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第一話

 白い光に包まれた直後に目を開けるとそこは中世チックな街の広場だった。


 転送先は共通なようで、友達を探しているのかきょろきょろとあたりを見回している人もたくさんいる。


「それにしても人が多いな...」


 確か...冒険者ギルドに登録しないと金策に困るとか言ってたな。公式サイトの説明を頼りに冒険者ギルドを探す。


 3階建てで、外壁が赤く大きな扉の建物...っとこれか?


 赤い壁に威圧感を感じあたりを見回すと、ごついNPCであろう巨漢が入っていく建物がそこにはあった。


「...うじうじしててもしょうがないか。入ろう」


 中に入ると異世界物のラノベで定番のけんかをする酔っ払いなどはいなく、まるで役所のような静かな空間がそこにはあった。


 とりあえず目の前の窓口に話しかける。


『冒険者登録ですね。ではこちらの書類に記入をお願いします』


 すごいな人間と見分けがつかないぞ....。NPCの人間じみた表情と声色に驚きながらももらった書類に情報を記入していく。


『...はい、ではこれで冒険者登録完了です。最初はFランクから始まりAランクまであります。ランクは依頼をこなすことにより入手可能なポイントにより上昇します。万が一依頼を失敗するとポイントが減少する可能性もあるので注意してください。素材は買取カウンターで買取をしていますのでそちらで売却をしてください。何か質問はございますか?』


「大丈夫です」


『では、冒険者として冒険をお楽しみください』


≪称号『Fランク冒険者』を獲得しました!≫


 冒険者として登録も済んだことだし、クエストを受けるか。どれどれ...うん。これにするか。俺は『ホーンラビット10匹の討伐』『ウルフ10匹の討伐』の2つのクエストを受けた。そしてさっそく東門から草原へ狩りをすることにした。


 意気揚々と草原へ行くと、プレイヤーがごった返し、モンスターの取り合いをしていた。


「やっぱり推奨レベルの低いところには人が多いよなぁ...」


 北側の森にも狙いのモンスターはいたはずだ。俺は喧騒を避け森へと向かった。


 ----------------------------------------------------------------------------


 北側の森...正式名称『試しの森』へと着くと、そこにはプレイヤーは一人もいなかった。


「やっぱりこっちに来て正解だったな」


 そう思いながら鬱蒼とした森の中を進むと、不意にガサガサという音が聞こえた。


 音の聞こえるほうへ注意を向けるとオオカミがそこにはいた。


「スキル使用『鑑定』」


≪名称 ウルフ≫

≪情報が不足しています!魔物の詳細な鑑定には『生物知識』が必要となります!≫


「なっ!?」


 生物知識!?そんなもんが必要だなんて聞いてねえぞ!


 そんなことを考えているうちにもウルフの牙は迫っていている。


「クソッ!」


 ゲーム開始時から持っている『初心者の杖』を突き出すようにしてウルフの大きく開いた口の中に突っ込む。


『キャン!』という声を上げウルフの体力バーは全損した。


≪只今の戦闘結果より一般スキル『弱点攻撃』を獲得しました≫

≪只今の戦闘結果より『杖術』のレベルが上昇しました≫

≪只今の戦闘結果より種族レベルが上昇しました≫

≪ドロップアイテムを獲得しました≫

≪召喚券を初獲得しました!ヘルプに項目が追加されます≫


 はぁ...はぁ...どうにかなったが鑑定結果に動揺しすぎたな...。それにしても鑑定には知識が必要なのか。いわれてみれば当然のことか。だったら次は知識を深めるために図書館にでも行くか。なんにせよギルドのクエストを終わらせてしまおう。ペナルティーはごめんだからな。


 --------------------------------------------------------------------------------------


 初めての戦闘から30分狩りを続けて何とかウルフの討伐数は10匹を超えた。ウルフだけでなく、ほかの魔物も出てきた。例えば...

 地面に口を開け横たわり、上を通った獲物にかみつく『トラップバイパー』

 糸を吐き掛け襲い掛かってくる大蜘蛛『フォレストスパイダー』

 といった厄介な魔物と何回もエンカウントして何回も死に戻りしかけた。そんな苦行を超えてよ一時間かけて上がったステータスがこれだ。


 プレイヤーネーム バロジカ

 種族 人間Lv10

 ジョブ 死霊術師Lv1 研究者Lv1

 スキルポイント 0

 ステータスポイント 0


 HP100

 MP300

 攻撃10

 知力100

 耐久10

 器用10

 俊敏10

 幸運10


 ジョブスキル

『死霊術Lv1』『研究Lv1』『レポートLv5』

 一般スキル

『鑑定Lv3』『共通語知識Lv1』『劣化錬金Lv1』『杖術Lv6』『闇魔法Lv2』『採取Lv4』『採掘Lv1』『弱点攻撃Lv6』『弱点看破Lv3』


『レポート』は紙や筆記用具がなくても半透明なタブレットを生み出し、それにメモが記入できるといった『研究者』のジョブスキルだ。魔物や生えている草木を鑑定した結果を書き込んでいったらいつの間にかレベルが上がっていた。

『弱点攻撃』はどうやらウルフなどの生物は目や口内が弱点らしくその弱点に攻撃を加えたときに与えるダメージをアップさせるスキルだ。

『弱点看破』は出てくるウルフやトラップバイパーの口の中に初心者の杖を突っ込んで倒していったことで獲得したスキルだ。使用するとMPを5消費することで相手の弱点が円形に光って見えるようになる。


 レベルアップだけではなくアイテムも獲得している。のだが...


「召喚券?」


ヘルプを見てみると召喚券とは「テイマー系統」...つまり「テイマー」や「死霊術師」のようなジョブをメインに設定しているとドロップするアイテムらしい。

使用すると召喚券1枚につき1体、召喚獣を扱うことができると...。

今持っている召喚券は...


ウルフから「ゾンビウルフの召喚券」

トラップバイパーから「死蛇の召喚券」


がそれぞれドロップしている。


≪「ゾンビウルフ」が召喚可能になりました≫

≪「死蛇」が召喚可能になりました≫

≪ジョブレベルが上昇しました≫

≪称号「死の冒涜者」を獲得しました≫


「うぉっ!」


召喚券を使ったとたんアナウンスが鳴り響く。...って誰が死の冒涜者だよ!まだなにもしてないわ!


「疲れた...今日はもう寝るか...」


 ウルフとの遭遇率が低く、時間がかかってしまいクエストを達成したときにはもうあたりは暗かった。夜になると街の門は閉まってしまうため野宿するしかなくなってしまう。


「ログアウトするか...」


 今日はここまでにして寝よう。そう思った俺はせめてもの身の安全を守るため手ごろな木に登りそのままログアウトした。

あとがきに現在の主人公のステータスを書いていこうと思います。


プレイヤーネーム バロジカ

 種族 人間Lv10

 ジョブ 死霊術師Lv2 研究者Lv1

 スキルポイント 0

 ステータスポイント 0


 HP100

 MP300

 攻撃10

 知力100

 耐久10

 器用10

 俊敏10

 幸運10


ジョブスキル

『死霊術Lv1』『研究Lv1』『レポートLv5』

一般スキル

『鑑定Lv3』『共通語知識Lv1』『劣化錬金Lv1』『杖術Lv6』『闇魔法Lv2』『採取Lv4』『採掘Lv1』『弱点攻撃Lv6』『弱点看破Lv3』


称号

死の冒涜者

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