第62話 合流
合流地点に到着した時には、本隊は遠くに小さく見える位置にいた。
ザンクの見張り台から確認したところ、今日中には合流地点に到達するだろうと思っていたが、中々近づいて来ない。
本隊が見えている以上、訓練を始めるわけにも寛ぐわけにもいかず、ただひたすら待つことになった。各々護衛に立ったり、荷物番と称して腰を休める中、レスティオはユハニが作った椅子に腰掛けて優雅に手記を捲る。
「その本、なにか面白いこと書いていたりします?」
ネルヴィが暇に耐えかねて口を開いた。
一人娯楽に興じていたレスティオは、以前読んだ箇所に書かれていた、騎士に振られた聖女によって魔力を持たない騎士の立場が貶められた話を聞かせる。話を聞きながら揃って呆れた表情になる。
「聖女様が相手なら、誰でも喜んでお相手をすると思いましたが違うんですね」
「既婚者だったらしい」
「それは聖女様の方が信じられないですね」
「ハイラックは嫁一筋だもんな。そんなことで騎士団が今も無能扱いされているとは信じられん」
俺たちはもっと評価されていいのかもしれないというエヴァルトに皆頷いた。
その後も何気ないことから話題を広げて、遠目から見ても不真面目に見られない程度に談笑する。
移動の音が近づいてくると、本隊の方で兵が挙手しているのに気づいて、ネルヴィが手を挙げて応えた。それを合図に本隊の一部が速度を上げて駆けてくる。
「タールクヴィスト小隊だな」
「おそらく、先に到着して野営地の配置を決め、馬車の誘導役をするのだと思います」
ロゼアンの言う通り、先頭を走っていたハンプス・タールクヴィストは小隊長としてレスティオに挨拶に来たが、それ以外の者は配置を確認するためか平原を駆け回り始めた。ハンプスは騎乗したまま、腕を動かしてゆっくりと移動してくる者たちに合図を送る。
レスティオたちは邪魔にならない位置に移動しながら、すべての馬車と兵が移動を終えるのを待った。
「レスティオ様」
声をかけられて振り返ると、ヴィムが側仕えの正装姿でお辞儀していた。
思わぬ人物の登場にレスティオはきょとんとして首を傾げた。
「、ヴィム。屋敷はどうした?」
「皇帝陛下からの勅命を受けまして、大陸会議期間中のレスティオ様の側仕えを務めることになりました。屋敷はメノンとルカリオに任せております」
ユリウスの元筆頭側仕えだったことからも白羽の矢を立てやすかったのだろうと納得して、ひとまず、側仕えと護衛をそれぞれ紹介する。紹介を終えると、ヴィムに促されて、レスティオに用意された馬車の方へと移動した。
馬車は三台。移動用、寝台用、荷物用と並んでいた。寝台用の馬車には小さいながらに湯浴みスペースや身支度用の鏡台なども用意され、野営地とは思えないほど設備が整っている。
「馬車に生活空間を作る発想はなかったな。いや、寝台車を思えば、特別なことじゃないのか?」
「ご満足いただけましたか?」
「あぁ、想像以上に快適に過ごせそうだ。ザンクでいくらか手土産を貰ったから、積み込んでおいてくれるか?」
側仕えや護衛は、荷物用の馬車の中で就寝することになるようで、クローゼットや荷物の収納と共に就寝用のスペースが考慮された造りだった。
とはいえ、荷物や人数が多くなれば座って寝るしかないことを思えば、就寝時に横になれる分、護衛部隊の方が快適なのではないかと思う。
「ロフト風にしてみるとか、やりようはありそうだな」
「馬車の改造もよろしいですが、レスティオ様はお着替えを致しましょう。これから、皇族の皆様とのご挨拶が控えております」
ネルヴィたちの荷物も含めて馬車の中に片付けると、レスティオは軍服から正装に着替えさせられた。
城内で着せられた衣装とは違い、動きやすさを多少考慮した外出用の正装だが、白地に金と銀の刺繍が施された衣装は土埃で汚れてしまわないかと思ってしまう。
「ヴィムに世話をされると言うのも不思議な気分だな」
「本来のあるべき姿です。屋敷では自由にされているということは、内密にして頂けると幸いです」
内緒だと笑い合って馬車を出ると、ネルヴィ達は鎧の上にロングジャケットを羽織り、騎士然として立っていた。
護衛騎士の正装は鎧にロングジャケットが基本。しかし、魔物討伐の任務には不要ということで、他の荷物と一緒にフランドール隊に預けていた為、今日が護衛騎士姿初披露目となった。
ユハニだけジャケットのサイズが合っていなかったが、それを目に留めると、騎士団で揃いで用意された物なのだと苦い顔で説明された。
正装用のジャケットは本来は自ら用意するものだが、自分用のジャケットを持っているのはロゼアンだけで、それもダイナ家の紋章入りだった為、ドレイドが騎士団の予算から用意していた。
今後共用になる予定なので、サイズに文句は言えない。
「レスティオ様っ!随分お待たせしてしまいまして、大変申し訳ございませんでした」
マルクが慌てた様子で駆け寄ってくると、ネルヴィ達は姿勢を正して控えた。
「いや、こちらが早く着いただけだ。気にしなくていい。馬車での長旅に慣れない者もいて大変だったんだろう」
「えぇ、まぁ……」
遠い目をしたマルクになにかあったんだなと察しつつ、レスティオはマルクの方に近づいて小声で囁く。
「で、例の件は片付いたのか?」
びくりとマルクの体が震えた。緊張した表情でゆっくり頷くのを確認して離れると、後ほどご報告致しますと告げられた。
今からでも構わないと返そうとしたところに、マルクを呼ぶ声がかかった。
声の主を振り返れば、野営地にしては華やかな正装姿の男女が歩み寄ってきていた。
「そちらが我が国の聖騎士様かな?」
「まぁ、ようやくお会い出来ましたわね」
にこやかに近づいてくる二人の雰囲気を見て、皇弟夫妻かと思いつつも、彼らはマルクに話しかけているところなので一歩下がって紹介を待つ。
「レスティオ様は初めてお会いしますよね。こちらは、レナルド皇弟殿下とヴィアベル皇弟妃殿下にございます」
「お目にかかれて光栄です、聖騎士様。私はオリヴィエール帝国皇帝ユリウスの弟、レナルド・オリヴィエールと申します。東部地域の統治を任されております故、ご挨拶が遅れましたが、今後とも、どうぞよろしくお願いいたします」
「レナルドの妻のヴィアベルと申します。こんなに麗しい御方、初めてお会い致しました。お目にかかれて恐悦至極にございます」
柔らかく気さくさが窺えるレナルドと、うっとりとした表情でみつめてくるヴィアベルの挨拶に、レスティオも笑顔を作って応える。
「お初お目にかかります、レナルド皇弟殿下、ヴィアベル皇弟妃殿下。オリヴィエール帝国に召喚されましたレスティオ・ホークマンと申します。こちらこそお会い出来て光栄に存じます」
胸に手を当てて頭を下げると、レナルドに手を差し出されて握手を交わした。ヴィアベルはレナルドの腕を抱きながら、本当に美しいこと、と笑みを浮かべている。
見目が整えられていることは自覚しているので、レスティオは好まれるだろう微笑みを向ける。
「ヴィアベル。そろそろこちらを見てもらってもいいかな?」
流石にレナルドが焦れた様子を見せるが、ヴィアベルは首を横に振って拒否した。
「ヴィアベル殿下。私の顔は後三十年近くは大きく変わることはありませんから、鑑賞の機会は今後飽きるほどあると思いますよ」
「三十年ですか?レスティオ様の世界の寿命は如何程なのでしょう?」
他国にはエルフという数百年の寿命を持つ聖女の末裔がおりますが、と言いながら、ヴィアベルはレスティオの耳の形を確認するように横顔を覗き込んだ。
エルフが実在するのかと驚きつつ、レスティオは世界の平均寿命は八十歳前後、国でいえば百歳を超えていると答える。
「それほど長寿というなら納得しました。ごめんなさいね、レナルド」
「いや、君が見惚れる気持ちはとてもよくわかるよ。俺も事前に何も聞いていなければ見惚れてしまっただろうからね」
笑顔で仲睦まじい様子を見せつける二人は、思い出したようにレスティオを皇族用の天幕へと誘った。
野営地には、野営用のテントの他に、皇族用にお茶会や会食が出来る大きな天幕と、文官たちの会議用の天幕がいくつか準備されている。馬車の種類も含めて、随分と用意周到だと感心する。
「皇弟殿下、このような場に護衛を連れたことがないのですが、どのように指示すべきかご教授頂いてもよろしいですか?」
「それでしたら、天幕の中には筆頭をお連れください。我々は天幕の外にも一人二人待機させるようにしております。後の采配は筆頭に任せればよいですよ」
レスティオは、護衛にネルヴィとユハニを手招いて、レナルドとヴィアベルと共に天幕へと向かった。
自由に振る舞っているように見える二人の側にも護衛と思しき男女が控えていて後に続いてくる。
「あぁ、レナルドも来たか」
「聖騎士様もお連れしましたよ」
先に天幕に入ったレナルドと既に中にいたユリウスのやりとりを聞きながら、レスティオは中の様子を確認する。
応接間ほどの広さがあり、布で仕切られたスペースに側仕えたちが出入りしていることから、給仕の為の場所なのだとわかる。
ユリウスは、レナルドとヴィアベルの後ろにレスティオの姿を見つけると、ガタッと音を立てて椅子から立ち上がり、レスティオの前に出た。
「ご無事で何よりでございます。お疲れになりましたでしょう、どうぞ、席にお座りになってください」
立ち話もなんだとユリウスに促され、ローレンスが上座に用意した椅子に着席する。
すかさず、ヴィムが食器を乗せたカートを出してくると、目の前で食器の洗浄から始めて、毒が含まれていないことを示すように丁寧にお茶の準備を始める。
他の側仕えは淹れてきたお茶をカップに注いでいるだけなので、レスティオ用に毒が入っていないことを示す演出だとわかった。
「レスティオ様、まずひとつお詫びを。現在の主であるレスティオ様の許可なく、ヴィムに大陸会議中の側仕えを命じてしまい、申し訳ございませんでした」
「いえ、ヴィムなら安心して任せられるので、むしろ有難いと思っていたところです。皇帝陛下の元筆頭側仕えですから、ほかの側仕えとの連携も申し分ないでしょうし、流石の采配ですね」
笑顔で応じると、ユリウスは安堵した様子で一息ついた。
レスティオは周囲の様子を窺いながらヴィムが淹れてくれたお茶を飲む。ヴィムの淹れるお茶は薬草や香草の味がしっかりと抽出されていて、味わいを楽しめる一杯になっていた。貼り付けていた笑顔の口元が思わず綻んだ。
「魔物の討伐の方はいかがでしたか」
「討伐はつつがなく済みましたよ。護衛たちが良く働いてくれた上に、ザンクの自警団が協力的だったので、迅速に対処することができました」
「それは良かった」
「自警団といえば、聖女様の護衛部隊ですわよね。いっそ、彼らをレスティオ様の護衛に呼び寄せてはいかがです?」
ふと思い出した、というようにハイリが笑顔で提案した。
今から早馬を出して召集すれば開会までには間に合うでしょう、と付け加えられて、レスティオは表情を消してハイリを見据えた。
「護衛は十分揃っていますので、心配には及びません」
「あら、レスティオ様の護衛には生贄になるものが含まれています。いずれ不足するのですから補充は必要でしょう」
「私が選び、護衛に任じた者を生贄にするおつもりですか?手違いでないと言うなら、是非とも理由をお伺いしたいところですね」
ハイリが口を開こうとしたが、それをユリウスが腕を伸ばして制した。
「手違いです。レスティオ様の護衛に任じられたタイミングが生贄候補のリストを作成した後だったため、勘違いしている者がいるのでしょう。ハイリ、聖騎士様の護衛から生贄を出すなど有り得ないと考えればわかるだろう」
冷や汗を流すユリウスは真剣な表情だった。
余裕のない様子に自然と天幕の中は緊張した雰囲気になる。
「そうですか。皇帝陛下がおっしゃっるならば間違いはないのでしょう」
「っ、生贄の者については誤解としても、レスティオ様が選定した護衛は大陸会議にはふさわしくありません。正直、この天幕に貧民を招くこともあり得ないことです」
レスティオがユリウスの言葉を受け入れたことで雰囲気が緩和したのも一瞬。
ハイリの言葉に皇族たちだけではなく、天幕の中に立つ護衛や側仕え達の表情も厳しくなった。
レスティオの後ろに立っているネルヴィは自分に向けられている痛いほどの視線を感じて、必死に表情を引き締める。表情や姿勢を崩せば筆頭護衛騎士としての心構えも崩れると、気合を入れ直すように手をきつく握りしめた。
臨時とは言え、聖騎士の護衛騎士になる者だから素性を調べたのかと思い、レスティオはため息をついた。
「出自や身分で判断すればそうなのかもしれません。ですが、護衛に必要な振る舞いは身につけさせましたし、私は実力を評価します。いざという時に命を預けられないような飾り物の護衛は不要ですから」
「貧民の実力など、たかが知れていますわ」
「そうでしょうか。ここにいる皆さんの筆頭護衛騎士より私の護衛騎士は圧倒的に強いですよ」
挑発的にいえば、護衛達の表情が主の方へと向く。
家名もプライドもある彼らはこのまま黙ってはいられないだろうなと、レスティオは口角を緩める。そして、次の言葉を発する前に、レナルドが不敵な笑みを浮かべて身を乗り出した。
「そこまでおっしゃるなら、余興がてら手合わせしてもらおうじゃないか」
「レナルド」
ユリウスが兄として嗜めようとするが、レナルドは後ろを振り返り、自分の護衛に実力を見せてやれと発破をかけ始める。
その姿を見て、爽やかな気さくさを装っていただけで、実は好戦的で調子の良い男なのかもしれないと印象を変えた。
レナルドの護衛は、本来の筆頭である魔術師が召喚の儀式に参加した為、東部帝国軍騎士団出身の騎士が筆頭代理を務めており、手合わせに乗り気だった。
ユリウスの筆頭護衛は魔術師であり、剣の心得はないと言いきって、手合わせには騎士団出身の護衛騎士を出すと告げた。
ハイリとヴィアベルの護衛は女性の為、代わりに同行している騎士団の代表に手合わせしてもらおうと提案する。
「では、レスティオ様の護衛にふさわしい実力がないと分かった時は、当然その騎士は解任でよいかな?」
「勿論です。ただし、実力があると分かった時の見返りも頂いてよろしいですか?」
「まぁ、筆頭護衛騎士に留まれるだけ名誉でしょう?」
「いいえ。私の護衛が負けた時は、皇族として貧民の登用を認められないという要求を叶えるのですから、私の護衛が勝った時にはこちらの要求を叶えていただかなければ公平ではありません」
ハイリが文句をいう前にレナルドが頷いて要求はなにかと問いかける。レスティオは口元に笑みを浮かべて答えた。
「私は、オリヴィエール帝国が厄災を乗り越え、その後の復興も円滑に進むように、私の世界の制度を取り入れてもらいたいと考えています。これから宰相とも相談して実現していければ思っていたのですが、推進にあたり皇族の公認と後援を頂きたいです」
「聖騎士様がご提案されることであれば、我々は前向きに検討しますが、そのようなことでよいのですか?」
聖女の言葉を鵜呑みにし続けた世界なのだから、全面的に拒否される可能性は低いとレスティオは踏んでいた。
レナルドだけでなく、ユリウスやハイリも首を傾げている。
「レスティオ様が我が国のことを将来まで考えてくださることはとても有り難く思いますが、一体どのようなことを考えていらっしゃるのでしょう?」
「厄災の対応や復興の要となる人材の育成と確保を目的とした、特別待遇制度の導入です。今は身寄りが無くなったり、軽い違反行為を犯しただけの者も全て生贄にしていると聞きました。それにより、国政や国防に必要だった優秀な人材を何人も手放したんじゃないですか?他国との外交の中でどうしても生贄が必要という考えは理解しますが、本当に必要な人材は手放さずに済むように、聖騎士考案という名目で打ち出せないかと」
生贄候補を候補から外す為の抜け道を用意すると、国が突然言い出せば、生贄を送り出してきた国民達は反発することが想像される。しかし、この世界の特性上、聖騎士考案とすれば格段に受け入れられやすくなる。
最初は、聖騎士認定としてレスティオの周辺から試験的に実施し、その取り組みに感化されたとして皇族が認定する枠組みを作り、条件を設けた上で帝国軍や商会でも認定可能としていく。
条件を満たすべく奮起する中で人材は育つし、育てようとすることが、国力の増強に繋がればいい。
「生贄にするよりも国に留めて働かせた方が国の利益になる。そういう人材を対象に考えています。生贄からの抜け道として悪用されない為に、選定方法や条件は入念に検討すべきでしょうから、本格導入には数年要すると思いますが、検討材料としてまずは試験的に私の護衛騎士をモデルケースにさせて欲しい」
ハイリの手の中で扇が勢いよく畳まれてシャンッと鋭い音を立てた。笑顔が消え、じっとりとレスティオを睨む。
「皇女を拒絶しながら、随分とその騎士を寵愛されているのね」
「なにやら誤解されているようですが、その者は私と共に厄災の最前線を駆ける覚悟を持つ優秀な騎士です。私の護衛騎士がそこらの兵とは一線を画することは、この後証明されることと思います」
レスティオは、ここが勝負どころだろうと不敵な笑みを浮かべた。
「では、こうしましょうか。私の護衛騎士が勝った時には賛同していただく。その代わりに、負けたならば筆頭護衛騎士は解任。加えて、贄候補に名が挙がっているロゼアン・ダイナを生贄に送り出しましょう」
後ろの方で息を呑む音が聞こえた。
仲間を守ろうとする気持ちを思えばネルヴィには酷な条件だが、負けられない勝負であると覚悟を決めるだろう。
「よろしいのですか?」
「えぇ。ネルヴィは、私が背中を預けられると信頼した騎士たちの筆頭です。万が一にも負けるなど有り得ません」
「そこまで仰るのならいいでしょう。最も優秀な兵を選んできなさい」
ハイリに命じられて、後ろに控えていた護衛が天幕を出ていく。
余興は夕食後に野営地の中央に場所を整えて行われることとなり、各皇族の護衛達も交代したりと動き出し始めた。
同時に側仕えたちはテーブルの上のお茶を片付けて夕食の給仕を始めていく。
「ネルヴィ。エヴァルトと護衛を交代して夕食を済ませておけ。ハイラックとロゼアンと共に戦術の確認をしておくといい」
「承知しました」
ネルヴィは天幕の外のユハニにエヴァルトを呼びに行かせると、エヴァルトが来るまでは天幕の中で控えた。
出て行ってそのまま戻ってこない護衛もいる中で、ネルヴィの方がちゃんとしているじゃないかと思いながら、レスティオはヴィムに給仕された食事を口に運び始めた。




