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11.SSだけしかわからない

 そんなこんなで半年ちょっとが過ぎて。

 メインの連載ものはそろそろ20万字ぐらい。

 ここでは序の口みたいである。みんなすごい。



 結局のところ。

 郷に従おうとしたら、郷が分からず、変な所に分け入ってしまったので。

 あとはもう、過去に培った経験であれこれ書く他なくなった。

 実質的SSを、ここで小説風に仕立て上げるしかない。

 でもまあ、それでいいやという感じになってきた。



 SSの経験。

 果たしてちゃんと武器になってるのか、もしくは呪いの装備になっているのか。後者な気がしないでもない。

 でもまおゆうの人も確かSS出身だし、なんとかなるかもしれない。なんとかなるだろう。なんとかしてくれ。

 そもそもこれしか知らないんだから、武器にするしかない。どうせ外せないだろうし。






 苦悶しながら、よくわからない中で。

 もしや面白くないのではという疑念からは目を背けながらも。

 なんとか楽しみながら、書けている。ここは本当によかった。

 投稿時は悲しいけれども、きっと慣れる。いややっぱ慣れないかもしんない。多分慣れないこれ。



 この文章も。

 覚書程度に書いてみたら、妙に楽しくなってこんな分量になってしまった。

 こんなのも書くのか自分。いままで知らなかったよ自分。未知だよ自分。

 っていうかエッセイジャンルなんてあったんだなろう。すごいよなろう。

 思わず投稿してみちゃったよなろう。いいのかなこれ。いいんですかこういうの。





 思えば。

 趣味を見つけようとして、結局は書くという方向へ行き。

 新たな場所で過去の癖に囚われながら、それでもなにか書いている始末。



 そんなに書くのが好きだったとは。

 しらなかった。随分ご無沙汰だったけども。

 ずっと無趣味だと思ってたけど、ちゃんと趣味あった。



 VIPという掃き溜めで、初めて作品を投下したくっだらない体験が、今でもこうして続いてるんだと思うと。

 アホみたいな思い出なのに、妙に感慨深い気持ちになってくる。







 いややっぱ冷静になってみるとひっどい経験だよ。どうしようもないよ。

 青春の膨大な時間をドブに捨ててるよ。今なお継続中だよ。

 どうしようもない人間になってしまった。なんということだ。たすけて。



 でもまあ、たのしいんだからしょうがない。

 いずれ飽きるのかもしれないけれど。

 飽きるまで楽しめれば、それでいいんだと思う。




「もしかしたら、元VIPPERもいっぱいいるのかな」




 新ジャンルとか、ブーン系とか、やる夫系とか。

 そこで書いてた人達も、ここにいたりするのかな。いるんだろうな。

 そこで読んでた人達は、ここでいろんな作品探してるのかな。





「読者にいたら、ちょっとうれしいなあ」





 そういう人達が、仮に自分のを読んでくれたら。それこそ本当に感慨深い。

 時間も場所も変わったのに、書いてる人間と読んでる人間は同じ。ドラマチックだ。

 もし読者にいたとしたら。それは随分と。なんというか。本当にいいなあ。



 もし、そんな人達が読者にいたら。

 いてくれたら。



























「ブロックして通報しなきゃ……」




 あいつら全員荒らしみたいなもんだからな。根絶やしにしないと。

 そう決意しながら。なんだかよく分からないまま。

 飽きるまでは、書くんだろうと思う。

 幸い、まだ飽きてはいない。




 【終】



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