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006:魔物と無双

お久しぶりです、月影ミケ乱です。

精神的に追い込まれていて投稿が遅れて申し訳ございません。

いや~マジでリバース光線って言っていいくらい頻繁になっていまして。

一時期4kgくらい減っていましたw


ま~暗い話は横においておいて、

では続きをどうぞ!!

森から木々が割れる音が響いてくる、森の大きい木を折るほどの力は強大っていう事になる

現実世界でも大型トラックが60km/hの速度でやっと一本だけになる、生木はそれだけ強力かつ柔軟な構造になっている。

それを難なく壊すということはかなり強敵なのだろう、女騎士たちも緊張が走っている顔になっている。


「来る!!」


視線の木々が左右に弾き飛ぶと2匹の魔物が出てくる、一体は赤い毛を見にまとった熊と牙のでかい虎が出てきた。


「レッドブラッドベアとサーベルタイガーか!Cクラスの上位魔物だぞ!?」


一人の騎士が魔物を確認してから叫ぶ、Cクラスの魔物でも上位になれば軍を動かす事が多いからだ。

ましてや2体もいればそれは災害に等しい、一人を除いて全員が緊張が走る。

ユウヤは槍を構えると一瞬にして間合いをつめる、その場にいた全員がユウヤの動きが見えてなかった。

目の前まで来てからサーベルタイガーはユウヤに気づく、そのため動きが止まってしまった。

その一瞬が命取りだったらしく槍が眉間に突き刺さる、突進力とサーベルタイガーの頭は卵が割れたみたいになった。

ユウヤは槍を引く勢いを使って体を回転させると、石突でレッドブラッドベアの足元をすくい上げる。

体の大きいレッドブラッドベアにしてみれば、気づいた時には地面にたたきつけられ唖然としている。

ユウヤはすぐに後ろ頭から脳天をやりで突き刺す、勢いがなければ鈍いレッドブラッドベアは一撃で絶命していた。


「問題ないな・・・、感覚のズレもなくいい感じかもな」


槍を引き抜くと着いた血を振りぬいて落とす、一瞬の出来事にほかの全員が唖然となる。

Cクラスの魔物を単独で倒す事はまずない、冒険者でも複数で狩るのが常識だからだ。

ユウヤの戦闘力は下手をすれば軍で対処するSクラスの魔物と同じになる、ある意味脅威なのか女騎士も険しい顔になる。


「ガアアアアアア!!」


「あぶな!!」


もう一匹いたのかユウヤ目掛けて飛び掛る魔物がいた、ブラックハウンズといわれるCクラスの魔物だ。

双頭の狼で全身が黒い毛皮で覆われている、不意打ちや奇襲を得意とする魔物だ。

ユウヤは振り向きもせず腕が動く、その場で槍を持った腕だけが動いた。

それだけでブラックハウンズを貫いている、一撃で心臓あたりを突き入れている。


「奇襲なら声上げるのは意味がないんだよな・・・」


普通の場合は声を出さないサイレントアサシンが厄介だが、ユウヤにしてみれば今のは愚策にしかならない。

魔物なら恐怖心を煽るために声を出す事が多い、一概にブラックハウンズが意味がないわけではない。


「・・・もう大丈夫かな」


「ユウヤ殿、大丈夫ですか?」


「うん、問題ないよ」


ユウヤは突き刺さったままのブラックハウンズをアイテムバッグに入れる、ほかの2体もバッグに入れるともどる。


「今ので一応終わりみたいだけど、こんな事するやつに心当たりある?」


「・・・たしかにユウナや今の魔物が襲ってきたのがタイミングよすぎる」


「御家関係か?もしくは何かを狙ってかだな・・・」


「至急に戻りしだい確認したほうがいいと思う」


「ユウヤ殿には助けられた、今は何もお礼が出来ないのが心苦しい」


女騎士が頭を下げる、ほかの騎士も同じように頭を下げてくる。


「気にしてない、それよりも早く森から出たほうがいい」


騎士たちもすぐに用意をし始めたのだろう、馬を引いてからすぐに移動用意をする。

ユウヤは魔力感知を使って森の切れ目を確認していた、山を背にして右側からは3日くらい左は2日くらいとわかった。

だが足の遅い騎士や貴族らしい人たちを歩かせる場合は、その倍の日数を考えなければいけない。

仕方ないと思って倒された木々をアイテムバッグに入れておく、後で使える可能性があるからだ。


「この人数の移動となると時間がかかる、馬車でもあればいいんだが・・・」


「私たちが乗っていた馬車はどうでしょう?」


ユウナが提案してきた、さすがに使えるかどうかわからないが確認するのはいいかもしれない。


「だが車輪はどうする?襲撃されたとき車輪が壊れてしまっているのに」


「それも含めて確認がいいだろう、あまり遠くないからすぐに見つかるはずです」


若い二人の騎士が状況を覚えていたらしく、馬車の方角を指をさしている。

一人の騎士が指差す方向は魔物が来た方角で、もしかすると近くまでまっすぐこれる可能性がある。


「ちょうどいい感じに道があるな・・・」


「しかしほかの魔物が寄ってこないか?」


「問題ないと思う、強い魔物が通った匂いでしばらくは魔物は寄ってこないだろう」


縄張りは匂いや魔力が染み付く事で、ほかの弱い魔物が寄って来る事もない。

そのため街道の一部が強力な魔物の境界ぎりぎりにだったりする、それでも被害は無いとはいえないからだ。

しかも強い魔物が通った道は数日は魔物が現れない、安全な道として旅人も使う事がある。


「とにかく移動する、各自警戒をしておいてくれよ」


「うむ、それでは案内しなさい」


「了解です」


若い方の騎士が敬礼すると森の方へ歩き出す、その後を全員が歩き始める。

左右に二人づつ騎士が左右をガードして、女騎士とユウナ、その後ろにユウヤが後を追う。

索敵に特化しているユウヤが遊撃のポジション、騎士たちも馬を下りてガードを固めるように配置している。

森では急ぎではないときは本来騎乗するのは危険、木々は天然のトラップと同じで幹や枝で落馬する可能性があるからだ。


数時間歩くと争った後が残る場所に出る、血なまぐさい匂いや傷がいたるところに残っている。

遺体や無くなっているのは魔物に食われたのだろう、一部残骸以外は少なく匂いだけが残っていた。

その中に横たわっている大きな物体があった、争いで倒れてしまった馬車が横たわっている。

大きさはそれほどでもなく、馬が2匹いれば問題なく動かすほどの大きささ。


「ひどいな・・・」


「お嬢様を守るために散った者が多いのですが、今は移動を優先させましょう」


「そうだな」


姫騎士がうなずいてから馬車へと向う、馬車は一目見た限りは外壁が壊れ車輪が破損しているのがわかる。

馬も逃げたのか馬具も一部破損しているのがわかった、ある意味絶望的な状況なが見て取れた。


「これではまともに動くかとうか・・・」


「・・・破損はこれくらいか、問題ないな」


「なに?」


ユウヤはすぐに馬車に近づくと横倒しの馬車を起こす、一般人なら複数人が必要だがユウヤにしてみれば軽い。

よごれや破損箇所が目立つが枠がしっかりしている、さすがに貴族が使う馬車なだけあるとユウヤは関心している。


「直るのか?これは?」


「いやいや、使えるように改造するよ」


「こんな場所でか?」


「問題ない、道具も材料もあるしな」


さっき持ってきていた木を取り出す、そこらへんに折れてる剣や槍も集めてくる。

馬車の荷物も降ろしてからすぐに始める、ほかの全員は興味深そうに見ている。


「まずは外装修復は後でいいが、シャフトや足回りを改造するか」


ユウヤは魔法で馬車を浮かせる、スキル『製作者(S)』を使って内装や外装を取りはずし骨組みを露出させる。

骨組みは少しのゆがみ以外は問題ない、軽く丈夫にするために結合圧縮をかけて骨組みを修復する。

シャフトも鉄製だが曲がっているので修正した、シャフトの重さを減らすためパイプにして強化する。

太い骨組みだったのが細くなっているので、デッドスペースもなくなり社内を広々と出来る。

4人乗りだった馬車が骨組みや修正を施され、6人乗りの広さを保つ事ができる。

さっきの木々を綺麗に板に切り裂き、大きくなって足りなくなった部分や御者の場所を改造するための改造部品とする。

剣や槍も補強とスプリングを作るために使う、簡単にスキルで足回りも強くショック吸収性のあるスプリングをつけていく。

全体の軽量と快適な乗り心地を考えている、ユウヤにしては一から作れるほど時間がないので不満におもっている。


「一応完成かな、あまり時間かけられないけど・・・」


「・・・あ~一つ聴きたいのだが、君は狩人じゃないか?」


「まだ冒険者じゃありませんし・・・」


「にしても国の鍛冶師や細工師以上の腕前だな・・・」


「いえ、彼ほどの腕前は下手をすれば国宝級になりうるかもしれません」


「面倒ですので国に仕えないかとかは無しで」


「勿体無い事だ、富と名声ですぐに貴族にだってなれるのに・・・」


「富?名声?そんなものは自分らしさを貫くには不必要な物だ、第一富なんて魔物倒せば問題ない事だ」


「そうだが・・・」


「名声?それも倒すレベルで勝手についてくるものだし・・・」


「・・・」


「貴族なんてなったところで意味がない、面倒事がいっぺんに来るだけだ」


「・・・君は貴族に何か反感でもあるのかね?」


ユウヤの言葉に反応する数人、騎士も隊長クラスになれば低い騎士候という貴族の末端になれる。

現代社会で部長や係長になって出世コースへの道と同じになる、場合によっては上級貴族と縁すら手にできる。

夢を追いかけて騎士になるのはいい、だが欲を追いかければ泥沼に填まるとユウヤ自身の経験から学んでいたからだ。


「べつに、魅力がないって言うだけの話だよ」


「・・・・」


「さて、馬車が出来たが引くための馬は・・・今乗っている馬は乗馬用だったな」


「ああっ、馬車用と軍用馬は違いがありすぎて使えないだろう」


「・・・ならあれにするか」


ユウヤやにやっと笑うとさっき手に入れた魔石を取り出す、周りの騎士達やお嬢様が首をかしげている。


「ないなら、よべばいいだけだよ」


ユウヤはにやっと笑みを浮かべている、実験を楽しむ時の少年のような笑顔だった。



つづく

名前:ユウヤ・アマノ

種族:レジェンドヒューマン

レベル:27


HP:???????????????

MP:???????????????


力:EX(AA)

防御:EX(AA)

速度:EX(AA)

器用:EX(SS)

知力:EX(S)

運勢:EX(S)


スキル

魔力操作(A)槍術(S)体術(AA)魔力感知(S)鑑定(S)解体(S)製作者(S)

称号:「転生者」「時空旅人」「女神の祝福」「天を目指す者」「手に入れし者」「英知勇賢者」


(「()」内は手加減できるレベル、スキル取得すれれば軽減可能)


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あとがきストーリー

月:どうも、前にストレスで喉炎症を患った月影ミケ乱です。

リ:・・・冥土におくりますメイドのリラです

月:リラちゃんや、それある意味怖いから言わないほうがいいよ・・・

リ:・・・でもメモにかかれていた

月:誰がそんな物騒な事を!?

リ:・・・・(指差さす)

月:へ?そんなメモ書いたけ?

リ:・・・ぶつぶつといっていたのを書いただけ。

月:それって自分が書いたんかい!

リ:・・・まだある・・・よ?

月:えっ!?

リ:・・・メイドが冥土に送ってあげる(キメボーズ)

月:・・・ある意味黒歴史を引っ掻き回されてる気分だよ。

リ:・・・がんば?(こてん)

月:その優しさは堪えるよ!!

リ:それより・・・次回は・・・

月:・・・次回は「007:魔法と魔法」、 ユウヤの常識は異世界では別次元だ!

リ:・・・主様の活躍を目にやきつけろ(キメポーズ)

月:なにげに気に入ってる?

リ:???

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