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居候が1人〜増えまして

アニエスさんが、自室に篭ってしまい

困惑したような、表情で私を見てくる。

過去の傷は深くて、癒せてはいない。

この地に彼女を転生させたとして10年の月。

私の前では、警戒しなくなりましたが。

不安定で、不器用になってしまってる。

『彼女なりに、許可を出してるんです。

追い出さなかった、それが解です』

「アンジェリクさん、すみません。

軽率な行動でした」

『いいえ、彼女は恐いんです。

他人から蔑ろにされて、見下されて

卑下され、育ってきましたから。

家族の愛情も人の優しさも、存じません。

ただ、自分の精神苦痛を糧にして、

他者に対して、優しいのです』

私は彼女の人格を理解しているつもりだ。

根はとても優しく、慈愛の神とまで

呼べるほど、心の優しい、持ち主だ。

けれど、その優しさで、自分を見失い

心を閉ざしてしまってばかり。

「アンジェリクさん、アニエスさんと

心を通わすには、どうしたら?」

『先ずは、最初の基礎からで。

挨拶を心掛けてください。

無害だと、認識させる、必要があります』

「分かりました」

『とりあえず、今日は帰ってください。

荷物とかの、整理など、あると思うので』

今後のことを淡々と説明をしておく。

居候の部屋とか、整理しとかないと。

頭の片隅で、思考を張り巡らせておく。

「アニエスさんが、好きな類とかは?」

『ぬいぐるみとかなら、好んでますよ。

ハーブにあった、茶菓子など』

「分かりました、手土産として

茶菓子の方を居候のときに、持ってきます」

『その方が良いでしょう』

事項は最低限のことを伝えて

居候しても、問題ないように

手続きなど、決めていった。

それらを終わらせて、2人をギルドに

帰宅させた。

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