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野田高等学校 三話

作者: あき

会計 「はぁ・・・。前回は、えらい眼にあった・・・。どうしよう。僕、生徒会

    やめようかな?」

副会長「ふふふ・・・。里川君。一人だけ逃げたら、どうなるか分かっているわよね?」

会計 「失礼しました。ジョークです。そんな怖い眼で見ないでくださいよ。」

書記 「どうせあいつは今年で卒業なんですから、少しぐらい我慢しろよ、甲斐性なし。」

会計 「それはそうだけどさ・・・って、今、生徒会長と僕の悪口が聞こえたんだけど!

    副会長!!最近、藤の態度が悪すぎると思いませんか?!

    少しぐらい注意してくださいよ!!!先輩でしょう!!!」

副会長「なに言っているの?正常に機能しているじゃないの。どこを注意すればいいの?」

会計 「だめだ。もうここには僕しかまともな生徒がいない・・・。」

書記 「所で、生徒会長がまだ来ていませんが。」

副会長「あら、本当ね。この思いつき小説にとうとう飽きたかしら?」

会計 「思いつきだったとしても、三話まできたんだから少しぐらい認めてやってもいいじゃ

    ないですか?パソコンに触れるのも、週二回ぐらいなんだし・・・。」

副会長「作者の事情と私達の事情は、なんの関係もないわ。そもそも、こんなの

    続くわけないじゃないの。」

会計 「なんでそんなに否定的なんですか!!!続かなかったら、僕ら死ぬんですからね!!!!

    小説という文字の世界の中だけだけど、死ぬんですからね?!!!!」

書記 「死を恐れる奴に、大義なんか果たせない。」

会計 「僕らが死ぬの怖くなくなったら、風船以上に鮮やかに破裂してしまいますよ!!!!」

副会長「だって、なにを伝えたいのかよく分からないんですもの。」

書記 「議題とか言って、結局いつも生徒会長の気まぐれにつき合わされているだけですし。」

会計 「まぁ、それは否定できないけどさ・・・。」

生徒会長「おー。すまん、遅れた。」

副会長「あら生徒会長。ずいぶんと早かったですね。もっとゆっくりしていてもよかったのに。」

会計 「さりげなく生徒会活動がやりたくないっていっていますね・・・。」

生徒会長「実はな、さっき生物の先生、佐々名に捕まってな。間一髪で逃げてきた所だ。」

会計 「間一髪って・・・いったい、どうして逃げてきたんですか?」

生徒会長「知らんのか?めがね馬鹿。奴に捕まった奴は、実験体にされ、改造されてしまうんだぞ。」

副会長「うふふふ・・・改造されて、もっとまともにしてもらえばよかったのに。」

書記 「いっそう、別人にしてもらえばよかったのに。」

会計 「ひどすぎる・・・いくら生徒会長が、わがままで最低な人だからって・・・。」

生徒会長「いいんだ、会計君。これも、彼女達の愛情なんだから。

     会長は、むしろうれしいよ。仲間達にここまで愛されて。」

会計 「すいませんでした、生徒会長。少しでもかわいそうだと思った僕が間違っていました。」


ガガガガガガガガガガッ


会計 「!?な、なんだ!この、地響きのような振動は!!!」

?  「あはははははっ! 相田!! この私から逃げられるとでも思っているのか!!!」

会計 「ん・・・?・・・うわっ!!!外に、なにやら得体の知れない乗り物に乗った

    佐々名先生が・・・」

生物の先生「部活動などという若人の一時的な感情の高ぶりによる恥ずかしいもののために

      私が屈するとでも思っているのかぁ!!!!

      愚かだよ、愚か者だよ君はぁぁぁ!!!!!!あはははははははははははははっっっ             !!!!!!!!!!!!」

書記 「生徒会長。今日の議題は。」

生徒会長「ふむ。今日の議題は・・・」

生物の先生「おい!人の話は最後まで聞けぃ!!これでも私は、東大出身の人間として超エリートな

      ありがたい先生だぞ!!!」

副会長「生徒会長、いい加減、変なお友達を連れてくるのはやめてください。

    迷惑ですし、邪魔です。」

会計 「うわぁ・・・今回、僕もそれは同感です。」

生物の先生「なんだとぉ!!!貴様会計は、どんなに頭のいかれた者でもフォローするのが

      役割であり、存在意義だろうが!!!!!私を助けろ!!!!!!」

会計 「この先生最悪だよ!!!生徒の存在意義を、勝手に決めやがったよ!!!!!」

書記 「生徒会長。今日は中止でもいいんじゃないでしょうか?」

生徒会長「おっ、たまにはいいこと言うな。え~、それじゃ、今日の生徒会活動は中止とします。

     みんなー、気をつけて帰れよー?」

生物の先生「ま、まて! 貴様ら、せっかくこの超エリートが来てやったのだぞ?!

      質問とか尊敬の言葉とか崇拝とか、色々あるだろうがぁぁぁぁぁ!!!」

会計 「この先生、なんか人間として根本的に間違ってるよ!!!

    だれだよ、こんな壊れた奴を先生にした奴!!!!」

副会長「里川君。今はね、テストの点数がよければ、こんな性格の破綻したカスみたいな人間でも

    先生になれちゃうのよ?覚えておいてね。」

会計 「副会長。けど、こんなナルシストの塊みたいな人を先生にだなんて・・・。

    いくらなんでもあんまりじゃぁ・・・・。」

生徒会長「いいんだよ。こんな奴でも、教員免許もってるんだから。

     適当に相手をして、点数もらえば。」

会計 「いや、今適当に相手もしてないし、それどころか相手をしたくなくって

    生徒会活動を注視にしましたよね?!」

書記 「こんなの、相手をするだけ時間の無駄です。一緒に、同じ大気を吸い込んでいるだけでも

    吐き気がしているのに。」

生物の先生「き、貴様らぁ!!!さっきから聞いていれば、私に対する侮辱ばかり!!!!

      くやしい!!!!!

      こうなったら、私と勝負をしろぉ!!!!!!」

会計 「あ~あ・・・なんか、怒っちゃいましたよ?

    どうするんですか?」

生徒会長「どうするといわれてもな。今日の活動は中止だし。このまま、帰ってもいいんだけど。」

副会長 「うふふ・・・。生徒会長、ここは私にまかせてください。」

生徒会長「おおっ!行ってくれるか、副会長。安心しろ、お前の骨は拾ってやる。」

副会長 「生徒会長に拾われるくらいだったら、自分で拾います。」

書記  「むしろ、生徒会長の骨を捨てたほうが・・・。」

会計  「なんで死ぬこと前提なんですか!!!」

生物の先生「やるのか!やらないのか!?はっきりしろ!!!」

副会長 「うふふ・・・せっかちな先生ね・・・・・・。」

会計  「・・・副会長、大丈夫でしょうかね・・・。」

書記  「大丈夫だと思いますよ。だって、副会長・・・。」

生徒会長「あの佐々名が、哀れだと思ったのは初めてだぞ。」

会計  「?・・・どういう意味ですか?

     あっ!副会長が、佐々名先生の乗ってきた変な物体に・・・

     ・・・・・・先生と、どこかに行っちゃいましたね・・・。」

生徒会長「終わったな。佐々名の奴も。」

書記  「生徒会長。死んだ人のことをいっても仕方ありません。

     早く帰りましょう。」

生徒会長「それもそうだな。今日は、来客があるから、自由時間にしようとしてたんだが。

     手間が省けたな。」

会計  「いや、なんで佐々名先生を殺してるんですか!!!

     つーか、あんた元々今日の活動やるつもりなかったんですか?!」

生徒会長「さあ~~~。」

会計  「さあ~~~、って!!!なんて無責任な生徒会長なんだ・・・。」


 こうして、結局わけの分からないまま今日の生徒会活動は終わった。

後に分かったことだが、佐々名先生はこの日の一週間後に、隣町の川岸で発見されたらしい。

佐々名先生はテレビの取材にたいして、「悪魔が!悪魔がぁぁぁぁぁぁぁ!!」と、

狂気的なまでのビビリな姿をさらしていた。

 世間では、ノイローゼになり、それからみえた幻覚によって川に落ちたのではないかと結論付けられた。

しかし、僕は知っていた。

先生は、ノイローゼなんかじゃない。犯人は・・・。

副会長 「あらまあ、怖いわねぇ~。あの先生、ノイローゼですって。」

生徒会長「・・・・・・。」

書記  「・・・・・・・・。」

会計  「・・・・・・・・・・・。」

会計(・・・副会長にだけは、逆らわないようにしよう・・・)


 これも、後から分かったことだが、どうやら副会長は、殺人体術の達人だったらしい。


生徒会長「って、今回はこれで終わりかよ。後半、ほとんど会計しかしゃべってねえじゃん。」

会計  「あんたな・・・。」

生徒会長「というわけで、次回からは゛生徒会長探偵゛の始まりだ!!!

     みんな、見てくれよな!!!!!!」

会計  「やらんわぁぁぁぁぁぁ!!!!」


やっと、三話です。(--:

これからも、がんばります!

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