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060 いざ火氷ダンジョンへ

 翌日、起きると既にヴァルさんは工房で鉄を打っていた。


「おはようございます。早いですね」


「おう、早朝に作ると良い品質になるんだ。朝食後にお前達の装備について俺の考えを伝えるから集まるように言っておいてくれ」


「分かりました」


 朝食後、全員が集まる中、ヴァルさんが発表する。


「まず、装備を作る為には素材が必要だ。火氷ダンジョンと呼ばれるダンジョンで極熱鉱石と万年氷を取ってきてくれ。それを取ってきたら次の指示を出す」


「分かりました。すぐに準備をして出発します!」


「待て。場所は知っているのか?」


「いえ、全然知りません」


「うむ、そうだろうと思ってな。案内役としてイーヴァルディを連れて行ってくれ」


「爺ちゃん!あたいもダンジョンに行っていいの!?」


「師匠と呼べと言っているだろう。そうだ、アダマンタイト級冒険者について行き色々と学んできなさい」


「やったー!」


「よろしくね!イーヴァルディちゃん」


「ヒールは任せてくださいね〜」


「よろしく!シャルさん、ロザリーさん」


 新たな仲間と火氷ダンジョンに挑むことになった。


 すぐに準備を始めるが、収納胃袋にほとんど必要な物は揃っている。必要なのはツルハシなどの採取に必要な道具類くらいだ。


「いってきます!」


 準備が完了したので、ヴァルさんに挨拶をして出発する。


「火氷ダンジョンは北西にあるんだよ。あたいは爺ちゃんに連れられて1回だけ行ったことがあるんだ〜」


 イーヴァルディの案内で火氷ダンジョンに向かう。


「どんな場所なの?」


 シャルがイーヴァルディに尋ねる。


「熱い階層と寒い階層が交互にあるよ」


「う……風邪ひきそう」


 会話をしながら歩いていると、ゴブリンの群れが襲ってきた。


「あ、ゴブリンだ」


 シャルが気づいて弓を構えようとする。


「待って、ゴブリンくらいならあたいが倒すよ」


「イーヴァルディちゃんも戦えるんだね!」


 会話をしている間にもゴブリン達は距離を詰めてきている。


「それじゃあ、いっくよー!ファイア!」


 ゴブリン達は火だるまになって息絶えた。


「一撃で複数のゴブリンを倒すなんて凄いね」


「我ほどではないが、なかなかの才能を持っているようだな」


 サラも認めるほどの火魔法の才能がイーヴァルディにはあるようだ。


 1週間かけて北西に歩き続けると火氷ダンジョンに着いた。大きな湖があるが、寒さで凍っている。ダンジョンの影響だろうか?


 凍った湖の真ん中で炎がアーチ状に吹き上がっている。


「あの炎の場所に魔法陣があって、乗ると火氷ダンジョンに飛ばされるんだよ」


 湖の真ん中まで来た。凍った湖面の氷は厚く、上を歩いても全く問題なかった。


「熱くて寒い!」


 シャルとイーヴァルディがはしゃいでいる。


「楽しそうですねぇ〜」


「マスター、ワタシが先に魔法陣に乗って中の様子を見ましょうか?」


「大丈夫だよアルエ。みんなで行こう。ただし、何かあったときはみんなを守ってあげてね」


 転移先に魔物が大量に居る場合、僕は真っ先に飛び出して攻撃を受ける役目だ。


「さあ、魔法陣に乗るよ!」


 全員が魔法陣に乗ると、魔法陣が光りだして一瞬の内にダンジョン内に転移した。

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