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「寝んなよ?」
「ん〜、わかんない。」
おい・・・
「しかしなー、どうして一昨日片付けたばっかりなのにこんな汚くなるかねー?」
俺たち二人の部屋は、少し誤差はあるが正方形である。姉さんの部屋は俺の部屋よりひとまわり大きく、漫画家だからなのか、納得のいかない出来の絵などの紙くずが散乱している。姉さんは集中すると、周りが見えなくなるため、漫画を描く時は部屋がどんなに汚くても気にしないらしい。
ちなみに姉さんの描くジャンルはラブコメである。
「姉さんまず何処から片付ける?」
「まあ適当にやって。」
「は?お前の部屋片付けるん「じゃあ私寝るからー」・・・・」
「この女、人に自分の部屋片付けさせて 寝ちまったよ・・・。」
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「やっと終わった・・・」
「あら?また空乃ちゃん寝ちゃったのね。」
「ムカついたから廊下に引きずり出してやった。」
「あの子一人暮らし出来るのかしら・・・・
。」
「絶望的だな。」