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鈴の音  作者: シカタ
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魔族の恐怖

「じゃあ俺達はあっちを倒してくる」


俺とナツキさんはこちらに来ている大群に向かって走り出す。


「わしは精霊を相手するからお主はそのほかの奴らを相手にせよ」

「わかりました」


キツナさんの身体が光ると精霊達はその光に向かって行った。


「わしは邪魔にならぬ所に向かうから派手にやっていいぞ」


キツナさんが姿を消すと精霊達も消えた。


「まずは一番めんどくさい吸血鬼からするか」


空を飛んでる吸血鬼は超音波など妨害系をたくさん使ってくるため集団戦闘で一番最初に倒しておきたい。


『妾の出番はあるかのう?』

「多分ないと思いますよ?……あぶねっ」

『まぁユウキの戦いを久しぶりに見るのもよいか』

「ん?王都で見ませんでした?……うるせぇ!」

『いやあれは妖力の練習じゃたし』


戦いながらナツキさんと会話する。超音波をくらって耳が痛い。


「しかしやっぱり身体が弱ってるな」


予想はしていたが戦ってみて改めて理解した。支配されている種族は種族としてのパワーが無い。


「その分倒しやすいからいいか」


吸血鬼を倒して血が出たのでそれを触って血を固めると鎌の形にする。


「やっぱ血を操作するなら武器は鎌だよな」


俺は鎌を振り回すと近くにいたゴブリンとオークは首をはねられたり、かすり傷が付く。


「傷をつけるつもりは無かったんだがな」


俺は傷のついたゴブリンの腕を掴み血に触れ体内の血を全て外に出した。


「ん?どうした?」


一連の行動を見ていた魔族達が動きを止めるとすぐに後ろを向き逃げようとした。


「……やってみるか」


一匹の魔族が動くとそれに続き他の魔族達も動きだすが目の前に赤い壁が現れるとその壁に弾かれた。


「おお…本当に出来ちゃった」

『ええ……ユウキと時雨、お互い恐ろしい事ばかり思いつくのう』


ナツキさんの声が震えている。それもそうだろうだって『触れた者は違えど種族としての魂が同じなら触れていない血も操作出来るのでは?』と思い実行してみると本当に出来たのだ。ただ妖力の消費が馬鹿みたいに多いのであまり使いたくない。


「ナツキさんすみません」

『よいよい、出来る事が増えるのは良いことだしな』


ナツキさんの妖力を大量に使ったので謝るが嬉しそうに肯定してくれた。


「それじゃ…これで終わりか」


ドーム状になっている血の壁に触れ妖力の消費を無くす。それから俺は外に出てドーム状になっている血を小さくしていく…ちなみに中は壁に棘が生えているので中にいる魔族達の悲鳴が聞こえて来ていた。


「終わったぁ…じゃあ戻りましょうか」

『妾も暴れたかった…』

「たまには俺が戦ってもいいじゃないですか」

『まぁそれもそうじゃな』


死体の道を歩き、ナツキさんと話しながら時雨の元に戻っていく。

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