表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鈴の音  作者: シカタ
15/40

創世神

「それで?わしらに何ようじゃ?」

『あれ?記憶あるの?』


キツナさんは頭に?を出している。


『えぇ…魂が拒否するほど敬語は嫌だったんだ…』


ドン引きしている様な声を出す。


「知り合いですか?」

『うん、宇宙が始まってから知り合ったんだよ。まぁ本人には記憶がないけど』


人間と初めて会話したのが嬉しいのか結構上機嫌だ。


「俺達はこれからどうなるんです?」

『心配しなくていいよ、ちょっとお話ししたいだけだから。彼女に認められた君達と』


どうやら俺と時雨の事が知りたいらしい。


『人格は違っても魂は同じだからね、彼女が魂から認めた人を見たことないから興味が湧いてちょっと乱暴につれてきちゃた』


笑いながら謝る。……敬語を使わない理由が分かった気がする。


『何でも聞いていいよ。ただ、この人がどう思っているのかとかは流石に無理だけど』

「………俺の身体が女になったのは何故です?」

『多分、この世界に適応出来なかったんだろうね。初めて見るから詳しい事は分からないけど、元の世界に帰ったら戻ると思うからそれまで辛抱だね』

「なら妾の魂はどうなる?」


ナツキさんが出てくる。


『うーん、君みたいな魂は他で見た事ないからなんとも言えないなぁ、ただユウキくんと魂の相性はいいから離れなければ悪い事にはならないはずだよ』

「何でもと言いながら曖昧じゃな」

『だって本当に知らないからしょうがないよ。むしろ僕に対して初めてを見せてくるところは昔と変わらないね。…君は何か無いかい?』


時雨に問いかける。


「いや……特に思いつく事は……」


うーんと頭を悩ませている。


『君の力なら大抵の事はわかるからしょうがないか……しかしユウキくんだけ力が派手じゃないね』

「うっ……」


ストレートな言葉の矢印が刺さる。……その後何でもない会話が始まった。


『………うん、君達なら問題なさそうだね』


少し黙った後その言葉を出された。


『それじゃ…本来の話をしようか』


さっきまでの軽い話し方ではなく真面目な声になる。


『君達をここに連れて来たのは今回だけやってほしい事があるからなんだ』

「貴様からの頼みは嫌な予感しかしないのう」

『うん、君達にとって嫌な頼みだよ。ただ嫌であって出来ないじゃないだと思っている』


出来ると確信しているように聞こえる。


『僕からの頼みは[好き勝手している神]を倒してくれって事だね』

「確かに嫌な頼みじゃな」

『いやぁ、大概の神は言う事聞いてくれるんだけどやっぱり意識をもつ者の宿命かな?隠れて好き勝手する神がいるんだ。その一つがこの世界だね』

「たとえ倒しても、倒せなかった世界がうまれるのでは?」

『大丈夫、倒せなかった世界は僕が破壊するからそこら辺の対処は任せてよ』

「何故自分でやらないのじゃ?」

『最近力の調整が難しくなってね、下手をするとその世界線ごと消しちゃうんだ』


既に一回やらかしたらしい。


『もちろんただでお願いする訳じゃない。可能な範囲で君達の願いを叶えるよ』

「ならユウキと時雨の世界からこの世界に来た人々を返してやってくれ」


キツナさんがすぐに話し始める。


『いいよ。……ただ少し時間かかるのは許してね』

「探すのに時間が掛かるという事か?」

『いや、探すのはもう終わったけど……』


言葉が詰まっている。


『……魂の世界移動は細かい調整が必要なんだ』


その言葉の意味を俺達はすぐに理解した。


『…ごめんね』


申し訳ないと謝った。


『それじゃ、僕の話も終わったしそろそろ解散しようか僕がいるとこの世界の神が出てこないからね』


視界が真っ暗になっていく。


『ああそうだ、話に付き合ってくれたお礼を上げないと…………よし、終わり。…ユウキくんならソレを悪用しないしないと信じてるよ』


その言葉を聞いた後意識が飛び、気づくと地面に立っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ