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愛人は息子の推し  作者: 御通由人
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謙介10

 まいとの約束の日の二日前に、思いがけず彼女からメールが来た。

 女の子の日になってしまったけど、それでもいいか?会えるか?という内容であった。

 謙介は落胆した。何と不運な。

 そして、どう返事すべきか言葉に詰まり、迷っていた時、ふと疑念が浮かんだ。

 もしかして彼女は自分を試しているのではないか?

 ただの身体目当てなのか、セックスなしでも会う気があるのか、こちらの気持ちを推し量ろうとしているのではないだろうか?


 もちろん彼女の身体だけが目当てではない。しかし、彼女のすべてを愛したい。

 それが出来ないなら、せめてキスや胸だけでもいい。

 どういう文を書いたら、いやらしい感じや下品な感じにならないのか、さんざん迷った挙句、

「もちろん。大丈夫です。ただ、上半身だけは愛させてください」とだけ送った。

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