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異通者奮闘記  作者: ラク
一章:ようこそ、魔法世界へ!
9/46

魔物

いつの間にかPVが一万超えてました。

この調子で頑張りたいと思っています。

あと、一言でも感想とか指摘したい点があったらコメントしてくださると嬉しいです。


見張りを始めて4時間ぐらい経っただろうか?

ふと時間が気になり、この世界に着てからもずっと身に付けていた腕時計で時刻を確認すると深夜の1時をちょっとまわったところだった。

…たぶんだが、この様子だと向こうの世界とこっちの世界の時間の流れ方は同じのようだ。


(もうちょっとしたらアイズ起こして交代してもらおうかな?)


欠伸を噛み殺しながらそんな事を考える。

ちなみに今まで特に変わったところはなかった。

たまに夜行性の鳥だかコウモリだかよくわからない大小様々な大きさの影が空を横切ったこともあったが、特に問題はなかった。

だが、


(うん?)


ふと、変な匂いを嗅いだ気がして辺りを見渡す。

目に見えて変わったところは…特にない。

森の匂いという独特の匂いにもここに来るまでの間に慣れてしまっていたし、ここに腰を落ち着けてからも匂いは嗅いでいた。

だが、今。微妙に違う匂いを嗅いだ気がした。


元の世界でも喧嘩のとき、たまに嗅いでいた血の匂いだ。


(…嫌な予感するなぁ)


そんな事を漠然と感じながら、読んでいた本を閉じて鞄に投げ入れ、アイズを無言で揺する。

すると、慣れているのか揺すられた瞬間アイズが目を見開き、すぐに目でどうしたと無言で問いかけてくる。

手馴れた様子のアイズを見て頼もしいなと思ったのは秘密だ。


とりあえず僕は先ほど感じた感覚をなるべく小声で囁き、ちょっと辺りの様子を見てくると伝える。


アイズに様子を見に行って貰うほうが僕的には安心なのだが、万が一ここで戦闘になった場合。僕がロナを庇わなくてはならなくなる。

だが、前回の実践訓練で僕のバリアは簡単に破られるような習得具合だ。

ならば少しでも実戦経験があるアイズにロナを守ってもらったほうが安心だと思ったからだ。


「念話は使えるかい?」


「…どうだろうね?」


アイズに問われ、微妙な表情をする僕。一応知識としてやり方などは覚えてはいる。

だが、試す機会もなかったので今までやったことがなかった、なので即席で試してみる。

ちなみに念話というのは、見えない糸電話と思ってくれれば良い。糸は魔力で作り出し、それを相手に繋ぐだけだ。

ただし、あまりにも相手との距離が開きすぎると糸が途切れやすくなり、最大距離は街と隣の街の間を繋ぐぐらいが限界らしい。


(えーっと、確か自分の魔力を糸の様にイメージして、相手の顔を思い浮かべて…魔力の糸に言葉を乗せるんだったっけ?)


一応一般魔法に分類されているので簡単らしいが、相手の顔を思い浮かべるという作業が意外と難しいらしい。


『…こんな感じかな?』


『うん、これなら大丈夫そうだ。それじゃあ気をつけて』


『おう、そっちもロナのこと頼むな』


しかし、頭の中だけで会話って便利だけど変な感じだなホント。

そう思いつつ、ナイフを構えながら森の中をゆっくりと慎重に進んでいく。






20分ぐらい森の中を歩き続けたが、特に変わったところはない。

匂いも注意深く嗅いでいるけど、これも相変わらずだ。

気のせいだったのかなぁと思いながらもさらに辺りを歩いていく。


『アイズ、そっちは変わったことない?』


『こちらは特に変わったところはないな、気のせいだったんじゃないかい?』


『ん~そうだったのかなぁ…』


でも、確かに嗅いだ気がしたんだけどなぁと、そこまで思ってから違和感を感じてすぐに息を潜める。


『どうしたユキト君!』


『ごめん。ちょっと黙ってて』


僕の異変を察知したのかアイズが問いかけてくるが、答えている余裕がない。

そのままゆっくりと周囲の気配をゆっくりと探る。


(…二人?いや、一匹と一人って感じだなこれ…)


僕の現在居る場所から西南の方角に微かにだが何かの気配を感じる。

そして、足音をなるべくたてないように慎重にその方角に向かう。


「……えいっ!……」


「………ガァッ………」


足を進めていると徐々に人の声と獣の鳴き声が聞こえてきた。

僅かにだが、血の匂いもする。


(ここか?)


そう思い、さらに慎重に木の後ろに移動してこっそり覗いて見る。

まず、最初に見えてきたのは大きな狼。体長が3mはありそうな大きな狼だ。

そして、その狼の視線の先には足から血を流して座り込んでいる小柄な少女。

服装は白いローブを羽織っているせいでよくわからない。

だが、遠目から見てもわかるほど綺麗な黒髪が背中まで伸びていて女の子だということだけはわかる。


「あ…」


その様子を観察していたところ、少女と目が合った。

一瞬だけの沈黙。


「助けて!」


「っ」


その瞬間、僕は迷わず狼の目に向けてナイフを投擲していた。

すると、狼もこちらの存在に気づいたのか、顔をずらしてナイフを避けようとする…が。


「ガゥッ!?」


こちらの手のほうが僅かに早かったらしい。狼の目蓋辺りを切り裂いてナイフが地面に落ちる。


(よし!今のうちに!)


蹲る狼の横を通り抜け、急いで少女の元まで走る。

立てるか?と声をかけようとして足の怪我の酷さを見て無理だと即判断する。


「ごめん。色々言いたい事あるだろうけどちょっと我慢して!」


「ふえ?」


一瞬運びやすいお姫様抱っこしようかと悩んだが、この状況で両手が塞がれるのはまずすぎる。

同じ理由で背中に載せるのも駄目だろうと思い、小脇に抱えることにした。

少女が割と小柄だったからできる行為で、正直僕と同じ体格ぐらいだったら絶対無理だっただろう。

いや、この世界に着てから身体能力上がってるし、案外出来るかもしれないが今はどうでもいいことだ。


「逃げるよ!舌噛まないように口を閉じておいて!」


そう声をかけたあと、未だに蹲る狼に背を向けて走り出す。

まだあの狼は完全に立ち直ってない。

だが、いくらなんでも僕だけでこの魔物に勝てるとは思っていなかった。

まだまだ駆け出しの魔法使いだし、攻撃系の魔法はまだ一度も練習したこともない。

魔法を練習していないってことは発動するかも怪しいってことで、そんな状況で戦うのは無謀すぎる。

そして一番痛かったのが…ナイフを投擲してしまって回収できなかったことだ。

せめてナイフがあれば、もう少しはあの狼に手傷を負わせる事もできたかもしれないのだが…しくじったな。


「あのっ!どうして逃げるんですか!?貴方は…かなり戦闘に手馴れているように見えるんですけど!」


口を閉じておけと言ったのに声をかけてくる…一々説明するのが面倒だと感じながらも、走りながら簡単に説明することにした。


「僕はまだまだ駆け出しの初心者魔法使いなんだ。戦闘なんて全然無理だって!」


一応喧嘩の経験はあったが、これは喧嘩なんていう生易しいモノじゃなくて、生き残るための命と命を賭けた戦いだ。

そんな経験あってたまるかと思うし、やるつもりもないのが僕の本音だったりする。


森の中を走り続けていると一際大きな木があったので、根っこで転ばないように気をつけながら飛び越えて一度足を止め、少女を降ろす。

そして、気配を探ってみると徐々にだが先ほど感じた気配が近づいてきているのがわかった。


「…さすが狼。目を失っても鼻は効くか…」


これからどうするかなぁ?と自分自身の不甲斐なさに呆れながらも、少女の足の怪我に応急処置をすることにする。

あの場でもう少し痛めつけて追われないようにするぐらいはナイフが無くてもするべきだったのだが、慌てていたせいかすっかり頭から抜け落ちていた。

その事に悔やみながらもポケットに入れていたハンカチで傷口を覆い、きつくならない程度に縛って止血しながらもこれからどうするか考える。


アイズたちと合流する…というのはまずいだろう。確かにアイズやロナなら勝てるかもしれないが、今は寝ているロナがいるし、とてもじゃないがまともに戦える状況じゃない。


「…君、他の仲間は?」


もしこの少女が他の人間と一緒に居たのだとしたらその人達と合流したほうがいいんだけど…僕の命的にも。


「すいません。わたし一人です」


「…そっか。じゃあ攻撃系の魔法は使える?」


ならせめて、僕が前衛に出て後衛として少女に頑張ってもらおうかと考える。

徒手空拳になるが、元の世界でも喧嘩をしていた時は、特に武器を使っていたわけではないので多少は戦えるだろう。

だが、決め手に欠けるので後衛として少女に頑張ってもらうおうかと考えたのだが。


「一応使えるんですが、あの魔物の前にも他の魔物と戦っていたので…魔力がもう殆ど残ってないんです」


「あー…だよねぇ、でなきゃ僕に助け求めることなんてなかったもんな」


「あう…すいませんです」


本当に申し訳なさそうに言ってくる少女に「僕も似たようなもんだから気にしないでいい」とだけフォローしてからもう一度少女を小脇に抱える。

こうなったらもう逃げきるしかない。幸い、相手は手負いだからこの森を抜ければ追ってこないだろう。

なのでアイズに連絡だけしておくことにする。


『アイズ、聞こえる?』


『ユキト君!今、大丈夫なのかい?』


『まぁ、今のところはなんとかね…たださ、女の子が魔物に襲われてて一緒に逃げてる最中なんだ』


『…倒せそうにないのかい?』


『不甲斐ないことだけど、ナイフ投げちゃってて手元に武器がない』


『攻撃系魔法は…覚えてなさそうだね君』


『悔しいけどご名答。ちなみに連れの女の子も魔力切れ』


『…君、そんな状況で逃げ切れるのかい?』


『………たぶん』


まだ体力には余裕があるし、この森がどれだけ続くか検討もつかない。

だが、地図で見た限りはそこまで深い森じゃなかったはずなので、全力で走れば抜けられそうだと考えていた。

現在位置も大まかにだが把握してるし、方角を間違わなければ帝都までは行けるだろうと踏んでいる。

まぁ、問題としては…あの狼が血の匂いで追ってきてるっぽいので、いつまでも追われるんじゃないかという問題だった。

止血したとはいえ、血の匂いは簡単に消えるもんじゃないし、体に付いている匂いを追っているのだとしたら絶望的だ。


『ま、どうにかしてみるよ。だからこの森での合流はちょっと無理だと思うんだ』


『そうだね…わかった。じゃあ帝都で会おう。死なないようにね?』


『…縁起でもない言葉の応援をありがとうアイズ。一応そっちも気をつけてね』


そう返した後、魔力の糸を切る。

さて、逃げると決めたからにはもう少し相手を攻撃しておきたかった。

ある程度攻撃しておいて追撃の手を躊躇わせるためで、倒すつもりは元から無い。

だが、そうなるとこの少女をどうにかしなくてはならない。

流石に背後に庇いながら戦うのは無理がありすぎる…なので。


「飛び移れるかなっとっ!」


少し足に力を入れてその場から飛び上がってみる。

もちろん少女を抱えたままだ。


「きゃあっ?」


小さく悲鳴が聞こえたが、気にせず頭上の木の枝の上に着地する。

しかし…飛び上がってからなんだけど、僕の身体能力ここまで上がってるのかとちょっと呆然とする。

ゆうに3~4mはジャンプできたぞ?しかも女の子抱えてる上に助走なしだっていうのに…まぁこの子の体重が軽いっていうのも理由だけどさ。

まぁ、とりあえず無事に木の枝に飛び乗れたので安堵する。


「じゃあ、えっと…君はちょっとここでじっとしててね?すぐに終わるから」


「え?あ、あのっ!どうするんですか?」


すぐに少女を木にしがみつかせて、僕は飛び降りる。

上から少女が聞いてくるので、簡単に短く答える…そろそろ相手も到着しそうだからだ。


「んー?ちょっと手傷負わせておこうかと思ってね」


そう言って気配が感じられる方向に2、3歩ほど歩くと、前の茂みからガサガサという足音。

視線を向けてみると、先ほどの狼がゆっくりと近づいてきていた。

改めて見てわかったけど、先ほど投げたナイフは右目の目蓋を少し切っただけのようで、両目ともに健在だ。

せめてもの救いは目蓋を切ったせいで血が流れて右目が使えそうに見えない点ぐらいだった。

相手もこっちがやる気なのに気づいたのか警戒するように唸りはじめる。


「ガゥゥゥゥゥ…」


「…………」


この様子ならカウンターの一撃で決められるかな?そう判断して、両手を握り締めて構える。

構えると言っても拳法などをやったこともないので我流だ。

漫画やアニメなどの見よう見真似で、型も形式も何もない。


「ガァァアッ」


「ほっと」


飛び掛ってきた狼より半歩を横に避け、すれ違う瞬間アッパーカット気味に狼の胴体を殴る。

身体能力の上昇のせいか、もしくは相手の目の怪我のせいなのか、相手の動きがよく見えるので簡単に拳がクリーンヒットする。

思ったより早く片付いたな、と安心したのだが…。


「グゥゥゥ…」


「あ、あれ?」


かなり力も入れて殴ったので、一撃で沈むかと思ったのだが、大して効いてないかのように体制を立て直した狼がこちらを睨む。

おっかしいなぁ…手加減したつもりなかったんだけど?


「ガァッ」


「わったった」


さらに連続で飛び掛ってくる狼を右へ左へと避けながらも先ほどと同じように拳で打撃を加えていくが、まったく効いてないかのように狼の動きが衰えない。


(…なんかおかしいなコイツ…)


いくらなんでもおかしいと思い始める僕。

既に5~6発は胴体にクリーンヒットさせたのだが、効果がでていない。

魔物ってこんなに体力あるのか?いや、それはおかしいよなぁ…。

それに…なんか、殴った瞬間が壁を叩いたときみたいな感触がするけど…もしかして?


「あのっ!その魔物は打撃が効かない魔物なんですっ!」


「なんですと!?」


木の上にいた少女からそんな叫びが聞こえて僕は愕然とする。

打撃が効かない?おいおい、そんな特性っぽいのもあるのかよ魔物って、ナイフの予備は…もちろん無いし攻撃系の魔法は…使えないし。

…あれ?僕結構ピンチじゃね?


「ガァァァッ」


「こりゃあ、やばいな」


努力しても無駄だぞと言わんばかりに吼える狼。

その辺の木の枝を折って叩きつけても打撃として防がれるだろうし…かと言って他の刃物も持ってないし。

一般魔法の…この前使ったような氷で刃物みたいな物作れるか?…いや、ダメだ。あれは凍らせるのが目的で形の形成はほぼ無理だ。

火炎球も氷結球もスピードが絶望的で絶対無理だし…どうしよう?と考えていると少女が焦ったかのように聞いてくる。


「な、何か武器はないんですか!?」


「いやー、君を助けるときに投げたナイフだけしか持ってきてなくって…」


「そ、そんな…わたしも何も持ってませんよ!?」


「うーん。どうしよっか?」


「わ、わたしに聞かないでくださいよ…ううう、ひっく」


「ちょっ、泣くのだけはやめてくれ」


この状況で泣きたいのは僕だったりする。いや、ホント手詰まりもいいとこだよこの状況。

とりあえず、無駄に体力を浪費するわけにもいかないので必要最低限の動きだけで狼の攻撃を回避していく。


「…あ」


「お、何かいい案浮かんだか!?」


何か思いついたような少女の声に笑顔を向ける僕。

さっきから狼からの攻撃を避けてるけど、どうしようもないこの状況から一刻も早く抜け出したいと思っていたところだったりする。


「…でも、ちょっと不安なんですけど…」


「いや、この状況でこれ以上の不安も何も無いと僕は思うんだが…」


負ければ仲良くこの狼の胃袋行きだ。

案があるならなんでも試してみるべきである。

少女も覚悟を決めたのか、こちらを真剣に見つめてくる。


「…わかりました。今だけ貴方を信用します!」


「おう!頼んだぞ、名前も知らない少女よ!」


冗談半分で言ったのだが、少女が物凄く何か言いたそうな目でこちらを見つめてくる。だが、諦めたのか口を開く。


「―深紅の精霊よ、我が友の手に宿り、力を貸したまえ、炎腕フレイムエンチャント!―』


詠唱が終わった途端に、僕の両腕が赤く染まる。

赤く染まると言っても、なんだか暖炉の暖かい光を受けているような感じだ。


「…えっと、何?これ…」


「精霊…魔法の…一種…です。その状態なら…障壁が…抜けるはず…です。すいません、わたしには…これが…精一杯…みたい…です…」


ふらふらし始める少女を見て、あのままだとマズイと思い、すぐに襲い掛かってきた狼の顔面に遠慮なく本気で拳を叩きつける。

殴った瞬間。バキンッという壁を抜く音とボウゥッという炎の音と共に狼を焼いていく。


「ギャゥゥゥッ」


「うわっ、何この威力アップと、エグイ効果!」


狼の悲鳴と目前の光景に慌てて距離を取る僕。

だが、炎で少し焼かれたのと打撃が通ったせいか、大慌てで逃げていく狼。

そして、こちらも慌てて両手を振ってかかっていた魔法効果を破棄すると、すぐに木の枝の上でふらふらしている少女を地面に降ろす。


「だ、大丈夫?」


「だいじょぶ…です。ただ…魔力を…使いすぎたんで…ごめんなさい…ちょっと寝ます…」


ふらりと倒れる少女を慌てて支えると共に、健やかな寝息が聞こえてきた。

そういえば魔力使いすぎると意識が遠くなるって本に書いてあったけど…こういう事かと納得する。

ああ、だから不安がってたのか、僕がどんな相手かわかんなくてこんな状況になるのが怖かったわけね。


その事に苦笑しながらローブを外して少女にかけてから木に寄りかからせる。

そして僕もその場に腰を下ろす。


「はぁ、死ぬかと思ったよ」


とんでもない初戦闘だったなぁと実感しながら、いつの間にか出ていた額の汗を拭い、ため息を吐く僕だった。


ちょっと今までの話で手直ししたいところがいくつかあるので来週は手直しだけになるかもしれませんが、ご了承くださいませ。

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