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国王からの連絡

今日はペパーミントで寛いでると

棚の上に飾ってある、水晶玉が光る。

誰かしら、通信を使ってるのだろう。

「俺だ、アイナス」

『国王様?

珍しいですね、貴方から、連絡なんて』

「社交界の招待状は届いたか?

それと舞踏会に向けての、社交ダンスは

大丈夫か、聞きたくてな。

踊れないのであれば、家庭教師を送るが」

心配そうに、一気に捲し立てられる。

確かに、異界のワルツも前の世界すら

社交界のダンスを知ることはなかった。

『分かりました、家庭教師の件は

国王様の見極めを期待しておきます。

それと、不躾な人であれば』

「分かっておる、容赦なく、やり返して良い。

ただし、処罰は此方で任せよ。

やりすぎない程度であれば、目を瞑ろう」

なんともやらせないような、溜息と共に

言質を得ては、心のなかで、ガッツポーズを。

若き国王であるが、博識な方であり

賢明な思考で冷静な処理を行ってる。

国を纏めるのは、容易くはない。

人として、マトモな器を持っているし

国王としても、大衆から尊敬されている。

そうでなければ、私が国を破滅させている。

「顔が怖いぞ、何を企んでいる?」

『なにも企んでませんよ。

貴方達、国王家が非情な類であれば

滅ぼそうとしてたかなと』

「それだけは、辞めてくれ。

お前が言うと、本当にやりそうだ。

善き国を造ることに、努力を怠らぬ。

ドレスの方はどうするのか?

私の方で其方にあったのを贈るつもりだが?」

『国王が選別したモノで構いませんよ。

貴方のセンスに期待しておきますね』

「責任重大だな、其方は練習に励むように」

言いたいことを伝えては、通信が途切れる。

国王は多忙であり、暇は少ない。

報連相の次いでに、世間話とか

情報も多いし、話し相手としては

苦悩しない相手で、申し分はない。

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