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長い1日

国王1族と食事を終えて、私以外は退却した。

2人だけの密室会議、気が滅入る。

わかりやすく、私はため息をしてしまう。

「君には、王立アカデミーに通って貰いたい。

これは、貴族全員に共通していることだ」

『もう、そんな時期なのですね』

あからさまな、イヤそうな顔をすれば

国王に苦笑されてしまう。

「君からしたら、荷が重いか。

ただ、人と接することも、学ばなければ

今後も敵を増やし、付けられる。

味方を増やし、力を付けなさい。

話術も君には、必要なことだ、分かるだろ?」

淡々と子供を説得するような口調で言われる。

深い溜息を吐き、コクっと頷いた。

後継者として、必要なこと。

それは、自分でも、理解はしている。

責任と言う枷が、心に重く沈んでしまう。

「今日は解散としよう。

アニエス嬢からしたら、長旅だろう?

客室で泊まるといい。

執事、この方に案内を頼む」

「畏まりました」

私の顔色を見たりして、国王が指示を出した。

1礼をして、食堂から出ていけば

扉の外でアンジェリクが待っていた。

「アニエス、お話し合い、終えましたか?」

『えぇ、アンジェリク。

色々と話すことがあるわ、今は纏めたいから

明日になるけど、大丈夫かしら?』

「はい、大丈夫です」

アンジェリクは柔らかく微笑んで、頷いた。

客室に付けば、執事と別れて、辺りを見渡す。

清潔感のある、落ち着いた、デザイン。

「アニエス、私は隣の客室を使いますね。

何かあれば、呼びつけて下さい」

疲れている私を気遣っては、隣の部屋へ。

慣れないことをしたせいか、睡魔が来て

フカフカのベッドで、爆睡してしまう。

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