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鈴の音  作者: シカタ
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情報②

「えー、まず最初に言う事は……魔族達の戦力が半壊しました」


魔族二人の記憶を見終わった時雨が最初に言ったのは敵の戦力が減ったと言う事だった。


「えっ…あれで?」

「うん、あれで」


確かにたくさんいたけどまさかあれで半分だったのか。


「いやぁ僕も驚いたよまさか自分一人が逃げるために戦力の半分を使うなんてね」

「それだけの数を呼べるならその女の魔族ってかなりの立場?」

「まぁ…そうだね。彼女は『四天王候補』だったらしいし」


時雨と戦っているところを見せてもらうが確かに凄い動きをしていた。


「あぁ…あとキツナさんが倒した人は本物の四天王だったよ」

「ほう…あれが四天王か…あれじゃな?『四天王の中でも最弱』と言うやつじゃな?」

「どこで覚えたんですか?」


いったいいつ知ったのだろうか?などと思ってもしょうがないので話に戻る。


「それと魔王が生まれる日も分かったよ…三日後らしい。誕生させる理由は…まぁキツナさんの世界と同じ世界征服だね」

「三日か……あいつらに任せるのは無理だな」


あいつらとは王都の召喚された人達の事だ。同じような身体つきなうえ、さらに思考して会話する相手を殺すなんてとても三日以内に割り切れる物じゃない。


「ならばついでに魔王も倒しておくかのう」


魔王をついで扱い出来るのは俺達くらいだろう。


「それならやれる事は出来るだけやっておくか」

「そうじゃな…だか何をする?」

『王都にいる王の記憶を見に行くのはどうだ?』


別にいまさら用意する事もないので何をするのか考えているとナツキさんが提案する。


「たしか…召喚を昨日まで引き伸ばした人だっけ?」

『そうだな…あと個人的にカミノと話したいと言うのもあるが…』

「まぁいいじゃろう…ただ記憶をみるなら夜の方が都合が良いからそれまで待つ事になるじゃろうな」

「国の王に干渉するわけですからね」


王都に行くのは深夜と言う事になりそれまではそれぞれ自由行動することになった。


「時雨、死体処理手伝ってくれ」

「オッケー」


俺と時雨はキツナさんとその場で分かれた。


------------------


「いやぁ凄い光景だなぁ」


隙間なく倒れている数万の死体を見てそんな事を言われる。


「でもなんで端の方だけは焼けてるんだ?」

「妖力の細かい調整はまだ出来なくて…」


一人で戦う以上どうしても他の場所がガラ空きになってしまうのでとりあえず妖力を投げまくったのである。


『さすがに妖力をそのままの状態で投げるのは妾も驚いたぞ』


時雨に同意してもらうようにナツキさんが話しかけている。


「そのままの妖力って普通の火と変わらないの?」

『いや…結構違うぞ?火と違い、純粋な妖力は妖力からでる熱を感じるだけで火傷をしてしまう』

「「やばー」」


話を終えると時雨はナツキさんの出した死体のみ燃える妖火を死体の一体ずつに出していき、しばらく待ち死体は全てなくなった後改めて夜までそれぞれ過ごした。

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