5/12
5 「昼幽霊」
インドのある村に男が住んでいた。
男は美しい妻を娶り幸せであったが、結婚の後1年と経たずに妻は病に倒れ、死んでしまった。
男は菩提をとむらい、畑仕事に勤しんだ。
家の畑に出ると、なんと妻が立っている。
男は尋ねた。
「お前、死んだのではなかったのか」
「ええ、死にましたよ。あなたの妻に間違いありません」
「しかしどうしてこんな昼間に。幽霊ならば夜出るものだろう」
妻ははずかしそうにうつむいた。
「だって……夜はとても恐いんですもの」
元ネタとオチは日本の小話を借用し、なんとなくインドの話へ。換骨奪胎がうまくいきませんでした・・・^^;