたようです。」

「そんな・・・私が兄様を。」

「公開する必要はありません、もう終わった事ですから。」

「我々にどうしろと言うのだ?」

「今まで道理にして下さい、これを話した事は必ず伝わります、それでも今までと同じように振る舞っていてくれたなら彼女も少しは救われると思いますから。」


その時小夜子が立ち上がって歩き出す。

「気分を害されましたか?申し訳ありません。」

「いえ、少しあの方と話してきます。」

「そうですか・・・お願いします。」

「私は行けないから・・・お願い。」

「はい、アリスさん。」

その時宇迦之御魂は鈴音の眼差しに気付く。

「行って来なさい。」

「はいなのです。」

二人がその場を離れると螢は宇迦之御魂に尋ねる。

「あの子は?」

「・・・昔同じような境遇だったみたいなの、だから少し思ったことがあったのでしょう。」

「そうでしたか・・・」

「私は一度死んだ以外は特にありませんでしたからね。」

陰はそう言って自分の境遇を語る。

「そうだったの、まああたしも一度死んだけどね。

眠って気付いたら持ってた刀を封印する人柱にされていたからね、ずっと意識はあったから拷問だったよ。」

「そうですか、皆さん色々あったのですね、それではあまり時間も無いのでここまでにしましょう。」


そう言って螢は話に幕を閉じた。

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