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おまけ〜ボーイズトーク、少しルカ〜


 【ルカと出会って3ヶ月めのある日】


「今日もルカが可愛かった」

「本人に言え」 

「お前は、こんな容姿のやつに可愛い可愛いとジロジロ見られたら嬉しいか?」

「……いやだな」

「だろう? 毎日大変なんだ! いい匂いがするから抱きしめたくなるし!」

「匂いがわかるなら、前よりは距離は縮まってるじゃないか」

「……嫌がられてないということか」



 **** 

 

 【生き返りが成功する前のある日】


「家のことをやらなくていいと言ってもやめない」

「やらなきゃ追い出されると思ってるかもな」

「そんな訳ない!」

「本人に言え」

「……そばにいるだけでいい、なんて言えるか?」

「本人に言え」

「もっと一緒にいたい」

「本人に言え」

「……そういえば、前の墓守りが死者復活の術式を研究してなかったか?」  

「なんだ急に」

「かわりにやる者がいれば、わたしといる時間が増える」

「またバカなことを」

「本気だ。」

「それなら小屋の屋根裏にあるから勝手に持っていけ。ただ研究途中だから無理だと思うがな」



 ****


 【本編終了後の引っ越しあと】


「なんで仕事終わりはいつもうちで身体を洗って行くんだ?」

「血の匂いを消してから帰りたい」

「屋敷に女がいるからだと思ってるぞ」

「……ルカが言ったのか?」

「…そうだな」

「いつ二人きりで話した」

「剣を抜くな。それに二人きりではなかった」

「……信じるが、もうここへは来ない」

「俺は今までに一度も来いと言ったことはない」 

「またなといつも言うじゃないか」

「そういえばそうだ。俺も悪いな」



「わかったろ?」

「そうね。また私の勘違いだったみたい」

「早く帰れ」 

「…ベラさんがこっち見てるわ。墓守りさんも春がきたかしら」

「はるとはなんだ」

「なんでもない。もう行くね」





 おしまい


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