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引き篭もりの日常〜

今日も良い天気のようで、背伸びをする。

朝の日課であり、カーテンを開けて

野菜スープとパンを準備をする。

「いつも、早起きですね」

『おはよう、アンジェリク』

「おはよう御座います、アニエス」

神の臣下である、アンジェリク。

私は異世界に転生者として、この地へ。

森に覆われた、洋風な館、童話の雰囲気。

可愛らしい、お姫様が好むような、風景。

この地に住むとき、クソ神が与えてくれた。

ロクサーヌは私の自害を止めるために

派遣された、監視者で同居人だ。

引き篭もりを脱せない、私の使用人も

担っていて、大変、助かってる。

「アニエスは今日の予定は?」

『天気が良いから、テラスで日光浴かな。

花の水やりとか、いつも通り』

「分かりました。

神としては、多少は表に出ろと。

引き篭もるな、この"アホ"と

仰せつかってますが」

『絶対に無理かな。

他人とのトラウマが消えないし。

前世の地球とは、違うのは理解してる。

けれどさ、生涯に癒せない、傷を深く

心酔されちゃってるからさ。

どうしても、無理なんだよね、恐いから』

「分かりました、神さまからは

"何の為の臣下を渡してる"

そういう、対処として、渡したんだぞ。

良い加減に表に出ろ、"バカモノ"。

そう仰ってますね」

『無理、必要最低限の仕事はしてるもん。

ギルドにも登録してるし、水晶玉で

通信してるから、前よりマシだよ?』

「確かにそうだが、ギルドの通信玉に

干渉しておくとしよう、だそうです」

ロクサーヌが神と交信しておくと

いつも、彼方の神が回答する。

心配な声が勝ってる。

「アニエス、ギルドの依頼どうします?」

『うーん、薬草やハーブ、ポーションは

終えてるから、アンジェリクが渡してきて』

「畏まりました」

彼女は頷いて、神の雰囲気を隠しながら

家の外に出て、ギルドに向かう。

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