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契約は天使のキス  作者: 海鮮鍋/玉蜀黍
第四章 激動の交武祭典篇
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プロローグ

僕の相棒のノーパソの充電器のコードの所が折れたがために、久々の投稿になってしまいました。


そろそろノーパソを買えますかね。


遂に2部の開幕ですよ!

今回は色々と動き出す話ですよ!

場所、南西南都市近くにある森―――悪魔の森。そこにある集いの場。


 そこには、真っ白な髪の老父、元学園長―――せロラン・リュードが丸板の上に座っており。


 その隣に立つ、角が無いベリーショートヘアに、吸血鬼が纏っている黒のマントを着ている偸盗ちゅうとうから生まれた悪魔―――盗魔〈ムフィード〉と、パーマでミディアム。髪の頭には四本の角を生やし、恰好はゴスロリ服を身に付けている両舌りょうぜつから生まれた悪魔―――裂魔〈ヒアイ〉。

残りの十悪もまた彼らの周りに集っていて。


「いよいよ作戦まで四時間を切ったのう」


「念のためですが主人。我らが隠れる所は安全なんでしょうか?」


「確かにラスフも気になるメア。それと成功する確証はあるメア?」


 今になって緊張からか、本当に心配してるのか二人がそう言う中、りゅーどが二人に対して意外な事を言い出す。


「チャンスを作ってくれる鍵がいるからのう」


「ほう、鍵か。この前言っていた奴か?」


「ほほほほ、それとは別の儂の教え子じゃのう」


「それなら安全でしょうね」


「ラスフも同じメア」


 聞きなれぬ鍵という単語に、暗黒に包み込まれた死神―――闇死神がアルテミスのことを思い出して言う。


が、せロランは首を横に振るや、事実を伝える。


それを聞いた頷き合う。


「楽しみじゃのう」


 「気を付けて下さい。ご主人様。十悪内で二位と三番目に強いお前たちの力を見せて来い」


と闇死神が言うと、


「ほほほほ。勿論じゃのう」


「言われずとも、分かっているに決まっているでしょう」


「ラスフもメア」


一人と二体はそれぞれそう言葉を返した。


それから元学園長らは行動に移した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


海底楽園都市内にある、丘の上に佇む小屋の中。


 小屋内には、古びた外装にそぐわぬ高価なテーブルと椅子が小屋の中央にあり、入り口側に座る紺色の清楚ロングウェーブへあの少女―――せロラン・ネチスィア。


元学園長の孫の一人だ。


ネチスィアは、前に座る双子の兄弟に向けて。


「後五時間ちょっとで、お爺ちゃんが来るんだって♪」


「てことは、スィア姉、頼まれたあれ、やるんだよね!」


「確か、アリマ・ヒョウガっていう奴を狙うっていう奴だっけ?」


 嬉しそうに話す姉へ、双子兄弟の兄―――オムが、祖父に頼まれた事の実行の確認をし、端的にやることを口に出す双子の弟のマル。


「そうそう。それをすればお爺ちゃんが喜ぶんだ♪」


「万に等しい確率で失敗しても、コマがなんとかしてくれるから安心だよね」


「駒の彼もあと五時間ちょっとで来るんだっけ?」


「ええ、そうよ! 合流場所は'ここ’だから」


 嬉しそうに言うネチスィアへ、ミスした時の秘密兵器を口にするオム。そしてマルが確認するように聞くと、姉が肯定するように 頷き、新しく二つの椅子を取り出す。


そして彼女らは、時が過ぎ去るのを待った。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――



東南東武装都市にある学生寮。


「ミラミラ聞いた?」


「なにを?」


ミラミラと呼ばれた少女は、きょとんと首を傾げて聞き返す。


「噂のアリマ・ヒョウガって言う人が、<交武祭典>《アルージェフェート》に参加するんだってさ」


「知ってる。だって昨日、試合の映像を見せて貰ったからね」


 「そうだったっけ? 此処ん所忘れやすくてさ。それにしても凄かったよね。一体読んで見ごと買って見せるとかさ。聞いた話だと、最後に幼女を倒した時剣が光ってたんだってさ! その前は体が謎の光に包み込まれて」


「そうだったね」


 ルームメイトの少女が、話題のヒョウガの話をするが、その内容を知る彼女はそう言う風に言う。


 そして見ていたことを忘れていた彼女が、少女―――ルーミランに気になることを言うと。


「そう言えばさ! ミラミラ」


「なに?」


「ミラミラも悪魔が襲って来た時、光る何かの力で倒したよね」


「へ? あ、うん。そうだったね」


 悪魔も大群が襲って来た時のことを思い出したルーミランのルームメイトの少女が、振って来たため、少し戸惑いつつも肯定する。


「アリマ・ヒョウガって言う人も、私と同じなんだね」


「へ? どういう事??」


「うんうん、何でもない」


彼女の呟いた言葉を拾ったか少女は、首を傾げ、脳裏にハテナマークを浮かばす。


が、誤魔化すように、左右に手を揺らす。


そして出発の最終確認を済めせるのであった。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 天空武装都市。<交武祭典>《アルージェフェート》へと参加するチームが広場に集っており。


その二チームの片方の口を開く。


「我らがチーム<龍召喚>は必ず勝ち抜かねばならぬ。竜使いの名にかけて」


 「トラニア様の言う通りだ。な高き龍使いがそこらのザコに負ける訳には行けない」


トラニアと呼ばれた少女は―――指を一本立てて言い放つ。


 「厄介なチームがある。それは、チーム<風神かざしの>だ。そのチームのアリマ・ヒョウガは可成り手強いと言う噂を耳に入れてな」


「一体どういう風に?」


「この前下界に行った時に聞いたのだが、決勝戦で、四対一のピンチの試合にも拘わらず、見事勝って見せたという話だ。それも相手は学園最強のチームをだ」


力強いトラニアの言葉に、効いていたルームメイトの少女は吃驚仰天していて。


「実は我が悪魔に襲われている男の子を助けようとした時があって……」


「それは下界でですね。流石龍使い最強のトラニア様です」


「だが我だけの力では助けることが出来なかった。その時・・・・・・」


「今思ったんだけどね、一体何の話をしてるの?」


「その我が言った男も、どうやら我と同じ力を持っていると言うことだ」


「??」


 突然話が変わったことで、怪訝そうにした彼女らへ、、訳の分からないことを次々と言われ、話についていけなくなってしまい。


「我の独り言だ。気にするな」


とだけ伝える。


 それから全員が龍を呼び出し、その自分の龍に跨った状態で、下界へと降りて行く―――。




次回はどうなるでしょうか。


(1部の番外編と家諸々は割愛させれ戴きました)


キャラクター表みたいなのは、別で出しますよ!




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