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愛人は息子の推し  作者: 御通由人
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謙介15

 家に戻り、自分の部屋に入ると、謙介はさっそく東京10カラットのホームページにアクセスした。

 そこには真維の写真があった。

 しかし、芸名はサファイア麻衣となっていて漢字が違う。誕生日も4月23日になっているし、年齢も27歳になっている。

 ツイッターとブログをしているようなので、それも見てみた。

 ブログはほぼ毎日更新されていて、下の方を繰ると、サマーフェスティバルの日のものがあり、水着姿の写真が載っていた。彼に送って来たのと同じ写真だった。

 真維に間違いない。

 しかし、若く見えるといっても5歳もサバを読むとは、大したもんだな。度胸があるというか肝が座っていると苦笑してしまった。

 彼女は確か「小林さんが探すのは自由だ」と言っていた。だから、芸名が分かったことを連絡しようかと思った。

 しかし、身バレを恐れて、名前や誕生日を変えているなら、自分がそれを知ったと分かったら、もう会えないと言われるのではないかと不安になって来た。

 鶴の恩返しのように、「正体を知られたからにはもう会えません」と言われることを恐れた。

 それに、これはすごく大事なことではないか?

 軽々しく、メールでいうことではないような気がした。それで、会った時に直接言うことに決めた。

 

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