表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
62/67

山の頂上

日本という国のスゴいところに日本語がある!


特に(あいうえお)五十音は宇宙の原理原則を唱えている!


この宇宙には愛が溢れている!


この宇宙が産まれたとき(あ)愛の塊だった!


その愛から分け御霊である(い)命が産まれた!


その命を運ぶ(う)運命!


運命という道のりの中で出逢う(え)縁のお陰様で人生を全うしていく!


縁で繋がった皆様から(お)恩をたくさんいただく!


そして母音と子音が降り混ざった様々な人生を送り最後に恩をいただく人生から(をん)恩返しの人生を全うしていく!


人は産まれたとき「あ〰!」っと息を吐き!


今世終わるとき「ん」っと息を飲み込んであの世へ帰る!


日本語の五十音には人の人生や物事成り立ちの原理原則が全て語られている!


という相変わらず訳のわからないことを妄想しながら暇な車中の中で睡魔と戦っている男がいた!


睡魔の時に思い浮かぶことは現実からかけ離れていることが多いが日本代表に選ばれた崇からの電話で目が覚めた!


電話の向こうから崇の低い声で問題が起きています!

という話から始まった!


問題は、チームの総会で起こった!


チームの意向でキャプテンのヒロさんに代表に上がってもらってチーム全体を見てもらおう!


という意見が出て、そのまま決定した!という内容だった!


男は腑に落ちない声で

「ヒロさん上に上がったから偉くなったんやないん?」


崇は名前的にはそうだが、ちょっと一線を退いてくれという内容だと教えてくれた!


ヒロさんはチームのキャプテンから公報、宣伝、スポンサー、資金集めと正直多忙な毎日を送っていた!


これにプラス自身の事業もある中、チームと共にいる時間が減っていた!


人という生き物は夫婦でもスレ違う時間が増えると不信感が芽生え始める!


もう起きた出来事は変えられない!


崇には話はわかった!と言い電話を切った!


それから数日後ヒロさんからちょっと遊びに行っていいですか?と連絡があった!


ヒロさんは腰に慢性的な疲労感を持っていて定期的に男に動きのアドバイスを求めて来ていた!


事務所に来たヒロさんはため息と共に入ってきた!


やはり起きた出来事はかなりショックだった!


チームのために動いていたことがチーム側から不信感が生まれていたこと!


男は前向きな意見を言った!

「多忙なヒロさんを見てみんなが気を使ったんじゃないんですか!」

と言ってみたがヒロさんからの反応は悪かった!


ヒロさんは今練習に行ってもタマ拾いくらいしかやっていないと気落ちして話してくれた!


男は心の中で「キター!!」と叫んだ!


と同時に何から始めようっとちょっと思案した!


が、そんなことを長く考える暇もなくヒロさんに言った!


「ヒロさん、今は辛いだろうけど、この事が必ず良かったって思える出来事に変わるから今は笑顔で乗り切りましょう!競技と関係ない人間関係ですけど必ずメンタルを強くしてくれますから!理解はしにくいでしょうけど上にジャンプして上がる時は一度しゃがみこむんです!」


ヒロさんは

「なんかそれわかる気がします!」と覇気の感じられない返事が帰って来た!


しかし男には確信があった!


チャンスの前にピンチに見えるようなことがやって来る!


まさに今その時!


毎年万全の状態で出ていた全国大会!


今年一つ上に行くためには少し高いハードルを乗り越えて起きたかった!


が!男がいくら確信があっても当の本人が気づくには時間がかかる!


気づかないまま事が終わるかもしれない!


だが男はヒロさんの脳に言霊をインプットした!


「大丈夫!必ず良かったって思える出来事に変わるから今は笑顔で乗り切りましょう!」


ヒロさんは、話ができて良かったです!と言い帰っていった!


それから1ヶ月後のトレーニングの日にヒロさんの姿は見えなかった!


2ヶ月後も見えなかった!


3ヶ月頃ヒロさんはチームに帰ってきていた!


若い選手たちがヒロさんにどんな形でも良いから居てください!と頼み込んだらしい‼


チームもヒロさんの存在感が大きかったことに気づき以前よりチームの団結力は増したように見えた!


今年も地域リーグを制し全国大会を決めた頃ヒロさんに聞いてみた!


「今どんな感じですか!」


ヒロさんは


「あんまり良い状態ではないですね!」


男は今までのパターンで全国大会1ヶ月前で良い状態ではないことが1ヶ月後に最幸〰の状態になることにかけた!


男はヒロさんに


「あのキツい状態から良くここまで顔晴れましたね!ホントに心から尊敬します!後は全国大会で最幸〰の成果がでるでしょう」


と、ヒロさんに労いの言葉をかけた!


それから1ヶ月後に全国大会が始まった!


みんな毎年の激戦から古傷が出始めていたが三年越しの思いを胸に戦いに挑んだ!


まずはリーグ戦!


三年連続であと一歩のところで逃している悔しい経験を生かしてチームはリーグ戦全勝で決勝トーナメントに進んだ!


チーム初の決勝トーナメント!


4チーム中、3チームはプロチームだった!


ヒロさんと出会って5年!


初めて会ったときにアマチュアのままプロをなぎ倒して全国取ります!と言った!


それが実現するかもしれない!


誰もが無理だろう!と

笑うものもいた!


さすがに準決勝!大接戦の中、チームは勝利を掴んだ!


決勝は日本代表のキャプテン率いる優勝候補ナンバーワンチーム!


この高き山にチームは前半4-0でリードしていた!


中盤じわじわとプロチームは追い上げてきた!


後半一点リードしたまま時間は残りわずか!


ここでプロチームはそこ力を出す!


残りわずか数秒のところで同点ゴールを決められた!


会場は興奮のるつぼと化していた!


そして延長!


大声援の中、一進一退のまま時間が過ぎた!


スパープレーは続出されスパーセーブが連発し、このまま延長も終わるのかと思われた!


その時、ゴール前コボれたボールに反応して突っ込んできた男がいた!


誰もが一瞬止まった映像を見ている感覚だった!


蹴ったボールはゴールに突き刺さりガッツポーズで雄叫びを上げる姿があった!


決勝ゴールを決めたところにみんなが怒濤のようになだれこみ喜んでいる中心に崇がいた!


チームのエースとしてマークだらけで思うように動けなかった!

膝の古傷が痛みテーピングだらけだった!


が!最後の最後に決めてくれた!


そして必死の形相で反撃に出たプロチームだったが試合終了のホイッスルが鳴り響き決勝トーナメント初出場から全国大会初優勝まで一気にかけ上がった!


ただ一言スゴいことが起きた!


今までプロチームしか優勝がなかった!


その歴史を塗り替えた!


有名な選手はいない!

外人の補強もない!

エースは中学補欠

高校サッカーは成績残せず一度は現役を辞めた男!


普通に球技が好きな人たちの集まりがプロチームをなぎ倒して全国制覇を成し遂げた!


男はやっぱり大泣きしてしまった!


これで拓也に続いて2度目の日本を制した瞬間を味わえた!


このチームはこの後、年間3つある全国大会を全て制し前人未到の三冠制覇を成し遂げた!


この大成功に行き着くまでに強大な壁を突き破り!

深い谷底をさ迷いながらも這い上がってきて!

最後にそびえ立つ高い山を見事に登りきった!


このチームは全国制覇の後にやって来る波乱万丈な出来事にまた立ち向かうことになるがまた先の話!


ヒロさんの統率力!

崇のここというときの決断力!

いつもノリノリなチームの団結力!


耐える期間も長かったがこのチームに成功法則の最高峰を見せてもらった!


スゴい選手たちに出会えたことに心から感謝する男であった!!


つづく!














評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ