表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

優花とれんの恋物語

言えない事情

作者: ゆー

1「禁断の仲・・・?」2「気持ちの変化」3「言えない事情」の順番で読んでください。

私・・・もう、無理かもしれない。

もっと・・・一緒にいたいよ?でも・・・

周りからの圧力は、力強いものだった・・・


「いい加減別れろっての!」

「あんたなんかが菊川君の彼女とか、嘘でしょ?」

「顔・性格とともにブスなんだから」

「うん。菊川君に似合ってないのよ!」


ただいま体育館裏に呼び出され中の、高柳優花。3年1組。

今までの物語を呼んでくれたら、私のこと分かるよね。


私は、英城に好意を持ってる人達からの、毎度毎度のお呼び出し・・・

いい加減って、どっちが!?

人気がある人の彼女に圧力と根性で別れさせるこの人達は、

私より顔も性格も悪いと思う。(ナルじゃないよ)

でも、1人で太刀打ちできなくて・・・

精神的に困ってる。精神病になる前に、英城と別れたほうがいいの・・・?

大好きなのに・・・


呼び出しが終わると、れん以外教室には誰もいなかった。

放課後だからしょうがないか・・・

「優花・・・」

「どうしよう・・・英城と別れたほうが・・・いいの・・・?」

「私も・・・周也と・・・別れたほうが・・・いいのかなぁ?」

とっても辛いことだった。

好きなのに、とっても大好きなのに、別れなきゃ私達がボロボロになっていく。

「呼び出しが始まってから・・・2週間だよ・・・」

「精神病になったら・・・今度は迷惑・・・かかる・・・よね」

私の目には、涙が溜まっていた。れんの目も、潤んでいる。

「「リタイアの時期・・・なのかなぁ?」」

それを言う私とは、とっても悔しい思いでいっぱいだ。れんもそうだよね。

大好きなのに、なんで・・・?

辛いよ・・・苦しいよ・・・

熱心に考えている私とれんは、

部活なのにドアの向こうで聞いていた2人に、気付かなかった―――・・・


部活が終わる時間になって、私とれんは、昇降口に移動した。

そこには、英城と藤野君がいた。

笑顔で話す。心配をかけたくない。

顔は笑顔でも、心では泣きながら・・・


次の日の放課後。教室には1人ぼっちだった。

れんは、呼び出し中だった・・・

私は・・・どうしたらいいの・・・?


カラ・・・


ドアが開く音がして、私は振り向いた。

そこには、私の彼氏の英城がいた・・・

「英城・・・!?部活は・・・?」

私は、言葉を飲み込んでしまった。

いつもは笑顔の英城が、笑っていなかったから・・・

その言葉に英城は答えずに、私のほうに歩いてきた。

そして、私の目の前で止まると、まっすぐな瞳で私を呼んだ。

「優花」

いつもと違って、低い声だった。

「どうしたの?」

私は、できるだけ平然を装いながら答えた。

「俺って、そんなに頼りない?」

「・・・え?」

「どうして俺に相談してくれないの?俺は、優花の何?

こんなに想っているのは俺だけ?」

さっきの声とは違って切なさが出ていて、心が痛くなるような声だった。

「英城・・・?」

すると、英城は私を抱きしめた。力強く。

「もしかして・・・れんとの話を聞いてたの・・・?」

英城は、ゆっくりと頷いて、言った。

「周也と一緒にね」

「嘘・・・」

「優花が俺と別れようとしてるなんて信じられない思いだったよ」

「・・・ごめんね」

「なんで謝るの?」

「不安にさせて・・・ごめんね」

「やっぱり、俺と別れたいの?」


「英城・・・よく聞いててね」

私は、ゆっくりと話し始めた。

「うん」

「私は、あの連中のいじめには疲れた。これ以上ないくらい。

でも、英城のこと好きだから・・・だから、」

「だから?」

「何を言われても別れないよ。」

すると、英城はいつもの笑顔に戻って、もう1度私を抱きしめた。

「ありがとう。好きだよ、優花。」

「英城・・・」

「それじゃあ、あとは俺達に任せてね」

「え?俺達?何を任せるの?」

「優花をいじめた連中を、俺達、サッカー部R軍全員に。」

「へぇ?」

意味がよくわからなかった。サッカー部R軍全員って・・・11人でしょ?

禁断の仲・・・?で出てきた大杉君と寺田君もそう。

「まぁ、これからが見ものってこと。」

「あ、うん」

「俺は部活に戻るよ。あ、体育館裏で大野さんと一緒にいてよ」

「いいけど・・・何があるの?」

「いいから、任せてよ」

話もそこそこに、英城は部活に行ってしまった。

「何が起こるの・・・?」

とにかく、れんのとこに行こう!

私は、体育館裏へ向かった。


「あんたさぁ、藤野君の迷惑になってるって思わないの?」

体育館裏に近づけば近づくほど、私にも浴びさせられた声が聞こえてくる。

私は、急いでれんの隣に立った。

「は?菊川君の彼女気取りした奴が来たけど。」

「何しに来たのよ、いじめられに来たわけぇ?」

「優花・・・!なんでここに来てんの・・・!?」

ケラケラ笑っている連中を睨んで、私は言った。

「あんたら・・・ちょっと黙って?」

さっき英城と別れないと決めてから、なんだか強くなった気がする。

れんは、こっちを見て驚いている。私は、れんの耳に囁いた。

【サッカー部R軍に任せたから大丈夫】

れんは唖然としていたけど、コクコクと頷いていた。

「1人増えても変わらないんだけど。というか、あんたら早く別れてよ」

れんは、私の言葉で自信を持ったようで、連中を睨んで、言った。

「は?何言ってんのか、分かんないんだけど。」

れん・・・さすがは黒い奴だ。

「っ!!この、生意気がっ!!」

「いい気になってんじゃねーよ」

「どっちが?」


・・・この声・・・!!私とれんは、見合わせた。

私とれんが言った言葉じゃない。

それを連中は気付いていない。頭に血がのぼっていたからかな。


「てめーらに決まってんだろ!」

連中の1人は、木の棒を拾って手を振り上げた。

私とれんは、目をつぶった――――・・・


パシッ


誰かが、振り下ろされる直前でつかんだ。

「「え・・・?大杉君・・・!」」

サッカー部R軍の大杉君は、振り上げられた手を掴んだままこっちを見る。

「大丈夫?」

「「うん」」

いつの間にか、私達の周りをサッカー部R軍が取り囲んでいた。

私の隣には英城が、れんの隣には藤野君がいた。

「俺達の彼女に手を出すなんて、本当いい度胸してるよね」

「今まで知らなかったけど、僕達の気持ちまで傷つけたってこと、分かってる?」

英城と藤野君が、低い声で言う。ゾッとする・・・

連中は、開いた口が塞がらないというように、すごすごと去っていく。

時折小さな舌打ちが聞こえたが・・・

「ね、僕達に任せてって言ったよね?」

藤野君は、れんの顔を覗き込んでいる。すると、れんは藤野君に飛びついた。

「不安だったけどね・・・」

藤野君は、飛びついたれんをしっかりと抱きしめていた。

「周也の彼女は大胆だな~」

英城は、藤野君とれんのほうを向いて、にやにやしながら言った。

「クスッ。羨ましいの?英城。」

「そんなことない!」

「高柳さん、英城を抱きしめてあげてよ」

英城が藤野君をからかっていると思ったら、いつの間にか逆になっていた。

「って周也~。それって反対だよ!」

反論する英城を、私はクスクスと笑った。

「笑うなんてひどいぞ、優花~」

「はいはい、ごめんね。英城」

笑いは収まらない私だけど、英城をしっかりと抱きしめた。

英城の反応、可愛い!照れてる!

「可愛いよ、英城!」

「なっ・・・」

私は、またまた笑い出した。れんも、藤野君も笑ってる。

英城は、照れながら私を抱きしめている。

私を抱きしめた英城は、私の耳に口を寄せ、囁いた。

その言葉に私は首を振って、笑いかけた。

そして、私達は同じ道を手を繋ぎながら帰り道を歩いて行った――――・・・



―――――今まで気付かないでごめんね、愛してるよ―――――




最後まで読んでくれて、ありがとうございました!


これで最後かなぁ・・・

でも、続ける努力をさせていただきます!

もし、5話以上続く場合は、シリーズを作ろうかなと思います。


ということで、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ