正月
「「「ハッピーニューイヤー!」」」
俺達三人は家で新年の祝いをしていた。
「と言っても時間も遅いしする事はないんですが…」
「良いのではないか?新年の祝いはできたのじゃし」
「そうですね、じゃあ朝からの行動を確認してから寝ましょうか。まず朝から昼は俺が外出の用意してる間キツナさんとナツキさんは自分の世界に戻って挨拶、そして昼からは初詣などなどして夕方に俺の実家へ挨拶、とまぁこんな感じですね」
そうして簡単に確認を終えるとそれぞれの部屋に戻りその日を終わる。そして、朝になり朝食を食べた後キツナさんとナツキさんを見送った後、家の片付けをしながら待っているとチャイムがなったので出ると着物を着た優香が立っていた。
「ゼェ………ゼェ………間に合った?!」
「ああ間に合ったけど……その格好できたの?」
「私の家、元日は和服で過ごすのが普通だからね、それよりはいこれ言ってたやつ」
「ありがとう……休んでいく?」
「じゃあお言葉に甘えて……お邪魔します」
優香はちょっとふらふらしながら家に上がる。
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「戻ったのじゃ!」
「戻ったぞ!」
「お帰りなさい、服はそこの部屋に置いてあります」
優香が帰った後、確認などを終えた俺はゲームをしながら待っていた。そしてキツナさん達が戻ってきたのでゲームをやめ優香からもらった服を置いている部屋を教えると二人はその部屋に入り数分が立ち……。
「ふむ、これが和服か…少々動きずらいな…」
「うむ、正直言って窮屈なのだ」
和服を着たキツナさんとナツキさんが部屋から出てくる。
「慣れの問題でしょうからしばらく様子みましょう、まだ時間はありますから」
予定している外出時間まで余裕があったが着慣れするために予定より早く出かける事にした。そして近くの商店街を歩いていると時雨と出会う。
「あけおめー」
「あけおめ、何したんだ?」
「昼から販売される餅作りの手伝い、もう終わったけど」
「そうかじゃあ一緒に歩くか?」
「うんいいよ」
そうして四人で歩き、昼になる頃には二人とも和服には慣れたようで足元を気にせず普通に歩いていた。
「ここで何をするんじゃ?ナツキは離れるで無い」
「今年も健康に過ごせるようになど自分に不幸がこないように祈ったりするんです」
「健康を神頼みするのか?」
「伝統なのでそこまで深い意味は無いですよ」
その後時雨とナツキさん、俺とキツナさんの二手に別れた後俺達はおみくじの所に来ていた。
「これはなんじゃ?」
「おみくじと言ってこれで今年の運勢を占うんです」
「ふむ………大吉と書いてあるな」
「すごいですね本物なのも関わってるんですかね?…吉か」
「それでこれはどうするのじゃ?」
「あそこに結ぶんです」
二人でおみくじを結びつけた後も神社を見て回り、見終えた時雨達と合流して参拝し終えると神社をあとにし時雨と別れ、駅に向かう。
「改めて思うがこの世界は娯楽にも力が入っているんじゃな」
「他の世界も探せばあるんじゃないんです?」
「いやここまで娯楽がある世界はこの世界のみじゃ」
「えっ…人1人の生死でも世界は分岐するはずじゃなかったです?」
「そのはずなんじゃがなぁ、そのせいであいつも頭を悩ませておったな」
「創世の神が悩むって結構大変な事じゃ……」
「まぁ心配する事はないわしらが関わっている以上、世界への危害はない」
そうして駅に着き切符を買ってから電車に乗ってから30分過ぎた後10分程度さらに歩いて俺の実家到着する。
「この世界ならばこの姿が良いのか?」
「そうですね、自分でも髪まで黒くしなくても良いですよナツキさんの説明を自然にしないといけませんから」
「心配するな妾も黒くする事ぐらいわけはない!」
そう言ってすぐにナツキさんの髪色が赤色から黒髪へと変わる。そうして大人の姿となったキツナさんと髪色のみを変えたナツキさん達と共に玄関前に行き俺がチャイムを押すとすぐに扉が開く。
「あけましておめでとう、そして……ただいま」
扉を開いて俺達を見て驚いている親に向かって挨拶をした。




