さんかくまるへの挑戦
まめまるは、翌朝5時に出発した。
「あぁー、やっぱり、不安だなぁ。大丈夫かなぁ。」
そう言いながら、時計の短針が五回ほど回るまで歩くと、まめまるは少し疲れてきた。
「少し休むかぁ」
そう言って、そこらへんの喫茶店に入った(ちなみに、お店の名前は「mame」w)
席に座ったとたん、驚いた。
そこに、さんかくまるがいたからだ。
おじいちゃんやおばあちゃんから、よく話を聞いていた。
☆☆☆☆☆
「さんかくまるはね、怖いんだよ。村の一番と言われるほど強くてねぇ、一回警察に捕まったこともあるんだよ。そのときは2ヶ月ぐらいだったけど、まめ新聞一面にのってねぇ。大変だったのよ。」
「その大変だったっていうのも、おじいちゃんと同じ小学校で、まぁまぁ話したりはしてたから、一緒に手を組まないか?って誘われてねぇ。おじいちゃんがだよ。おじいちゃんは、用事があるから無理って答えたけど、え?いやだ、なんていえないよぉ。あの、すごい存在感というか、なんていうか・・・」
おじいちゃんは、一度話し始めたら、いつも話が長くなるので、まめまるはそぉーっとその場から立ち去った。
☆☆☆☆☆
そのさんかくまるがいたのだ。
まめまるは、さんかくまるを、倒す敵として、認識した。
まめまるは、旅をするにあたって、3つの条件を決めた。
1、敵を倒す時は、周りから排除してほしいと頼まれた時だけに限る。
2、自分より小さい相手(12cm以下)とは、戦わない。
3、最終目的は、影のボスと言われている、神まるを倒すこと。
まめまるは、強い決心を固めたのであった。