YouTubeドラマ意味怖シリーズ～残業帰り
初めまして、夢野カケラです。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです（BGMのみ）。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル：（仮）残業帰り
▼登場人物
●常盤裕子：女性。30歳。独身OL。
●夢野百合子：女性。30歳。裕子の同僚で友達。
●同僚や上司：男性女性含む。20～40代。一般的なイメージでOKです。
●権藤武文：男性。40歳。裕子のストーカー。本編では「男」等と記載してます。名前・年齢不詳の形でお願いします。
▼場所設定
●IT企業：都内にある。裕子達が働いている。一般的なイメージでOK。
●街中：レストランや街中など一般的なイメージで。
●電車の駅：一般的なイメージでお願いします。
NAは常盤裕子でよろしくお願いいたします。
（イントロ＋メインシナリオ＋解説：ト書き・記号含む＝2505字）
イントロ〜
皆さんこんにちは。
皆さんは普段、電車をよく利用しますか？
公共施設や乗り物と言うのはいろんな人が利用するので、
そこで起きる意味怖エピソードもいろいろです。
メインシナリオ〜
ト書き〈会社帰り〉
私の名前は常盤裕子。
都内のIT企業で働いてる独身OLだ。
裕子「おっつかれ様で〜す♪」
同僚「お疲れさーん」
裕子「（やった♪今日は久々に早く帰れそう）」
ここんとこずっと残業続きで、
帰りがかなり遅くなる日が多かった。
でも今日は仕事がとんとん拍子に片付き、
久々に定時で帰れそう。
そうして会社のロビーまで降りていた時…
上司「あ、ごめーん常盤君！これ急ぎの仕事なんだけど、ちょっと今日も残業、頼めないかな〜？頼むよ！他に人いなくて、君しか頼める人いないんだ」
裕子「ええ〜！？だって私、最近ずっと残業ばっかりですよぉ〜」
上司「わかってる、わかってるよ！そこをなんとかお願いしたいんだ」
裕子「はぁ〜」
確かに残業してるのは私だけじゃない。
他の同僚や上司も仕事に仕事を重ねて残業ばかり。
ふぅ、決算日が近づくと、どうしても仕事が増えてしまう。
裕子「分りましたぁ」
仕方なくこの日も残業。
でも私には問題があった。
他の人達は結構近場に住んでるからよかったものの、
私はかなりの郊外に住んでいる。
だからここ都内の会社から家に帰るまで、
かなりの時間がかかってしまうのだ。
それだけでも疲れちゃう。
（残業終わり）
裕子「ふぁ〜〜終わったぁ！」
その日も結局、かなり遅い時間に会社を後にする。
裕子「早く帰らないと〜」
そんな時…
百合子「あ、裕子ぉ！ねぇねぇ、久しぶりにどっか食べに行かない？」
なんて誘ってきた。
裕子「え〜今からぁ？そんな事してたら私、家に帰れなくなっちゃうよ」
百合子「大丈夫だよ♪帰りは家まで送ってってあげるから♪」
車通勤可のうちの会社には、
百合子は毎日、車で通勤していた。
私も免許は持ってたけどまだ車を買ってなかったので、
そんな百合子が羨ましい。
裕子「え？送ってってくれるの？」
その言葉に私はつい甘えてしまい、
日頃の鬱憤を晴らしたいのもあったので、
その日は遅い時間からでも
美味しい物を2人で食べに行く事にした。
（レストラン）
裕子「やっぱこうゆう時はさぁ、美味しい物でもたっくさん食べて、毎日のストレス全部吐き出さなきゃね〜♪ん〜美味しい！」
百合子「そうよう！だから言ったでしょ？疲れた時こそ、娯楽を沢山増やして自分を解放してあげなきゃ」
そうして舌鼓を打った後、私達は店を出た。
でもこの直後…
百合子「やっばーい！」
裕子「ま、まじで…？」
ルームライトを点けっぱなしにしてしまってた
百合子の車はバッテリーが上がって動かなかった。
百合子「ダメだぁ、JAF呼ばないとぉ…」
裕子「うっそぉ…」
なんとも悲惨な展開。
結局、家まで送ってもらう事は叶わず、
百合子は百合子でJAFを待ち、
私は私で帰路に就かねばならなくなった。
ト書き〈電車駅〉
（電話で）
百合子「ごめんね！ほんとごめんね裕子！」
裕子「ううん、もういいよ大丈夫だから♪」
そっから最寄り駅へ着き、私は電車を待つ事に。
百合子が電話をかけてきて、何度も私に謝ってきた。
でも百合子もワザとした事じゃないし、想定外の事。
それ以上、私は百合子を責めず、ちゃんと許してあげた。
でも…
裕子「はぁ。ほんと遅くなっちゃった…」
もう終電間近の電車が何本かあるだけ。
駅にはやはりほとんど人がおらず、
プラットホームに立っているのは私と数人の乗客だけ。
私は毎日の残業疲れで、待ちながら段々眠くなってきた。
裕子「あーダメダメ！ちゃんと目さまさないと！」
はぁ、眠くて仕方がない。
満腹になったし疲れもあるしで仕方のない状況だ。
（車内）
裕子「あ、来た来た、やっと来てくれたわ」
そしてようやく電車がホームに入って来る。
私はとりあえず電車に乗りシートに座った。
裕子「やっぱりほとんど人がいないわねえ」
終電間近と言う事もあり、
車内にも人はほとんど居なかった。
私が乗った時、その車両には私しか居なかった。
車内の暖かい空気。
何とか乗れたと言う安心感。
これで家から最寄りの駅に着くまでただ待てば良い。
そんな安堵感が私を包み、
私は本格的に寝始めてしまった。
ト書き〈下車駅〉
男「…もしもし？…あの、もしもし…」
裕子「ん…はっ…！」
すっかり寝入ってた私は、隣の男性に声をかけられ、
ハッと目を覚ました。
どうやら私はその男性にもたれかかって寝ていたらしい。
裕子「す、すみません！」
男「いえ大丈夫ですよ。でも凄い寝てましたね、お疲れ様です。降りなくていいんですか？」
そう言われて窓から外を見ると、
段々スピードが落ちてきて次の駅へ着くタイミングだ。
裕子「あ…」
次が私の降りるべき最寄りの駅だった。
裕子「あ、すみません！ありがとうございます！」
喋ってる間に電車は駅に到着し、
私はさっとシートを立ち上がり、
ガラガラの車内からホームへ降りた。
裕子「う〜良かったぁ、危うく寝過ごすところよ」
寝過ごしていたらと思うと…
私はさっきの男の人に感謝した。
解説〜
はい、いかがでしたか？
それでは簡単に解説します。
今回はラストの場面に注目しましょう。
おかしな点が2つありましたね。
1つは、ガラガラの車内なのに、
男は他の席に座らず裕子のすぐ隣に座っていた事。
他の席が空いているにも関わらず、
裕子のすぐ隣に座り、
もたれかかれるほど密接していたのは、
文字通り、男が裕子のすぐそばに居たかったから。
もう1つは男が裕子に言ったセリフです。
「凄い寝てましたね、お疲れ様です。降りなくていいんですか？」
男は、裕子が降りるべき最寄り駅が近づいた時、
裕子にこう言いました。
なぜ、裕子の降りる駅が次の駅だと知っていたのでしょう？
つまり男は裕子のストーカーで、
日頃から裕子の行動をちゃんと把握しており、
この日、終電間近の電車に乗ったにも関わらず
そんな裕子の状況にまで付き合う形で、
彼女のそばに居たという事です。
確かに状況や言葉の勢いで、今回、
男がしたような行動を取る事もあるかもしれませんが
それでも少し冷静に考えてみると
別の意味が見えてくる事もあり、
そんな人がもしそばに居たら…
少し警戒する必要があるのかもしれませんね。
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=GyAONUTW0xw&t=207s
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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