社交界の招待
安静を終えた、冒険者達は帰っていき
1人の時間を過ごしていく。
騒がしかった、日常が静かになり
ゆっくりとした、時間が経つ。
「アニエス、王宮からの招待状が。
社交界の日程案内のようです。
強制参加らしいので、諦めてください」
淡々と発せられた、お城の社交界。
庶民は神殿の方で、貴族は王宮で。
1人で善悪を考えられる年齢、12歳ぐらいで
招待を受けたり、強制的に参加させられる。
『面倒だよ、アンジェリク』
「人脈は大事ですよ?
ドレスとか、用意しますね」
拒否権はないというような、笑顔で言われ。
深く、ため息を吐く。
社交界は春の始め、秋の終に貴族達で
行われることがある。
引き篭もりをしてるため、私の存在は
国王と神殿の神殿長、神官長。
ギルドのアニエスしか、明かしてない。
クソ神からは、もっと親交しろと
叱言を受けるが、却下する。
「どうなるかは、分かりませんが
付き添いとして、ツバキ様も行きますので」
「そうですよ、私が居ますから。
大船に乗ったようにして、任せてください」
頼りになりそうな、言葉であるが
信頼とかは、皆無である。
行動で示せるなら、歩み寄ってみようかなと
頭の片隅に入れておく。