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怪我人の手当て

私は袖捲りをして、怪我人の治療を始める。

先ずは洋服を脱がせて、怪我の具合を見る。

爪で引っ掛かれたような、傷跡が数回。

どれも深く、心臓部の方を狙われてる。

もう1人の方は、浅い傷で済んでいた。

『何の魔獣にやられたんですか?』

「ウルフだ、なぜ魔獣だと?」

『単純です、この引っ掻きは人の手では

難しいからです。

それに、弓や刃物では、細く傷が出来る。

動物の場合は深く無鉄砲なのが、多いので』

「なるほど、ウグッ」

手拭いで、血を拭き取り

消毒液を付ければ、唸り声が。

染みたか、我慢して貰おう。

『アンジェリク、塗り薬を』

「できております」

小さなお皿に緑のドロッとした液体を

傷跡にたっぷりと塗り付ける。

薬草やハーブを混ぜた、手作りの血止めで

傷を修復するための薬草を選んである。

これは、前世の知識を活用したものだ。

酷似してる、種類を神に選別してもらった。

『最低でも、3週間は安静に。

過度な動きは控えてください。

他のメンバーとかは、居ませんよね?』

「取り残されてるのが、数人いる。

森の中枢部あたりで、仲間が葛藤している」

『そういう、大事なことは、早く言え』

叱るような口調で騎士を睨み付ける。

『リアム、この騎士を見張っておいて。

アンジェリク、救出に向かうぞ。

これ以上、面倒を増やしたくはないからな』

「分かりました」

何処か、嬉しそうに答えられる。

森は遊び場に近い、小さい頃からずっと

森の中で暮らしてきた。

【スキル・俊速】を頭の中で唱えて

人が走るスピード×2で急いで行く。

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