準備 前
「時雨、俺達がこの世界に来て最初に立っていた場所ってわかる?」
「うん」
「ちょっとやりたい事があるから案内お願いしていい?」
「いいよ」
俺達は部屋の片付けをしてから外に出る。
「そこで何するの?」
走っている最中に聞かれる。
「この世界の神ってさ俺達の世界から人をさらってたじゃん?なら逆ができる可能性も考えて保険としてあいつらに話をしておこうと思って」
「でも僕達の世界に魔力はないよ?」
「いや俺の予想通りならそこの問題はどうにかなると思う」
「まぁあいつらなら事前に知っていれば大丈夫か」
そんな感じに話しながら走っていると目的地についた。
「キツナさんお願いします」
「うむ。時間がかかるから少しでも休んでおけ」
俺達は座ってできる遊びをしながら待っていると終わったと言われる。
「あまり長く話すとそれだけ元の世界に戻るのが遅くなるからな」
「なら1日くらい伸びたところで教えてください」
そこまで長く話すつもりはないがあちらからの質問で伸びる事を考慮しておく。
「…お?聞こえるか?」
『……思考会話ってことはお前異世界にいるのか』
「さすがの理解力」
手短に説明をする。
『うん…分かったいつでも動けるようにみんなに話しておく、出来ればそんな事が起きないようにして欲しいけどな』
「俺達も頑張るつもりだけど万が一って事があるからな」
『………今フラグ立たなかった?』
「気のせいだろ」
しばらく質問に答えながら会話しているとキツナさんにそろそろ1日伸びると言われる。
「じゃそろそろ終わるぞ」
『おっけいこっちの防衛は任せてくれ』
「任せた!異世界の大将!」
『その呼び方はやめ…』
最後までいい聞く前に切る。
「よし、これであっちはなんとかなるだろう」
「僕も話したかったなぁ」
「すまんな流石にもう一人増えたら戦いに支障をきたすからな」
体育座りしている時雨にキツナさんが背中をさすり励ましている。
「それじゃあ戻りますよ」
俺は無視してそんな事を言うと二人はすぐに立ち上がり走り始める。
「……左右からゴブリンと狼がきてる」
「ふむ…予兆か余波かのどちらかじゃな」
「倒します?」
「そうじゃなあの程度では使えんからな」
その場に木の棒を立ててから俺が左に時雨とキツナさんが右にいくがお互いそれほど棒の影が動く前に戻ってきた。
「なんか混じってましたね」
大群の全員の魂に小さいが威圧がある物があった。
「どうやら余波であっているようじゃな」
「 てことは明日にはもっと強いのが出てくるんですね」
村の宿に戻る頃には日が暮れていた。
「明日はやってもらう事があるからな充分に休んでおくのじゃぞ」
その後飯を食ってから風呂に入り今日を終えた。




