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2話 龍夢

すみません。これって長いんですかね?誰か教えていただけると幸いです。

それでは本編をどうぞ。

    

         2話 龍夢


今日も今日とて、学校へ行くのだが、今日はいつもと違う。自転車に乗れていないのだ。これが、結構

辛い。自転車でパッと行けるのをわざわざ歩いていくと、いろいろ気づきがあって楽しいのだが、

足がめちゃめちゃ痛くなる。戦闘で慣れていると言っても、それとこれとは話が別。

 こうなってしまった理由。それは、

この隣にいる呑気ですぐ人を騙すコイツのせいだ。






数十分前に遡る。

「なあ、今日は歩いて行こうぜ。」

瑞がいきなり、そんなことを言い出した。

「はぁ?やだし。」

そんな俺に利益がない提案を最初は受けようとはしなかった。しかし、

「コーヒー奢るから、お願い。」

、、、めちゃめちゃ飲みたい。自分のお金で払えというのだろ?そんな買えないんですよ。そう、俺は

生活保護受けるレベルで貧乏なのである。

全く自慢ではないのだが、コーヒーを飲めるなど滅多にないのだ。

「、、、行く、、」

「やったー!!」


そしてコンビニになんとか辿り着いたのだが、

ここで、騙されていた事に気づく。

「あれー?、、財布がない、、」


コイツ多分最初からないのに嘘ついたな。






というわけで全く俺に利益がない状態であるかされているのである。帰りもバスは使いたくないので、歩かなければならない。最悪だ。今日はとてもジメジメしていて、汗が全く乾く気配がない。


「そうやあ、奏は将来どうしたいのか

決めてるの?」


いつも通り瑞は呑気に俺に向かって質問を投げかけてくる。はあ、あまり今関係ないけど、名前を呼ばれるたびに、つくづく思う。奏は女の名前だろ!

と、

正直、慣れはしたけど、やはり思ってしまう。

それはいいとして、将来かー、

「あまりしっかり考えてないな。」

「えー、意外。もっと真剣に考えているもんだと思ってたよ。」

「まず、お金のことばかりでそんなこと考える余裕がなかったなぁ。」

そう思うと、昔、まだ「神」という自覚を持つ前、

生き物、特に恐竜とか好きだっけ。うちは貧乏だから、図鑑とか買ってもらえなかったけど、図書室の

本全て制覇して、特に恐竜の図鑑は何回も借りた記憶がある。多分ティラノサウルスとかの姿が、

「神」の姿に重なったのかな。そんなことを考えていると、いつの間にか家の近くまで来ていた。大きな通りの交差点を渡って、ちょっと歩けば、家だ。

家は、うちが離婚した関係で、母方の実家暮らしだ。うちは東京オリンピックがあったくらいに建てられてるから、かなり古くて、地震などが来たら多分すぐ倒壊してしまうとよく家族で話したりする。


「奏!、夢は待った方が楽しいよ!!」


瑞はそんなことを俺に言い投げ、瞬く間に小さくなっていった。太陽はいつの間にか地球の影に入り込み、辺りは一気に闇に放り込んだ。


「俺は夢を持つ資格なんてねーよ、、」


俺は走って、家がある方へ向かった。


真っ暗な闇が飲み込もうとする最中、一つの明るき

星が誰かの道標かのように煌めいている。



朝、いつも通り、、、とは言えなかった。

もう後2週間で期末テストだからだ。そのため、今日には計画を立てて、学習を進めなければならない。日頃からある程度やっているが、暗記科目はあまりなため、なんとか計画的にやらなければ、大変な事になってしまう。そのため、早く朝飯を済ませ、準備して、いつもより20分くらい早く出た。

計画カレンダーを作るためだ。自転車を奥から出して、忘れ物がないか、頭の中で確認しながら出ていく。今日は昨日と同じく、ジメジメしていて、

気持ちが悪い。だが走ってみると、意外に風があって、そこまでつらくない。そして今日も街には平和な一日が始まりそうだった。なのだが、、、



キャーーーー!!ドドドドドドドドッ!!!


バゴーンッ!!!!


全く平和ではない不協和音が耳を掠める。最近、

多いな、、もういいやと思うくらい出る。一体、

神理衛隊というものは機能しているのか。


神理衛隊…政府が鬼などの地獄からの干渉の対策として、呪術や妖術を持つ人間を集め、

国を守る部隊。自衛隊と一種と政府は話しているが

実際のとこ怪しいところは存在している。


正直、まだ神理衛隊というやつの隊員は見たことがない。いつも、俺と瑞で対応している。ちなみに俺も瑞も神理衛隊に全くなんの関係もない。まあ、

いつも通り、倒しにいくか、、気配的に、前より強いのは確実だけど、多分大丈夫だろう。そうして、

俺はビルの屋根を飛んで、不協和音の源に向かう。

そこでは、鬼が暴れていた。「大嶽丸」鬼の中では最強と言っても過言ではない。再生力が化け物クラスであり、氷を操る。なんでこんな化け物が湧いたんだよ、、めんどくさいと思いながら、周りの様子を伺う。逃げ惑う人々な何百といた。しかしその中に着物を着た、明らかに異質の人間が数人いた。逃げるそぶりもなく、ただ、大嶽丸を眺めていた。

いや、臨戦体制だな、と察した。多分だけど、

これが神理衛隊。少し見て実力を測ろうかな。








最近本当に寒いです。少し僕も体調が悪いです。

体調管理本当に気をつけないとだなと思います。

インフルが流行っているので、みなさん、感染対策をしっかりしましょう。では、また次回で、

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