表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鈴の音  作者: シカタ
28/40

準備 中

「それでやる事とは?」


俺達はキツナさんの後についていくと周りがよく見える野原で立ち止まる。


「お主の訓練が(おも)じゃがついでに己の可能な事を見直すためじゃな」


改めた戦力の確認と出来る事を見直すことで派生が生まれるかもしれないとのこと。


「まぁ訓練といってもいままでの復習なんじゃが」

「復習も大切ですからね」


まだ使いこなしているとは言えないので復習としてもありがたい。


「まずは空を動くところからじゃな」

「はい」


二人で空に立ってから動き始める。最初にやるのは加速と停止だ。


「これは結構使うので慣れましたね」

「ならばもう少し早く動いてもらおうかのう…よくみておれよ?」

「えっ………早…」


キツナさんは俺の前から後ろに来たがその速度が瞬間移動と認識してもおかしくない。


「お主ならこれに近い速さを出せるはずじゃ」

「速度は出せても止まるのが難しいんですよね」

「最初のうちは当然じゃからわしが抑えてやる」


深呼吸をしてから妖力の操作を始める。


「………ふむ、なるほど」


キツナさんが呟くと同時に俺は足にためていた妖力を爆発させる。


「くっ…止まれっ……」


再び足に妖力を貯めて止まろうとするが速度が少し下がるだけで止まる気配はない。


「まずは成功を体験させるべきじゃったなすまん」

「……ありがとうございます」


止めてくれたキツナさんがそんな事を言う。


「ナツキよ出来るな?」

『……………ん?ああそんな事は朝飯前じゃ』

「どうかしました?」


数秒の間があいてから返事をされたのでどうしたのか聞く。


『実はな…魂が変化しかけておるのだこれではユウキが元の身体に戻れるかわからんぞ』

「えっ…」

「ナツキ、具体的な事はわかるか?」

『うむ、変化と言っても詳しくは融合だな…あの神が与えた何かしらの力がユウキの魂と適合して魂が神になりかけておるのだ。完全になった場合おそらくあの神に近い存在になるだろうな』

「それで、身体が魂についてこれないから元の身体に戻れなくなるかもしれないと」

「これは時雨も見る必要がありそうじゃな、ナツキは続きを頼む」


キツナさんは時雨の元に降りていき俺とナツキさんは訓練を続ける。


『確か、高い速度の止まり方だったか?』

「そうですね…俺に成功を体験させてやれと言ってましたね」


俺はナツキさんと入れ替わる。……髪の色が明るい赤から真紅になっている気がする?


「ユウキなら感覚を一度しるとすぐ、ものにするだろう?」

『まぁそうですね』


ナツキさんは妖力の操作を始めたので集中して見る。


「…………と、こんな感じだな」

『なるほど俺って間違いだらけだったんですね』

「そうだな」

『早めに教えくれてもいいのでは?』

「これほどの速さでなければユウキは停止出来ていたからな」


再び入れ替わり見た通り行動を始める。足に妖力を貯めてから爆発させるのは変わらない…俺がやっていなかったのは再利用だ。爆発に使って外に出た妖力を瞬時に再び操作し壁を作って貫通した瞬間また壁を作るを繰り返して速度を落としていく。


「………通り過ぎた」

『まぁ…成功は成功じゃから…』


想定していた停止場所より大きくずれた。その後、練習を繰り返していると時雨を調べ終えたキツナさんが来た。


「時雨の魂は支配を受けなくなった以外は特に問題はない」

「支配?」

「細かく言えば影響を受けないじゃな。精神や思考など己に害を与えられる物を全て無力化が可能じゃ」


お礼と言われたので疑うのは良くないと思うがデメリット無しは逆に怖い。


「お主の魂が変化しておるからと言ってわしらが何か出来るわけでもないからな、このまま訓練を続けるぞ」


そのまま今日一日は訓練に費やた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ