表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/80

西の街を目指せ ①

3人は馬に跨り、草原を西に向かって走り続ける。


「ねお兄ちゃん、西の街まではどうやって行くのさ?」

「うーん、正直方角しかよくわからないんだよね。これまでも何度か近くまで来たことはあったけど…」

「そうだよね、街との交易は交易担当のファミリーでやるし…」

エースファミリーであるリューシャは街のことに関してはあまり詳しくなかった。

他のファミリーが交易している間は、街から離れたところで家畜の世話をしていた。


「とにかく大体の方向で検討をつけて、手がかりを探すしかないな。町の近くまで行けば周辺には誰かいるかもしれないし。」

「オッケー、ノープランね!」

「うるせい!」

「まぁまぁ、二人とも。街に着きさえすれば、うちの父と母がきっと色々案内してくれるはず!それまで頑張ろう!」

あぁ、サミは人間が出来ているなあ。リューシャはそんなことを考えながら、馬をさらに走らせる。


西の街まで、出発地点から直線距離で行けば、一週間ほどでつけるかなという目論見ではあった。しかし、実際どのぐらいかかるかリューシャたちには全く未知であった。

季節は初冬であり、本格的な冬が訪れるまでには街にたどり着かなければ、草原の冬の寒さは厳しい。


3人は記憶をたよりに、方角を確認しながら進んでいく。

マルカリスは本格的な戦闘の経験がないため、リューシャが父から習ったように、戦闘の基礎を教えることも必要だった。

幸い、これまでのところ強い魔獣は現れず、3人の力でなんとか対応できた。

リューシャは父との訓練や、大森林捜索の過程で父の戦いぶりを見て、戦いのやり方を学んでいた。

その経験が今活きていると感じる。


正直なところ、マルカリスの魔法はかなり有効でり、頼りになるものだった。

リューシャは父のように後方から全体を見回して戦局を作り、支援魔法放つというよりも、サミと肩を並べて剣で相手に攻撃を仕掛ける方が性に合っている。

後ろをマルカリスに預け、魔力を2人に供給しながら、自分も剣で戦うそのスタイルがだんだんと定着していった。


旅立ちから4日目、初めて大型の魔獣に出くわした。

草原を走っていると、突如藪から巨大な大蛇が姿を現す。

大蛇の魔獣は、人を丸呑みに出来るほどに大きく顎を開き、攻撃をしかけてきた。


「おぉ〜、これはでかい!蛇の肉って結構おいしいんだよね。これで干物にしたらだいぶ持つんじゃない?」

マルカリスは、いつものように緊張感がない。

「マルカ、気を抜くなよ。これまでの弱い魔獣とは違う。」

「なんかお兄ちゃん、どんどんお父さんみたいになってきてない?」

「今は俺がリーダーなんだから当たり前だろ!お前の命にも責任を持ってるんだ。ファミリーのみんなを守ってかなきゃ行けないんだからな。」


マルカリスに構っている間に、魔獣が距離を詰めてきた。

「サミ!いつもどおり、敵の攻撃を二人で引きつけよう!」

今回も読んで下さりありがとうございます!

皆さんの応援が執筆の励みになりますので、少しでもいいな、続きが気になると思った方は是非ブックマーク、高評価お願いいたしますm(__)m


次話もお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ