003:異世界のテンプレ
三つ目ですね前書きにプロフィ系を乗っけるのがいいかな。
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名前:ユウヤ・アマノ
種族:レジェンドヒューマン
レベル:25
HP:???????????????
MP:???????????????
力:EX(AA)
防御:EX(AA)
速度:EX(AA)
器用:EX(SS)
知力:EX(S)
運勢:EX(S)
スキル
魔力操作(A)槍術(S)体術(AA)魔力感知(S)鑑定(S)解体(S)製作者(S)
称号:「転生者」「時空旅人」「女神の祝福」「天を目指す者」「手に入れし者」「英知勇賢者」
(「()」内は手加減できるレベル、スキル取得すれれば軽減可能)
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「ここが新しい世界か・・・」
開いた先は雄大な光景が広がっていた、高い位置から眺める光景は普通では味わえない事だ。
大きい森が見え湖まで見える、だが近くに人工的な場所が見えない。
「何処かの奥地か?・・・」
振り向くと閉じられた扉だけが残っていた、ユウヤは扉に触れると光を帯びる。
その光が集約していくと手のひらサイズまで小さくなる、手に残ったのな古い鍵だけだった。
「これが入り口への鍵になるのかな?・・・」
どうやって使うか解らないで指で摘む、そしてドアに刺すように前に押し出すと鍵の先が空間に埋め込まれる。
そのまま鍵を開けるように回すと、再び鍵が光を発光させて扉に戻っていく。
「なるほど、空間から扉を出すための鍵か」
鍵を引き抜くと扉がゆっくりと消えていく、鍵も空間から抜き出るように戻る。
鍵をゆっくりと握るとアイテムボックスへと入れる、大事な物はアイテムボックスに入れるのが安全だから。
「さて、これからどうするかな・・・」
薄く円形に広がるように魔力を放つ、索敵レーダーのように魔力を薄く広げていく。
魔法もスキルを使用しない方法で使える、魔力操作だけでもステータスの御蔭で使うこともできる。
「ん・・・・ん?」
なかなか広い範囲内をしていると、遠くはないがそれなりの距離に人らしき数人と魔物が複数存在していた。
人数は5人くらいで逃げるように動いている、魔物も動きから解るように狼系の魔物だとわかった。
優勢なのは狼だが戦っているやつらも場慣れしている、狼の数は一匹ずつだが減らしている。
戦いのメインは3人だけで他の他の二人は動いていない、いや動けないのかもしれないとユウヤは感じていた。
「・・・このままだといけないかな」
ぐっと足に力を入れると見つけた方へ飛び上がる、身体能力だけでも化け物級の動きは軽く動くだけで音速を超える。
着地と同時にすぐに走り出すと目の前に熊の魔物が現れる、ユウヤに気がつき体を起こそうとした。
だが今のユウヤも手間をかけるわけにはいかない、目の前までくると槍で眉間に一突きしたあとすぐにアイテムボックスへ入れる。
熊の魔物も一瞬にして絶命させられたのに気づかず、すんなりとアイテムボックスへと入っていく。
「・・・時間ないからな」
すぐに走りだすユウヤに気がつく魔物はいない、さっきの熊は出会い頭だかったからだ。
近くにまでくると足を止める、ちょうど目の前の崖の下に居るからだ。
槍を片手に下を覗き込むとそこには崖を背にして3人が戦っていた、後ろからこられないだけ守りやすい陣形だ。
それ以外の二人はどうやら戦闘に参加しないのではなく、出来ない理由を目で確認したから分かった。
「なるほど、お嬢様とメイドか・・・」
お嬢様は何処かの貴族かなにかだろうと推測できる、メイドも見た目以上に戦えるが対人戦闘中心と思われる。
他の3人も騎士みたいで一人だけ隊長クラスなのがわかる、二人の騎士へ指示を出しながら戦っているからだ。
だが多勢に無勢、数で勝る狼モドキどもはじりじりと包囲していく。
「助けるかな・・・にしてもこの狼モドキって魔力が変だな」
実際狼モドキどもは魔力は感じても生命力はあまり感じない、まるで作り物が動いているみたいだ。
「考えてる暇はないな、よっ!」
崖から飛び降りると途中の出っ張りを蹴る、その勢いで狼モドキに一体に向けてやりを投げる。
今にも襲われそうな騎士の目の前で狼モドキに槍が刺さる、その横にいたもう一体の狼モドキを踏み潰す。
すぐに槍を掴むと狼モドキの死体をもう一匹に投げるように当てる、さらに遠心力を使うように回し蹴りで狼モドキの首を折る。
普通の人がみたら一瞬にして狼モドキを同時に4匹倒す光景しか見えない、そして狼モドキを倒したと思われる人物が居る。
騎士たちもお嬢様たちもあっけに取られている、狼モドキもなぜか同様に驚いているのか動かないでいた。
「な!?」
「手伝うよ・・」
ユウヤがそう言うとすぐに行動起こした、相手の言葉を聞く前に狼モドキを行動不可能にしていく。
狼モドキもユウヤの危険性を察知してなのか、騎士たちよりユウヤを狙いを定め始めた。
大半の狼モドキがユウヤへと向っていく、ユウヤは円を描くように動き確実に倒していく。
首を狙ってくる狼モドキを槍で受け流しつつ首を刎ね、足を狙ってくるのは柄のほうで首を折りながら弾き飛ばす。
「な・・・何時のまに!?」
「凄すぎる・・・」
ユウヤの動きはある程度抑えた速度、まだ試運転状態で体の動きを確認しているくらいだ。
槍は取り回しが効かない代わり、リーチの長さをつかった中距離攻撃が主体がおおい。
基本の型は「突く、払う、引く」の三工程だけだ、ユウヤも転生をくり返すたびに基礎をくり返してきた。
魂すらその基礎を叩き込む勢いでやれば、転生の時には体作りをすればいいとユウヤは考えていた。
「突きすら見えぬとは・・・獣人族か?」
「いや、あれは魔法か魔道具かで身体強化しておるのだ」
「・・・無延唱で出来るのかよ」
「戦う前から仕込めば使えるはずだ・・・現に彼は上から降りてきたのだから」
ユウヤは戦いながら後ろから聞こえる言葉にため息をつく、実際魔力は相当あるだろうが実際は素の身体能力だけだ。
本気を出せばこれくらいの崖を片足の垂直跳びだけでいけるだろう、それだけユウヤの能力は凄まじく強力だ。
今まで基礎をという転生こそが今の身体能力と相まって、狼モドキの一方的の殲滅劇となっている。
「これで終わり・・・」
最後の一匹の頭に槍が突き刺さる、ここに集まっていた狼モドキは壊滅状態になっていた。
槍を引き抜くと倒した狼モドキをアイテムバックに入れていく、毛皮だけでも売れば金になるだろうとバックに入れていく。
自分が倒したやつだけを選んでからバッグに入れるフリをして、アイテムボックスで皮や牙に解体してもらう。
骨も使い道もあるが肉はあまり美味しいものでは無い、だが魔物を呼び寄せる方法で使えるだろう。
「・・・・」
「・・・・・・!!」
その速度も速いわけではないが軽がると持ち上げ、見た目の容量以上に入るバッグをみて言葉を失っている。
「ん、よし」
「・・・・あの~すみません」
「ん?」
『え!?』
「おっお嬢様!?」
後ろから誰かは来ていたのは知っていたユウヤ、騎士たちは動いてないしメイドもあっけに捕らわれてる。
そんな中で強さも覇気もない人間っていえば、考えるまでもなくお嬢様なのがわかる。
足は震えてるが助かった原因を気にしないわけにもいかない、だが騎士達やメイドはユウヤの行動をみて怪しんでいる。
「ん?何か用があるのかな?」
「助けていただきありがとうございます」
「気にするな、俺は魔物を手に入れて金が増えるから問題ない」
「それでも私の気が治まりませんわ、命の恩人を何もせずにいたほうが家の恥になりますわ」
何かかなり情に熱いお嬢様とユウヤは認識した、普通の貴族とは違う感じがするのはユウヤの経験からくるものだ。
「お嬢様!さすがに信用するのは無謀ですよ!?」
「ですが、私を助けてくれた恩人を信用せず、心からの恩返しができるかしら?」
「ですがこんな山奥に居る自体疑うべきです!」
「アンメイ!」
「一応会話は聞こえてるよ、もう少し落ち着けよ」
『はっ!?すみません!』
「それなら身分証明書を見せてもらうようお願いすればいい、冒険者ならカードがあるから」
「無理だな、俺は冒険者になるため町に向ったけど・・・ここは何処あたりだ?」
「な!!ここが何処か解らないで来たのか?」
「元々山で育った人間だよ、普通自分が住んでいた場所ぐらいしかしらないし」
「山育ちか・・・それでもこの山の事を知らないのはないと思うが」
若い騎士二人が信じられないモノを見ている、ほかの3人は興味が沸いた顔になってユウヤをみている。
「この山は聖域と言われる場所です、山の頂上に龍が居ると言われているのです」
「へ~そうなんだ、俺は見なかったからしらないけど」
『行ったんかい!!!?』
「だって住んでたのこの山だからな・・・」
『な!!!!?』
「それより町はどっちだ?」
荷物を纏めるとゆっくりと槍を肩に担ぐ、だが騎士たちお嬢様たちも動くに動けないでいた。
「どうしたんです?」
「うむ・・・なぜ我らがここに居るかわからないだろうな」
「??」
「この場所が聖域の理由としては・・・先ほどの魔物たちが多いこと」
「あれぐらいなら問題ないですよ、群をなす魔物は弱いのが多いですから」
「・・・それとここは町まで4日はかかる、騎乗していた馬や馬車は全滅しているだろう」
それを聴いてからじっと見つめる、疲労が蓄積した体でしかもお嬢様つれて歩くとなるとさらに時間がかかるだろう。
魔物に襲われればさらに時間がかかる、打開策は馬車が残っていて足の確保くらいだろう
そして今は彼らの疲労回復が先になるだろう、面倒なのを拾ったと思いつつも見捨てることができないでいる。
「仕方ない、ここで休憩するか・・・」
「すまない、不甲斐ないことだが・・・」
「しかたないさ、困ったときはお互い様だ」
ユウヤはすぐに野営の準備に取り掛かった、転生経験上下手に移動するよりここで野宿をすることだ。
てきぱきと準備を進めるユウヤをみて騎士たちも動く、マントや必要な道具をポーチから取り出している。
ユウヤは一応食料はある程度持っていたが、ここでは見せるわけにも行かないので森の方へ動く
一瞬風が吹いたと思うとユウヤが消える、お嬢様と若い騎士は驚いているがメイドと隊長騎士は驚いてない。
どこへいったか解らず周囲を見回す若い騎士、少し遠くで魔物の声が聞こえたと思うとびっくりと驚く。
恐る恐るその方を見つめるとユウヤが歩いて来てる、その手には熊ほどの大きさの鳥種魔物を持ちながら。
「これでメシには問題ないだろう」
手に持ってる魔物が狩るのが難しいCランクのクランバードだとは、ユウヤは知らずに解体を始めている。
その手際は熟練した冒険者でもめったに見れない、綺麗に羽や毛をむしり取られ内蔵を綺麗に切り取る。
内臓も樽をバックから取り出して中に入れてる、血抜きもしっかりとしてあるので匂いも少ない。
「さて、人数が居るから少し考えるかな」
間接を考えながら解体していく、前世の中に料理を極めるため何度も仕込み仕事。
骨を取り出すと上質な肉を置かれていく、骨に肉が少しも付かないように綺麗にきりひらけていく。
そんな作業を見ている騎士たちもメイドも驚愕している、Cクラスの解体は専用の解体道具を使う。
だがユウヤは包丁一本で綺麗に解体してる、料理人としても一級といえるほどの腕前だろう。
「リクエストあるか?」
『はっ!!?』
ユウヤが解体を終えて料理のために用意している、内臓や骨はマジックバックへ入れている。
後は人数分の肉以外もバッグにいれている、いつのまにか折りたたみテーブルの上に解体した肉を置いてある。
「あの・・・あまり脂っこいのは苦手で」
「なるほど、だが騎士たちは栄養が必要だしなメイドさん手伝ってもらうがいいか?」
「え?」
「だってメイドさんだけだろう?料理のスキル持ってるの」
「そうですが、良くわかりましたね?」
「長旅を想定してるなら食事が使える奴がいるのは簡単に想定できる」
長年の経験から鑑定スキルを使わなくても解るようになり、どんなスキルを持っているのか予測も可能になる。
経験からくる洞察力は養われてしまうからだ、今のユウヤからしたら彼ら自身のレベルもわかるからだ。
「わかりました、ですが毒見は・・・」
「そんな事して俺に何の利益になる?」
「・・・分かりました」
メイドさんを手伝いさせたのは手間以外に、食事への安心感をもたらすためだ。
「そんじゃ、作りますか」
続く
あとがきストーリー
月:最近眠たい感じがするよ。
リ:・・・ちゃんと寝たら?
月:夜が一番作品の切れがいいんだよね
リ:・・・・吸血鬼?
月:完全に人間です!
リ:・・・狼男?
月:男はいつでも狼だからな~ってちゃうやろw
リ:・・・・面倒
月:そういって付き合ってくれるんだよな~
リ:・・・帰るから次回「004:異世界でも食は心と体の栄養」
月:みんな見てね!