1話 青い牢獄
どうも。Yuinと申します。この作品が初めてなので、とても下手くそかもしれませんが、応援してくださると嬉しいです。
青龍は今日も飛ばずに走り続ける
朝、二つのアラームで目が覚める。いつも通り、全くと言っていいほどぐっすり眠れていない。
最近疲れてるなーと思いながら、体を起こすがあまりの寒さに、体が布団の中から出ることを拒否する。俺はそれに従って、二度寝に入ろうとしたが、
「おーい!起きろー!」
母親の怒声で阻害される。別に母親にムカついているわけではない。自分にムカついているのだ。
朝飯を食ったあと、すぐ学校の準備をして音楽を聴き、それから自転車を出して家を出る。冬の朝はとても寒いがとても気持ちいい。この登校時間が一番な至福な時間と言っても過言はないと思う。え、これは一番ではないって?俺はこれが一番の至福なんだよ!
学校に着くなり、即行でクラスに入る。リュックを下ろして、スマホとヘッドホンを出して、どちらも起動させる。そして音楽を聴きながら、いろいろする。本読んだり、単語の勉強したり、、、
学校が終われば、できるだけ早く帰宅するか、図書館によって本を借りるなり、勉強したりする。
大体毎日塾があるので、5時までには帰って、晩御飯を食べて、電車で塾に行って、帰ってその日の復習して寝る。
本当になんの変哲もない毎日。陰キャ高校生の日常って感じでしょ笑
でも、俺自身は普通ではない。いや、「人間」目線では普通ではない、が正しいかな。
「おーい。」
とここで、俺にとって聴き馴染みのある言葉が飛んできた。
「なあなあ、昨日勧めてもらったゲームあるやん?
ガチャ20連無料爆死したんだよ!お願い!慰めて?」
このように駄々を捏ねてくるこいつも「そう」だ。
こいつの名前は、「近衛瑞」
そう、あの藤原家の血筋のだ。その分家だそうだ。
そのおかげでコイツは天皇の血が入っていると言うこと。そんなやつがずっと付いてくるからヒヤヒヤして仕方がない。
「それでな、、おい、、おい話聞いてんのか!?」
「聞いとる、聞いとるから、、」
「絶対聞いてないでしょ。」
「大丈夫、大丈夫、、、」
「ふーん、、、」
そして辺りの気配ががらんと変わる。電車で終点で人が一気に降りて行きガラガラになるように。
ここは平日でも沢山人が通って賑わっている商店街なのだが、人がいないどころか、ゴミが散乱し、落書きされていて、電光看板が鬱陶しくチカチカ光っては消えている。そして、この商店街にはシンボルと言える巨大な招き猫の像がある。高さが大体3から4メートルくらいの銅像なのだが、そこだけ、神々しく光り輝いている。ここから見る限り、ゴミなどもなさそうだ。不穏な感じしかしない。
「お前といると不穏なことしか起きないな。」
これを言い終わった瞬間、言う言葉がちがったことに気がついた。だが時すでに遅し、も思う間もないまま、
「ふざけんな!!、後でカエンダケの毒盛ってやる、、、」
否定はしないんだと思ったがこれ以上怒らせるのは身には危険があり、今身が死ぬのはあまりに不都合だと思い、言わなかった。
「そんなことより、あれの方がヤバイでしょ。」
「ああ、面倒くさそうだな。お前みたいに、」
「ああん!?喧嘩売ってんのかテメえ!!」
やっべ、キレさせちゃった、、、
「とりあえず、アイツどうにかしよ。」
よかったー!!
「話は後から、、ね?」
逃げられなかったー、、
オロロロロ、、、、
それにしてもすごい妖気だな、、、一体どんなやつが降りて来たのかな?
「ねえ、、」
「なんだよ、もしかしてビビっていけないと、」
「そ、そんなんじゃないしー!一国自分で潰したしー!」
あれ軍隊は俺がほとんど壊滅させたから、俺が潰したものじゃないのかな、、、まあいいや。
「いくぞ。」
「うん!」
この商店街のは、ほとんど屋根で覆われているが、
招き猫像のところだけ屋根がない。そのことを踏まえ、上から奇襲する。瑞も考えていたことは同じようだ。上から「律水」で叩き切る。
律水…ある程度の制度がかけられている水、攻撃などに使用する。
神々しい正体は鬼のようだ。まあまあの強さかな。
大嶽丸みたいな化け物ではないが、かなり強いことには変わりない。まず両腕を狙う。
水蓮・弾散月水・三日月
ザザザザッシュッ!!!
ガガガガガあぁぁ!!!
「腕がそんなに惜しいか?笑」
なら、次は足かな、、
弾散月水は使用時の時の威力に合わせてその3分の2の反射斬撃を打つことができる。だがこれはほとんどコントロールが不可能なはずなのだが、、、
ザザザシュッ!!
ガーーー!!
1秒も満たないうちに、4股全て切り落とされた鬼が横たわっている。コイツの寿命はあと1秒だな。
災雷・天之雷殱
空中のチリを凝縮し発生させた電気が雷となって鬼の心臓を簡単に貫く。鬼は一瞬呻き声を上げたような気がしたが、すぐ消滅してしまった。気配に対して、正直なところめちゃくちゃ弱かったと感じた。
このくらいの気配なら最初の腕を狙った一撃を圧殺して来てもおかしくないからだ。少し違和感を覚えながらも、そこまで気にすることはないと勝手に切りをつけ、その場を離れようとする。
「何逃げようとしているのかな?」
くっそ。逃げれなかった、、、
このあと大体3時間くらい叱られた。いやー、
大変なものですなー笑
そんなこんなで、俺の少し違和感がある一日が幕を閉じた。ほんと、こうゆうこともあるのだが、正直、縛られているようにしか感じない。
なんでかは、、、まあ何処かでわかるだろう。
読んでいただきありがとうございました。これからも頑張って連載していくので応援よろしくお願いします。最近はとても寒いので体調にお気をつけて。