第70話 聖騎士と皇帝の胸の内
ゾフィー帝国との会談の翌晩。
ユリウスとレスティオの二人だけの酒席は、側仕えも護衛も部屋の外に下がらせて行われた。
用意してもらったクルールのグラスを手に取る。
「では、良き夜を祝して」
ロデリオ相手には何度か二人で飲んでいたが、ユリウスと二人きりの酒席は初めてだった。
ユリウスの風格は祖父以上で社交の場にいるような緊張を感じる。
それを悟られないように笑顔で乾杯に応じてクルールを一口喉に流した。
「酒席の料理は苦手と言っていたが、菓子ならばいかがかな?」
「ご配慮有難うございます。頂戴します」
勧められてテーブルの上に置かれていたクッキーを一枚口に運ぶ。
ナッツをふんだんに練りこんだクッキーは、甘さよりも香ばしさが際立っていてレスティオ好みの菓子だった。
「このような菓子も存在するのですね。美味しいです。陛下もこちらを好んでいるのですか?」
「ユリウスでいい」
「そうだった。失礼」
「ゾフィー帝国からの礼の品だ。レスティオの口に合ってよかった」
ゾフィー帝国と聞いてレスティオは顔をしかめた。
口に入れてから言うのはずるいと視線で訴えかけると、ユリウスは小さく笑った。
「ロールプレイングの件は随分頭を抱えていたようだが、港建設の件は文官が皆やる気で活気づいているそうだ」
「あの後、ゾフィー帝国の者と話しをしたのか?」
「昨晩、ゾフィー帝国のビスター陛下と二人で酒席を共にした」
ユリウスとビスターは、互いに皇帝の座に就く前から、大陸会議の度に酒席を共にする仲だった。
今回もいつも通り他愛ない席のつもりで早い段階から酒席を予定していた。
「そこまで親しい仲だったのか」
「元々、フォンテインの地をオリヴィエールが引き受けた時にゾフィー帝国とは協力関係を築いていて、皇族同士の親交が深いんだ」
フォンテインは、今から三度ほど前のエディンバラ大陸の厄災後に崩壊した国。
当時は、国力の差からゾフィー帝国が吸収する話もあったが、フォンテインの地は崖下にあり、行き来が難しいので統治出来ないという理由でオリヴィエール帝国に譲られた。
ゾフィー帝国から整備に必要な物資などの支援を受け、旧フォンテインの民と共に築き上げたのが、現在のオリヴィエール帝国の西方都市フォンヴェールを中心とした皇妹の管轄地域である。
「じゃあ、ドグマ殿下とロデリオも?」
「ハイリがロデリオを同行させるのを嫌うからあまり同行させたことがないんだ。その分、大陸外の各国とは交流があるんだがな」
皇族の裏事情が覗き見えたところで、ユリウスは咳払いと共に話題を変えた。
「ロールプレイングの件は、我々も文官たちともう一度試してみた。自分事として考えると、召喚の儀式やレスティオに対する見方も変わってくるものだと、皆真剣に考えていたよ」
オリヴィエールもゾフィーも同様にロールプレイングを検証していた。
そして、その結果について、皇帝同士の酒席の話題に挙がった。
レスティオに言われた通りの世界に召喚されたら地獄だと全員が口を揃えていた。
しかし、同様に、レスティオや召喚された少女は、この世界にいることを地獄に感じているのかもしれない。
どうしたら、その状態から友好的な関係を築こうと思えるのか、自分は無理だと諦める声も聞こえた。
「自分がレスティオの立場なら、と想像もした。見ず知らずの土地で、見知らぬ者たちに囲まれ、殺されそうになる。魔術をもってしても、咄嗟に応戦できる自信が私にはない。召喚されて、なにを成すこともなく、ただ、殺されるだろう」
もし、その場で処刑されなかったとして、寝台を襲撃されたり、毒を盛られたらどうすることもできない。
そして、そんな仕打ちを受けてなお、召喚した国に尽くそうだなんて思えるわけがない。
「考えれば考えるほど、何故、レスティオが聖騎士となることを受け入れ、国の未来のことにまで寄り添ってくれたのかわからなくなった」
「それで、今日の酒席を?」
「あぁ。この部屋には私しかいない。本当の気持ちを聞かせてもらえないか?」
想像するほどに不安が増していった。
その不安を拭おうと思えば、それは、レスティオに聞くより他にない。
「答える代わりに、ひとつ条件を出してもいいか?」
「なんだ?」
「俺は、聖女プレアと同じく、エリシオール合衆国の首都エリシオンの生まれだというのは話しただろ。プレアは、ザンクをエリシオンに見立てて改造していたんだ。だから、ザンクに訪れた時、とても懐かしく感じた。俺も、いつかザンクに移り住んで、そこで眠りたい」
志半ばで倒れることがあれば、ザンクのプレアの棺の横に並べて欲しい。
「わかった。代が変わっても、必ず叶うようにしよう。今なら、何故かと聞かなくても、そうありたいと思う気持ちを理解できる」
「有難う」
酒に酔って忘れないように、ユリウスは一度立ち上がって文机で覚書を記した。
それだけで戻ってきたユリウスを見て、レスティオは笑みと共に首を傾げた。
「これから話すことは記録しなくていいのか?」
「それでは、側近を部屋の外に出した意味がないだろう」
遠慮なく話せと言いながら、ユリウスは互いのグラスにクルールを注ぎ足した。
「俺が協力する理由か。諦めとか同情とか色々あるが、諸々の暗殺未遂に関して言えば、犯人は俺を排除することが目的と考えられる。つまり、俺がオリヴィエールを見捨てたその瞬間、犯人に屈することになる。ならば、俺が取るべき対抗措置は、国に寄り添い、皇族を中心に国の者たちと手を取り合うことだ」
「犯人への対抗措置、か」
それは想像していなかったと悔しそうに唸る。
ユリウスは、信頼できる仲間が出来て、彼らの為に行動しようとしていると考えていた。
他の者たちも、ネルヴィたちの存在が大きかったのではないかという意見が多かった。
「勿論、ネルヴィたちと一緒にいる間に気持ちの整理が出来たっていうこともあるよ。ビスター陛下が言っていた通り、一人の人間として見てくれて、友人として寄り添ってくれる人たちがいる。それは、大きなことだと思う」
「私もその一人になれるかな」
「ん?もうなってくれていると思っていたんだが、俺だけだったか」
グラスを片手に笑い合って、友好を祝して、ともう一度乾杯する。
「他にも聞きたいと思っていたんだが、レスティオは自分がいなくなったことで、元居た世界はどうなっていると考えている?」
レスティオの世界がどのようなところか正確に把握していない以上、そこに想像を広げることは出来なかった。
出来る限り寄り添いたいのだと訴えかけられて、レスティオは先にプレアの失踪について語った。
嫁ぎ先と元恋人の三角関係と、冤罪をかけられた元恋人とその親族の死。
プレアが手掛けていた支援により救われていた人たちと救われなくなった人たちのこと。
元の世界の状況など知る由もないまま、プレアは聖女としての務めを果たそうとしたが、その身を襲った者たちの蛮行により、プレアが徐々に心を壊していたこと。
「俺自身の境遇というより、彼女の召喚にまつわる出来事が、あのロールプレイングのきっかけだ」
「そう、だったのですね」
悩ましい表情で、レスティオ自身についてはどうなのか、話の続きが促される。
「俺は、世界に名の知れた名家の後継者として生み出された。そして、生まれる前から今に至るまで何億もの養育費が掛けられてきた。将来は祖父の跡を継ぎ、世界の為に尽くしながら、家を発展させ続けることが俺に定められた役目だった」
「レスティオは軍属ではなかったか?」
「軍事事業のために、現場の知見を得たいと我が儘を言って入隊したんだ。いずれ軍を辞めて、後継者として事業の引継ぎを受ける予定だった」
実のところ、後継者の代わりは複数人用意されている。
それでも、最もカスタムや教育に力を入れ、外遊に連れ回し、後継者として期待されていたのはレスティオだった。
「祖父にとっては大きな損害だったと思う。とはいえ、代わりはいるし、美談に仕上げて利益に繋げている姿しか想像できない」
「悲しんでいるとは思わないのか?」
「だといいけれど、後継者のことしか考えていない可能性の方が高いかな」
「祖父以外にも家族はいただろう」
それは一番触れられたくないところだった。
グラスのふちをなぞって視線を落とす。
同僚たちにも口に出して家族のことを伝えたことはない。
皆、複雑な事情があるのだろうと察してくれていたから、それに甘えてきた。
「話したくないならばそれでも構わん。友人だけでなく、家族と離れたことに思うところがあるのだと思っていたが、今はまだ、踏み込むほどの仲でもないのだろう」
「その言い方はずるいよ」
つい、拗ねるような口調で返してしまう。
すると、してやったりという表情でユリウスはクルールのボトルを手に取って、お代わりを勧める。
「それは悪かったな。私も酔ってきているのかもしれん」
「俺は酔えないから、本当にそうなら羨ましい限りだ」
「流石にこの酒は強いと思うが、これでも酔わないのか」
「俺の国は研究熱心だって言っただろ。より良い人間を生み出す為の研究もされているんだよ。今では金を積んだ分だけ優秀な子を得ることが出来る」
この世界でいうならば、子供の魔力の有無やその質を親の意のままに指定出来るようなもの。
「俺は祖父の後継者となるために作られた歴代最高傑作品だ。だからこそ、酒に酔わないし、毒にも耐性がある」
「そうか。祖父の後継者になることが全てであったから、家族とはあまり接してこなかったのか」
言葉の裏を察したユリウスに対して、レスティオはどう表情を作ろうか迷い、グラスを手に取った。
「軍に入ったのは、軍人の父に会えるかもしれないと思ったから。けど、父は俺を息子と認識してはいなかった。だから、俺がいなくなっても、悲しむ家族はいない」
「それは、」
「功績を挙げて父の視界に入れたら、息子と認めてもらえて、家族と会えて、誕生日も喜んでもらえるんじゃないかと思ってた。けれど、それはもう叶わない夢になった」
元々望みのない夢だった。
父の視界に入るより先に、後継者になるべく軍を辞めることになるとどこかで理解していた。
けれど、けじめは自分で付けたかった。それだけが心残りだ。
「話を戻すと、なにかあるとしたら、所属していた部隊の人たちだな。俺は、任務中に敵の襲撃を受けると同時にこの世界に召喚された。だから、傍目には、襲撃で遺体も残らずに殉職したように見えたと思う。作戦指揮の責任とか、少数精鋭部隊だったから人手不足といった問題が起きているんじゃないかな」
少し早口で言い切ると、ユリウスの憐れむような眼差しが視界に入った。
「同僚は悲しんでくれていると思うよ。それくらいの付き合いはあったと思う」
「父親とて、息子として接することが出来なかったことを悔いているかもしれない。想像の中でくらい、夢を描いたらいい」
手が伸びて、レスティオの頭を撫でた。
「レスティオの世界で私は百歳に見えるならば、父の手には思えないか」
「いえ、有難うございます。その心遣いが嬉しい」
手が離れていくと、レスティオはお酒を一口飲んで仕切りなおした。
「さて、俺は十分話した。次は、ユリウスの話を聞こうか」
「おっと、なにか私に聞きたいことでもあったかな?」
「ハイリの件。レナルドから既にコルレアンに送ったと聞いたが、ユリウスが本心ではどう受け止めているのかと気になっていたんだ」
ユリウスは途端に冷めた表情を見せ、鼻で笑った。
グラスにたっぷりとクルールを注ぎ足して口に運ぶ様子をレスティオは黙って見つめる。
「気になりますか」
「資料にない皇族の内情には興味があるよ。俺も家族のことを話したんだから、聞かせてくれてもいいだろ」
強請ると深く重たくため息をつかれた。
「いつから、ハイリに対して冷めていたんだ?そもそも政略結婚だから愛情はなかったか。けど、子供は二人もいるだろ?」
「冷めていた、と言えば、結婚してすぐだ。アレはとことんリアージュを蔑ろにする癖に、内政には全く使えない飾り物だったからな」
レスティオの追及に諦めたように口にした言葉は辛辣だった。
酒の進みも早くなっている。
「ユリウスの本命はリアージュか」
「当たり前だ。皇妃になるのは恐れ多いと身を引こうとする彼女を引き留めるのにどれだけ苦労したことか。しかし、皇妃になってみれば、宰相と並んで国政を支えるべく精力的に働いてくれて、良き人を見つけたと皆に言われたものだ」
冷めていた態度から一転熱く語るユリウスを興味深く思いながら、レスティオもクルールを注ぎ足して聞き入る。
「本当ならば、リアージュとの子供をもう二、三人欲しかったが、ハイリと婚姻した時に身籠っていたことで嫌がらせを受けて流産したんだ。しかも、その後は第一皇妃の自分を一人で寝かせるつもりかと譲らず、実に面倒だった。娘たちは可愛いと思うが、ハイリの相手をするのが苦痛で二人以上は無理だった」
「ユリウスに相手にされなくなって俺のところに転がり込んできたなら迷惑もいい話だな。流石に見た目が八十歳は超えて見える女性たちに囲まれていたと思うと、意識がないうちに済ませてくれたのが救いだと思うくらいおぞましい」
レスティオが理解を示すと、ユリウスはそうだろうと大きく何度も頷いた。
程よく酔いが回ってきた様子が窺えたが、今日は薬草水は用意していない。
気持ちよく飲んでいるところを邪魔しないように、テーブルの上の料理を勧めた。
レスティオもクッキーを一枚口に入れる。
「じゃあ、なにはともあれ、ハイリを生贄として送り出したことは喜ばしかったわけだ」
「あぁ。生贄生贄とうるさいのがいなくなって清々する。我が国で召喚の儀式を行うから譲れないと何度言っても、コルレアンに生贄を譲れとしつこくてな。余興の席でレスティオがアレに理解を示した時は何事かと驚いた」
「今後も付き合っていくことを考えれば、コントロール出来るように試みる必要があると思ったんだよ」
「無謀だな。結果が夜這いを強行して自滅なのだから、ある意味、いい誘導をしてくれたというべきか」
料理を口に入れる様にしてから、ユリウスの酒の進みは一層早くなった。
そして、リアージュやロデリオとの思い出や良い所を流暢に話すユリウスに相槌を打ちながら、ボトルを空けた。
ここで終わりか、と思いきや、ユリウスは側仕えが用意したカートに乗せられた予備のクルールのボトルも取り出してきて、躊躇わず栓を開けた。
「クラディナもそうだが、ロデリオの婚約まで破談になるとは思わなかったからな。今回もいくつか見合い話はあったが、アレももう暫く様子をみるといって聞かないんだ、どう思う」
作業中も話を止めずに問いかけられて、レスティオは苦笑した。
「実は、ユリウスやレナルドのように意中の相手がいるとか」
「それだっ!ラビ王国のドレア姫だろうか。ロデリオと良い仲のようだからと勧められた娘がいたんだ。厄災の対応に追われて途絶えたようだが、留学後暫く手紙のやり取りもしていたから、確かに忘れられていない可能性はあるな」
いつも必要以上に語らないのに、次々と情報が出て来る。
面白いと思って聞いているところにローレンスが部屋に入ってきた。
「ご歓談のところ失礼致します。随分遅い時間になりましたから、今日のところはここまでと致しませんか」
「なんだまだいいではないか」
気づけば、時計は二時を指していた。
ローレンスは、取り合う気のないユリウスを前に困った表情を見せた。
そこにヴィムが咳ばらいをしながら入ってくる。
「陛下。側近を付けずにこんな時間まで密談をしていたとなれば、訝しむ者も多いでしょう。この辺でお控えください」
ユリウスが言い淀むのを見ると、ヴィムの視線はレスティオへと向いた。
ここまでにしてくれと視線が物語っている。
「ユリウスは明日も予定が埋まっているだろうから、確かにもう休んだ方がいいだろう。続きはまた今度としよう」
「お前まで言うなら仕方がない。今日はここまでにする」
レスティオが部屋を出ると、ずっと外に控えていたヴィムとネルヴィの表情には疲れが見えた。
「随分お酒を飲まれていたようですね。いつ頃から密談でなく歓談になっていたんですか?」
「んー、ボトルを半分空けたあたりかな」
「陛下は明日の予定もあるのですから、次はレスティオ様から止めて差し上げてください。あの酒は二人で一瓶飲み干すようなものではありませんよ」
クルールはアルコール度数が高く、一瓶飲み干す前に酔いつぶれる。
酔い覚ましの料理が効いていたからユリウスは平然としていただけで、体にも悪い。
部屋に着いてから説教を受けて、レスティオは素直に謝り、ヴィムに言われるがまま就寝準備を済ませて寝台に潜った。
翌朝はユリウスを聖の魔術で癒すために呼び出され、そのまま一緒に朝食を取った。
「昨晩は遅くまで引き留めてしまって申し訳ない」
「いや、ユリウスがどれだけリアージュを愛しているか知れて面白かったよ」
「是非とも口外はお控えください」
「わかってるよ。ロデリオとの酒席のネタにもしないから安心してくれ」
ユリウスは、記憶はしっかりとある様子で頭を押さえた。
改めて口外しないように言われて、レスティオは笑いながら頷いた。
「しかし、レスティオはあれだけ飲んでなんともなかったのか?」
「あぁ、俺は酒で酔うことはないって言っただろ。時間が許せば、あのまま朝まででも付き合えたよ」
「それでは陛下の体が持ちませんから、良識の範囲内でお願い致します」
ヴィムに口を挟まれて、レスティオはユリウスと一緒に素直に返事をした。
そして、顔を見合わせて笑った。
「今度、リアージュやロデリオも含めて四人で飲むか?以前、ロデリオとの酒席に料理を作ったら喜ばれたから用意するよ」
「ほぉ、それは是非。もしや、卵や芋を使った料理ですか?」
「リアージュにも食べてみてほしいよな」
「そうですね。マルクもあの料理を食べて以来、料理人の料理が物足りないというようになりましたよ」
渋々食べ進めて、レスティオは会談に向かうユリウスを見送り、部屋に戻った。
その日、帝都帰還までの移動計画を説明しに、マルクが部屋を訪れた。
明朝、レスティオはユリウスたちと共に、会議室にて移動中の会談予定や会議予定の打ち合わせを行い、その間に、部屋が片付けられる。
昼食後、馬車へと移動し、準備が整い次第大陸会議場を出発する。
往路の合流地点で、西部地域を統治する皇妹セルヴィア・オリヴィエールが合流するのを待って、帝都へと向かい移動する。
「道中では、特別待遇制度や側近の選定について、きちんとお話しましょう」
「草案はまとめてある。今のうちに渡しておいた方が対策を練れるかな?」
「是非」
真剣に即答したマルクに作成した草案を渡した。
一緒にロゼアンの特別待遇制度の自薦状と推薦状を預け、レスティオは、明日からが勝負だと気合を入れなおした。




