表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/3

旅の決意

事件は三日前に起こる。


ある所に、まめまめ村という、まめ族が住んでいる村があった。


何か事件が起きるわけでもなく、平和に暮らしていた。


ところがある日、一つの大事件が起こった。


村破滅の危機にせまったまめじいは、


孫であるまめまるに仕事を頼んだのであった。


豆 「それにしてもひどいよなぁ、僕に仕事を任せるなんてさぁ。」


三角「しょうがないよ、まめまるは、まめまめ村のヒーロー的存在なんだからさ。」


まめまるには、相棒がいる。さんかくまるだ。


豆 「そんなこと言われてもさぁ。もう十年も昔のことなんだよ。

   

   むりだってぇー。」


三角「まめまるはそういう所がダメなんだよ。もっとシャキッとしなきゃ!」


話は十年前に戻る。


豆 「もう僕も十歳です。そろそろ旅をしてもいい・・・」


じい「まめまる!良く決心がついた!それでこそ男だ!」


豆 「・・・」


じい「がんばるんじゃよ!」


豆 「でも、お父様やお母様に相談しなくても・・・」


じい「なーに!心配するな!わしから話しとくよ!」


・・・これで、まめまるが旅に行くことは決定した。しかし・・・


じい「じゃあまめまる、出発は明日の明け方の5時でいいかい?」


豆 「え!?ちょっと待って!僕、明日に出発したいだなんて一言も言ってないよ


!それに、荷物とかはどうするの?しかもなんで5時に!?」



じい「まあまあ、まめまる、落ち着け。いいか、良く聞けよ。旅は・・・

   

   思い立ったときが出発する時なのだ!」


豆 「だからって・・・」


じい「話はまだ終わっておらん!わしもなぁ、旅に出たことがあるんじゃ。ちょう


どお前くらいの時に。その時になぁ、わしの父に言われたんじゃ。旅は思い立った


ときが出発する時なんだってな。だから、お前にも言ったんじゃ。この言葉、よー


く覚えておけよ。あ、あと、荷物は、お前がいつか旅に出たいって言う時があると


思って、あらかじめ準備しといたからな。心配するな!」


豆 「ありがとう・・・」


じい「まめまる!ここが一番大事なところだ。どうして5時に出るのかっていうと


となぁ、昔からの言い伝えなんじゃ。昔の人も、旅に出るときは、必ず5時にでる


のが約束なんだったんだと。まぁ、なんで5時に出発するのかは、今でも謎に包ま


れたままじゃがな。ふゎっふゎっふゎーー!!」


豆 「おじいちゃん、その笑い方、怖いよ・・・」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ