プロローグ
僕の相棒のノーパソの充電器のコードの所が折れたがために、久々の投稿になってしまいました。
そろそろノーパソを買えますかね。
遂に2部の開幕ですよ!
今回は色々と動き出す話ですよ!
場所、南西南都市近くにある森―――悪魔の森。そこにある集いの場。
そこには、真っ白な髪の老父、元学園長―――せロラン・リュードが丸板の上に座っており。
その隣に立つ、角が無いベリーショートヘアに、吸血鬼が纏っている黒のマントを着ている偸盗から生まれた悪魔―――盗魔〈ムフィード〉と、パーマでミディアム。髪の頭には四本の角を生やし、恰好はゴスロリ服を身に付けている両舌から生まれた悪魔―――裂魔〈ヒアイ〉。
残りの十悪もまた彼らの周りに集っていて。
「いよいよ作戦まで四時間を切ったのう」
「念のためですが主人。我らが隠れる所は安全なんでしょうか?」
「確かにラスフも気になるメア。それと成功する確証はあるメア?」
今になって緊張からか、本当に心配してるのか二人がそう言う中、りゅーどが二人に対して意外な事を言い出す。
「チャンスを作ってくれる鍵がいるからのう」
「ほう、鍵か。この前言っていた奴か?」
「ほほほほ、それとは別の儂の教え子じゃのう」
「それなら安全でしょうね」
「ラスフも同じメア」
聞きなれぬ鍵という単語に、暗黒に包み込まれた死神―――闇死神がアルテミスのことを思い出して言う。
が、せロランは首を横に振るや、事実を伝える。
それを聞いた頷き合う。
「楽しみじゃのう」
「気を付けて下さい。ご主人様。十悪内で二位と三番目に強いお前たちの力を見せて来い」
と闇死神が言うと、
「ほほほほ。勿論じゃのう」
「言われずとも、分かっているに決まっているでしょう」
「ラスフもメア」
一人と二体はそれぞれそう言葉を返した。
それから元学園長らは行動に移した。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
海底楽園都市内にある、丘の上に佇む小屋の中。
小屋内には、古びた外装にそぐわぬ高価なテーブルと椅子が小屋の中央にあり、入り口側に座る紺色の清楚ロングウェーブへあの少女―――せロラン・ネチスィア。
元学園長の孫の一人だ。
ネチスィアは、前に座る双子の兄弟に向けて。
「後五時間ちょっとで、お爺ちゃんが来るんだって♪」
「てことは、スィア姉、頼まれたあれ、やるんだよね!」
「確か、アリマ・ヒョウガっていう奴を狙うっていう奴だっけ?」
嬉しそうに話す姉へ、双子兄弟の兄―――オムが、祖父に頼まれた事の実行の確認をし、端的にやることを口に出す双子の弟のマル。
「そうそう。それをすればお爺ちゃんが喜ぶんだ♪」
「万に等しい確率で失敗しても、駒がなんとかしてくれるから安心だよね」
「駒の彼もあと五時間ちょっとで来るんだっけ?」
「ええ、そうよ! 合流場所は'ここ’だから」
嬉しそうに言うネチスィアへ、ミスした時の秘密兵器を口にするオム。そしてマルが確認するように聞くと、姉が肯定するように 頷き、新しく二つの椅子を取り出す。
そして彼女らは、時が過ぎ去るのを待った。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
東南東武装都市にある学生寮。
「ミラミラ聞いた?」
「なにを?」
ミラミラと呼ばれた少女は、きょとんと首を傾げて聞き返す。
「噂のアリマ・ヒョウガって言う人が、<交武祭典>《アルージェフェート》に参加するんだってさ」
「知ってる。だって昨日、試合の映像を見せて貰ったからね」
「そうだったっけ? 此処ん所忘れやすくてさ。それにしても凄かったよね。一体読んで見ごと買って見せるとかさ。聞いた話だと、最後に幼女を倒した時剣が光ってたんだってさ! その前は体が謎の光に包み込まれて」
「そうだったね」
ルームメイトの少女が、話題のヒョウガの話をするが、その内容を知る彼女はそう言う風に言う。
そして見ていたことを忘れていた彼女が、少女―――ルーミランに気になることを言うと。
「そう言えばさ! ミラミラ」
「なに?」
「ミラミラも悪魔が襲って来た時、光る何かの力で倒したよね」
「へ? あ、うん。そうだったね」
悪魔も大群が襲って来た時のことを思い出したルーミランのルームメイトの少女が、振って来たため、少し戸惑いつつも肯定する。
「アリマ・ヒョウガって言う人も、私と同じなんだね」
「へ? どういう事??」
「うんうん、何でもない」
彼女の呟いた言葉を拾ったか少女は、首を傾げ、脳裏にハテナマークを浮かばす。
が、誤魔化すように、左右に手を揺らす。
そして出発の最終確認を済めせるのであった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
天空武装都市。<交武祭典>《アルージェフェート》へと参加するチームが広場に集っており。
その二チームの片方の口を開く。
「我らがチーム<龍召喚>は必ず勝ち抜かねばならぬ。竜使いの名にかけて」
「トラニア様の言う通りだ。な高き龍使いがそこらのザコに負ける訳には行けない」
トラニアと呼ばれた少女は―――指を一本立てて言い放つ。
「厄介なチームがある。それは、チーム<風神>だ。そのチームのアリマ・ヒョウガは可成り手強いと言う噂を耳に入れてな」
「一体どういう風に?」
「この前下界に行った時に聞いたのだが、決勝戦で、四対一のピンチの試合にも拘わらず、見事勝って見せたという話だ。それも相手は学園最強のチームをだ」
力強いトラニアの言葉に、効いていたルームメイトの少女は吃驚仰天していて。
「実は我が悪魔に襲われている男の子を助けようとした時があって……」
「それは下界でですね。流石龍使い最強のトラニア様です」
「だが我だけの力では助けることが出来なかった。その時・・・・・・」
「今思ったんだけどね、一体何の話をしてるの?」
「その我が言った男も、どうやら我と同じ力を持っていると言うことだ」
「??」
突然話が変わったことで、怪訝そうにした彼女らへ、、訳の分からないことを次々と言われ、話についていけなくなってしまい。
「我の独り言だ。気にするな」
とだけ伝える。
それから全員が龍を呼び出し、その自分の龍に跨った状態で、下界へと降りて行く―――。
次回はどうなるでしょうか。
(1部の番外編と家諸々は割愛させれ戴きました)
キャラクター表みたいなのは、別で出しますよ!




