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実力主義への道  作者: 酒呑童児
第九章 螢達との決戦
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90話 宇迦之御魂と藤宮院零華

 新潟県、宇迦之御魂の神社の近くの田畑は炎上していた、。


 「・・・十三人中、最大の問題児、そういう事ですか。

早速立ち去ってもらいましょう。」

彼女の声は普段より遥かに低く、無表情で弓を構え、氷の矢を放つ。


 「来たのね、待ってたよ?」

零華はその矢を軽く避けると薙刀なぎなたを持って距離を詰め、斬りかかる。

「それは氷像です。」

刃が当たった宇迦之御魂の体はその瞬間氷へと戻り、砕け散る。

「光の屈折率を変化させれば色も付けられる、貴女に本物は解らないでしょうね。」

辺りには多くの氷像が現れ、その全てが自ら動いて矢を放つ。

「なめるんじゃないよ。」

零華は薙刀で前方の矢を弾き落として突っ切り矢を回避する。

「貴女はデメテル、農業神が畑を焼きますか?」

「国の命令だからね、相手の食料をついでに断てってね。」

宇迦之御魂は矢を放ちながら話しかける。

「その命令に抵抗は?」

「無いね、大体農部に生まれたくて生まれたんじゃないし。」

「・・・仕方ありませんね、貴女を倒します。」

宇迦之御魂は矢を一本だけ放つ。

「こんなもの大した事ないね。」

零華はそれを叩き落とそうとして・・・腕にそれを受けた。

「光の屈折、空気中の水蒸気を利用して場所を三十センチずらした、これを避けれるのは陽と小夜子ちゃん位ね。」

「なんであたしが。」

「私は一応神様ですよ、そしてここ一帯は私の領域、神の居場所は人間が触れてはいけない場所。

そこを犯されたら幾ら私でも罰しないといけない。

絶対に二度とそれを犯さないようにね。」

「あたしをどうするつもり。」

怯えた零華に宇迦之御魂は笑いかける。

「取り敢えず呪縛を掛けます、その後は百年ぐらいここで働いてもらうよ。

不老不死だから構わないですよね?」

「・・・・・・・百年。」

絶句している零華に宇迦之御魂は呪縛を掛け、百年したら解けるようにした上で命令した。

「取り敢えず、私が離れている間に滅茶苦茶になった畑を直しておきなさい、終わったら休んでていいから。」


 そして宇迦之御魂がその場を離れ、零華は農作業を始めた

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