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小説ω

やたら長いダイニングメッセージ

作者: 七宝

 部活を終えて帰宅すると、玄関が真っ暗だった。もちろん家の中も真っ暗だ。


 電気をつけて廊下を歩く。

 キッチンに入ると、ふとテーブルに目が行った。


『今日も帰れません。悪いけど、そこのコンビニで⋯⋯』


 そんなメモ書きと一緒にお金が置いてあった。


 1000円札が1枚と、100円玉が2枚と、10円玉が1枚と、1円玉が4枚。


 1214円。


 メモ書きの続きは『そこのコンビニでカレーうどんとフライドチキンとサラダとロールケーキを買って食べてください』だった。


 机の上のお金を財布にしまい、徒歩2分のコンビニへ向かった。


 カレーうどん、サラダ、ロールケーキ。そして、ホットコーナーのフライドチキン。


 合計1211円。


「レジ袋お付けしますか?」


「お願いします」


「レジ袋3円で、お会計1214円になります」


 後ろに4人くらい並んでいたので、財布から1000円札を2枚取り出し、自動レジへ入れた。


 機械から吐き出される786円のお釣り。


 財布が重くなった。

 こんな日もある。

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