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一枚足りない④













   一枚足りない④













そして、夏休みが来た。


とある日の夕方、有明海を望む防波堤に並んで腰掛けていた芽衣ちゃんとトシ君。夏休みですからね、芽衣ちゃんの警戒心も少し解けたようでぷらぷら散歩しながら海まで来た。少し見渡すとお父さんの松ちゃんやみんなの海苔を育ててるのが見える海。しかし、夕方には特に人影もない。今日も律儀にキャップを目深にかぶってるトシ君。対する芽衣ちゃんは夏休みらしくノースリーブのワンピース着てた。海は広いな大きいな。夏休みは時間もたっぷりあるし、しばし、海を眺めつつぼけっと満たされてたというか……。すると徐に芽衣ちゃんがゆった。


「ちょっと実験台になってくれませんか?」

「なんの?」

「そんなたいした実験じゃないですよ」

「いや、でも、先に内容については聞くよね?」

「いいから、目、瞑って」

「え……」


夕方になって暑さの引いてきた防波堤で、海風に肌をなぶられている。芽衣ちゃん、開放的な気分になったのだろうか?ちょっと、でも、それはあまりにも一気に距離を詰めすぎというか……。


「さ、目、瞑って。すぐ済みますから」

「いや、心の準備が」

「そんなんいらないですよ」


いや、いるだろ。

さっきまで平常心でしたが、一気に混乱の極みに陥ったトシくん。しかし、まぁ、素直に目を閉じました。


ピタ……


そして、その次の瞬間にものすっごい裏切られた。予定していたというか期待していたのとは別の箇所に、しかも、この感触は……なんだ?


「なに?なに?」

「うーん」


慌てて、なんかくっつけられた頬を触りながら目を開けたトシくん。間近で腕を組みながら首を傾げる芽衣ちゃん。


「ああ、ダメダメ。壊れちゃうから触らないで」

「これ、なに?」

「メイクシールって言うんですかね?」

「は?」

「ちょっと待ってください」


ゴソゴソと鞄からスマホを取り出して鏡がわりにトシくんに渡す。その中には、頬を縦に鋭く切られた自分が映っていた。


「なんじゃ、こりゃ!」

「ゾンビメイク用のシールです。貼るだけで完成」

「え?」

「ちょっと動かないでください」

「……」


手元からまた別のシールを取り出して今度は額に貼る。芽衣ちゃん、無防備にいつもよりトシ君に近いのですけど、ただ、悲しいかな、本人はただただ作業に熱中しているだけ。


「うーん」

「……」

「これはやっぱりないですよね?」


スマホで見る。今度は額に撃ち抜かれた銃弾の跡が。


「……」

「ていうか、トシ君、傷が似合わない」

「そんなの、似合う人いるの?」

「ちょっと待ってくださいね」


今度は芽衣ちゃんが自分の唇の脇にシールを貼る。口が裂けたように見える。


「これ、どのぐらいリアルに見えます?」

「うーん」

「委員長が予算にうるさいから、そこまで高いの買えないし。それに、なんかゾンビ用なので日本の幽霊用に使えるのが少なくって」


手元のシールを見ると、様々なバージョンの傷が並んでいるけれど、確かに十時の形の傷とか星形とか、西洋的な模様が多い。


「ゼラチン使ってキズを作るってのもあるんですけど」

「うん」

「お金もかからないしいいと思うんだけど、流石に当日に学校でゼラチン使ってメイクする時間的余裕はないかなぁと」


ゼラチンメイクは温めてドロドロになったのを火傷しないように冷ましながら、肌に塗って更にその上から着色して仕上げるのです。技も時間もいるのですよ。トシ君、熱心に語る芽衣ちゃんを横から眺めてた。かわいい顔の口元に傷がついてるのが痛々しいのです。


「これ、どのぐらいリアルに見えます」

「うーん」


光の当たる角度によるんだろうなぁ。そこまで立体的ではないしなぁ。その凸凹加減を確かめたくて、ついシールを撫でてしまったトシ君。


「ごめんなさい」


よく考えたら、芽衣ちゃんの唇のすぐ脇を撫でてました。慌ててパッと手を離す。しかし、芽衣ちゃん、気にしない。その後、ため息をついた。


「トシ君、似合わない」

「って」


ペリ、ペリっと剥がされた。お返しに芽衣ちゃんのシール剥がしてあげようかと思ったら、それは自分で剥がされてしまった。くそ。


「ね、細かいこと言っていいすか?」

「なに?」

「人の顔にシール貼るときにわざわざ目を瞑らせる意味ってある?」


変な誤解というか期待をしてしまったじゃないですか。すると芽衣ちゃん、めんどくさい人を見る目でトシ君を見る。この人、時々、細かいんですよ。


「人によっては」

「うん」

「稀ですがこういうものをちょっとだけ貼ることすら許してくれない人もいますから」

「はぁ」

「説明する前に貼って仕舞えば、こっちの目的は果たせますので」

「俺、別に、そんなことぐらい全然許すけど」

「じゃあ、次回はちゃんと事前に説明しますね」


こんなトリッキーな依頼に次回がありますか?

あーあー、いつになったらそういうことしても怒られない関係になれるのかなぁ。さっき、つい咄嗟に自分の手を離しちゃったけど、あのままちゃっかりそういうことしたら、芽衣、怒るだろうか?

剥がしたシールと未使用のシールを鞄にしまいながら、長い髪を耳にかけ直してる芽衣ちゃんを横目で眺めているトシ君。


「何考えてんですか?」

「いや、別になんでもありません」


いや、絶対、怒る。必ず、怒る。怒って帰ってもう口をきいてもらえなくなる。ここで冷静になるトシ君。芽衣ちゃんはまた芽衣ちゃんでトシ君が何を考えているかなんてこれっぽちも気づかずに別のことを考えている。防波堤の上で足をぶらぶらさせながら海に向かってつぶやいた。


「どうしようかなぁ。また別の買って試してみようかなぁ」

「そのお金って学校から出るの?」

「自腹です」

「えー」

「そんな高くないですよ」

「でもさー」


生温かい風が海から吹いてくる。だんだん暗くなってくる空を眺めながら、他愛もない話をしているのが幸せだった。トシ君、ちょっと話の方向を変えてみた。


「すっごい頑張ってんだね」


そういうと芽衣ちゃんがヘヘヘと笑った。それはトシ君の好きな笑顔でした。


「みんなでなんかするのって楽しいです」

「みんなで?」

「うん」


それからそっと俯き、控えめに微笑む。普通の言葉、普通の会話。トシ君じゃない他の子が聞いてたら、そこに込められた様々な意味など見過ごして次へゆく。芽衣ちゃんだってそういうふうに見過ごされたいと思ってるでしょう。ただ、トシ君は芽衣ちゃんのいろんな事情を聞いてしまいましたから、芽衣ちゃんが感じているのと限りなく近い重さで、その楽しいという気持ちを感じた。きっと本当にすっごい楽しいんだなって。


芽衣は、そこで、1人であることを望むだろうか。僕がそこに並んで一緒に喜ぶことを嫌がるだろうか。


「よかったね」

「……」


それでも隙さえあれば、そこに入り込んでゆくんですけど。自分は。


傍でじっとトシ君をやや見上げる芽衣ちゃん。悲しいかな、無表情で、喜んでるのか怒ってるのかさっぱりわからないぜ。しばらく粘ったのだけれど、


「すみません」


結局、また、謝ってしまった。そして、自分の手を引く。トシ君ね、よかったねと言いながら芽衣ちゃんの髪撫でてたんですけど、これ以上したら嫌がられるのかどうか、あの鉄壁の無表情からは読み取れませんでした。


「あれ、トシ?」


そして、別に全然待ってもない声が後ろから聞こえる。無視してやろうと思って聞こえなかったふりをした。


「あれ、人違い?トシじゃないのかな?」


クー!この人、ほんとに、無駄なところでしつこいんだからっ!トシ君、諦めてクワッと振り返った。


「空気読めよっ!圭介!」

「あ、やっぱトシだ。偶然だなぁ。なんでそんな帽子かぶってるの?一瞬わかんなかったぞ」


自転車に乗って通り過ぎざまに気づいたのでしょうか、またがっていたのを降りると、降りた自転車をその場に置いて、防波堤によじ登ってくる。空気はゼンッゼン読んでない、読んでないぞ。それでこそ圭介君だ。


「なんでこんなとこに出没するんだよっ」

「ん?」


そして、トシ君、芽衣ちゃんがさぞ嫌な顔をしてるだろうと傍を見て、唖然とした。


「え……」


忽然と姿を消してたんですよ。芽衣ちゃん。慌てて辺りを見渡す。いないんですけど……。


チーン


「どうした?トシ」

「さっきまでここにいた、芽衣がいないっ」

「何言ってんの?お前、1人だったよ」

「はぁ?」


テラリラ、テラリラ、テラリラ……*9


本当は別のBGMが正しいはずである。和風で行きたいところだ。しかし、あえてこのBGMで行こう。


「な、お前、暇か?せっかく会ったんだから、どっか行こうぜ」

「え、いや……」


現在、昔で言うならばXファイル*10みたいな物語に突如入り込んでしまってるトシ君。いや、俺はそっち系のキャラではなかったはずなのに、いつの間にホラーに出演してるんだ?話が違うぜ。


慌てて芽衣ちゃんに電話をかける。


トゥルルルルル、トゥルルルルル……


出ない。


そして、こっからどのレベルのSFに移行するんだ?と不安になるトシ君。今までそっち系の話じゃなかったのに、突然、俺だけが芽衣を知っていて、他の人の記憶の中には中村芽衣なんていないみたいな?そんな方へ展開しちゃうんだろうか、この話は。無理があるぞ!


「な、圭介」

「なんだ?」


ガシッと傍の圭介君の肩を掴むトシ君。


「中村芽衣って知ってるか?」

「知ってるぞ」


……とりあえず、そのレベルのSFではないわけだ。ある程度、安心するトシ君。


「さっきまでここにいたのに」

「え?」

「俺、今日、夢でも見てたの?」

「しっかりしろ、トシ。電話してみろよ」

「出ない」

「ええっ?」


テラリラ、テラリラ、テラリラ……

夏の夜、海辺で男子高校生2人、若干の、Xファイル案件に片足を突っ込む。


「もう一回電話かけてみろよ」

「いや、しつこくかけたらストーカーみたいだし」


しかし、現実感覚もまだ抜けない。


「いや、なんか怖いぞ。中村だろ?気になるから、かけろ」

「ええっ」


トシ君のテラーに巻き込まれた圭介君。そう言われれば芽衣ちゃんってなんだかホラーの似合う人。女子高校生、海辺から忽然と消える。或いは、その日、その女子高校生だと思って会っていたのは本人とは別の、物体だった!!


「とにかくもう一回、かけろ」

「うーん」


海辺でしばらくすったもんだした。


***


ちなみに事実はこうである。トシ君と芽衣ちゃんは防波堤に座っていて、圭介君が下から見上げた時、ちょうど芽衣ちゃんがトシ君の体に隠れて死角になっていて、圭介君からは見えなかったんです。


そして、圭介君の声が背後からかかったその瞬間に、音もなく座っていた防波堤から海側にストンと飛び降り、それから、少し離れた消波ブロック(あの三角っぽいやつ)の陰に自分をひそませる。2人が話しているのを聞きながら、さらに一つ二つと離れたブロックの陰に移りました。かんかん照りの昼間ならチラリと動く際に白いワンピースが目に入ってすぐバレていたでしょう。しかし、夕闇に沈んでゆく暗い中、また、トシ君、プチパニックになってしまっていて、冷静になって探せば見つけられるものも見つけられない。


この時、トシ君が電話をかけてきた。幸いにバイブにしてあったので気づかれない。


電話に芽衣ちゃんが出なかったせいで更にパニックになってる2人を尻目に、冷静着実に徐々に距離を取り、十分に離れたところで海側から道路側に降りると、1人さっさと帰ってしまいました。忍者か?芽衣!


そして、更に小一時間ほど経ってまたかかってきた電話に芽依ちゃんが応じるまで、かわいそうなトシ君はテラリラ、テラリラ、の世界にいた。


***


そして、夏休みは終わった。夏休みが終わって休みボケなんてしてはいられない。あれよあれよと学祭が迫ってくるからである。でもね、これを読んでいるかもしれない中年の皆さん。アリナミンDX*11などのCMを真剣に眺める(これは本当に効くのだろうか?)年代の中年とは違い、10代の人たちは休み明けに薬のお助けなどなくても基本シャッキリするものだ。


「それではー」


この学祭イベントを迎えるにあたり、少し人間的に成長したかもしれない吉田君がメガネをきらりとさせつつ声を張り上げる。


「あの、今までの経過で見積もった経費予算なんですがー」


金の話からサクッと入る。お前、ほんとに学生か?まぁいい。


「で、まぁ、それなりにお金がかかっていてー」


ガヤガヤワイワイ


皆、ちゃんと聞かない。夏休み何してた?的なノリで盛り上がっとるぞ。にしても吉田は夏を越したのにあおっちろいな。塾の夏期講習にでも行っていたのだろうか。


「皆さん、しっかり聞いてください。赤字が出たら、みんなで負担しなきゃいけないんですよ」

「……」


そこで声を張り上げた吉田に、みな、ちょっと渋々と静かになりました。吉田としてはですね、後で、おめえ、ばか、聞いてねえよ。なんで俺らが金出さなきゃあかんのだよと文句を言われる前にですね、説明責任を果たそうとしてたわけです。


「南さん、ここ、ちゃんと板書してください」

「はーい」


ちなみに、口頭でのみの許諾は後々言った言わないになりますから、板書させた後にノートにきちんと記録として残すことが肝心です。吉田、お前、ほんとに学生か?


「それで、当日の集客ですが……」

「シューキャク……」


なんだか株式会社的なノリになってきたぞ、俺ら高校生だがな……、突然、ほええと埴輪のポンコツになるクラスメート。吉田君、皆さんのおつむの具合というか、ノリの悪さに困る。それで、吉田と同じ立ち位置で考えてくれると言ったら、この人。


「ね、中村さん」

「……」


中村?


埴輪になったクラスメートがざっとこちらを見た。芽衣、びびった。


ブンブンブンブン


首を振った。みんなの前で目立つのは望むところではない。それで、匙を戻された吉田君、ため息をついた後にもう一度、埴輪に向かって言葉を選びつつ説明をする。


「1日目も、お客さんをできるだけ呼び込むために、幽霊役の人と宣伝役の人と二人組で校内を歩き回ってもらいます」

「へー」


なんかすげえ、さすが学級委員長、よく考えてるなと埴輪が感心する中で、不満の声を上げる人もいる。


「えー、それって中のお化け役もして、校内も歩き回るの?大変じゃん」


お化け役の人、瑞樹ちゃん。労働というのはね、不公平感を感じさせるとあかんのですよ。どうしよう、と困った顔でもう一度芽衣ちゃんを見る吉田君。もともとこの案、芽衣ちゃんから出てるのでね。すると、芽衣ちゃんとはまた別の方向から声が上がる。


「当日まで何もしないんだから、そのくらいして当たり前でしょ」

「はぁ?」


やっぱりこの人、和風美人、山口詩乃。


「そういう詩乃は当日、何やんだよ」

「わたしは茶道部でも、係があるんです」


睨み合う女子と女子。無法地帯、1B。芽衣ちゃん、それを見ながらハラハラしてた。せっかくみんなでお化け屋敷をやるのだから、成功させていい思い出にしたかったんです。


「あ、あのっ」


みんなもだんだん慣れてきた。また、中村さんが何か言うなと。例によって例の如くガタガタと無駄に机と椅子を鳴らしながら立つ。自分がモタモタしている間をクラス全員が待ってると思うと気が重い。


「わ、わたしが……」

「そーよ、あなたたちがやらなければ、中村さんがやるからいいじゃない」


話し始めた芽衣ちゃんを遮って、瑞樹ちゃんに言い放った詩乃ちゃん。その詩乃ちゃんの言い方とか口調が、今まで黙ってた春菜ちゃんの癇に触った。座ったままで真っ直ぐ吉田君をぎっと見た春菜ちゃん。よく通る声で呼んだ。


「委員長」

「はいいっ」


なぜかびびっている吉田君。


「話はよくわかったんだけど、なんか外から言われるのはやなんで」

「はい……」

「わたしたちに任せてくれる?できる範囲でやるんで」

「あっ、はい……」


それから、座ったままで横をびっと見る。バチっと詩乃ちゃんと春菜ちゃんの視線が絡む。どっちも負けてないぜ。困ったのはその他大勢の埴輪クラスメイトだ。どうして詩乃ちゃん、今回に限ってこんな頑張っちゃうのかしら?ハラハラとする。春菜ちゃんに楯突くような人じゃなかったと思うのだけれど……。


「そ、それじゃ、あの、頼んでた録音の方は……」


すっかり腰砕けな吉田君、汗を拭き拭き次の議題へ……。立ち上がっていた女子たちがゆっくり座った。殺気がまだ充満してるぜ。


「吉本さん」

「あ、できたんだけどー、うーん、ちょっと聞いてもらえる?」


演劇部所属の吉本さんが、スマホ片手に前の方に出てくる。


「この音量でみんなに聞こえるかなぁ」


最大音量でみんなに聞かせる。


「なんか自分的にはイマイチっていうか、わたし、こういうの向いてない気がするんだけど」


そして、番町皿屋敷のナレーションが入る。ボソボソと陰気に高くなったり低くなったりしながら、皿屋敷のあらすじが語られる。


「いや、さすがじゃない?いいんじゃないの、上手上手」

「そお?」

「そういえば、これだけじゃなくてさ、井戸から出てくる時の声も必要なんじゃないの?」


忘れてた。そうそう。一番大事な音源は、井戸から出てくるお菊が恨めしげに呟く


いちまーい、にーまーい…


あれである。


「それも吉本さんがやってよ」

「そう?」


話がまとまりそうになっていた時、思いがけず横槍が入った。


「あー、それさ」


みんな声がした方を見た。先程まで大いなる殺気をあげてた春菜ちゃんではありませんか。ちょっとまたクラスの雰囲気がピリッとしたよね。


「芽衣がやっちゃダメ?」


それでみんな中村さん?と思って、芽衣を見た。芽衣ちゃん、たじろぐ。春菜ちゃん、芽衣ちゃんのことほっといて瑞樹ちゃんを見た。


「ね、瑞樹」

「ん?あ、あー」


それで、瑞樹ちゃん、思い出した。この前、芽衣のほんのワンフレーズで背筋が凍ったことを。


「なんか、芽衣、うまいんだよ。すっごい」

「そうなの?」


またまたみんなの視線が芽衣ちゃんに注ぐ。芽衣ちゃん、更にちっちゃくなってました。春菜ちゃん、そんな芽衣ちゃんをほっといて話をまとめてしまう。


「うまくできなかったら、吉本さんがやるってことでさ。ちょっとやらせてみて、ね、委員長」

「ああ、はい」


春菜ちゃんが言い出したら、大抵のことはその通り決まるのである。


*9 トワイライトゾーンのテーマ

トワイライトゾーンはアメリカで1959年から1964年まで放送されたSFテレビドラマ(Wikipedia参照)


*10 Xファイル

1993年から2002年にかけてアメリカで制作されたテレビドラマである。超常現象をテーマにしたストーリー展開。


*11 アリナミンDX

アリナミン製薬製造の疲労回復剤。働き盛りの中国人にもその名前は轟いており、日本帰ったら買ってきてと言われたぞ

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